野山広さんの授業終了

今日の授業では、、国立国語研究所の野山広さんに国際結婚で日本人と結婚し、日本に住むようになった外国人女性について語っていただきました。日本社会に心を閉ざすケース、ボランティア活動を通じて心を開くようになったケース、日本語教室を通じて地域に貢献できるまでになったケースと、三つの事例を通じて、学生にも考えてもらう授業を展開していただきました。

グループ・ワークでは、学生一人一人に自分の「言語史」を語ってもらいました。中国語と朝鮮語がどちらも母語だった人、家の中では日本語、家の外では英語といった環境で育った人など、いろいろな言語史をもつ人が学生の中にいることがわかって興味深かったです。

今年の社会論入門は、今日で最後です。次回は、2008年1月15日に、本学教員の青山亨が「ラオス発オーストラリア経由ニッポン」という題目で国際結婚について語ります。リーディングスに収めた竹原茂著『ラオス・日本、アジアに生きる―異文化理解と国際協力の理想を求めて』の抜粋を読んできておいてください。

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