東京外国語大学 大学の世界展開力強化事業アフリカにおけるSDGsに向けた高度イノベーション人材育成のための国際連携教育プログラム(IAfP)

活動記録

2021年度

アフリカゼミ

8月3日、8月31日、10月25日、10月27日の日程でアフリカゼミを実施しました。
アフリカをテーマとした卒業論文・修士論文・博士論文のブラッシュアップを目的として開催されたこのアフリカゼミには、7名が発表者として、13名がオブザーバーとして参加しました。コメンテーターを務めたステレンボッシュ大学 (南アフリカ) のスカーレット・コーネリッセン教授のほか、現代アフリカ地域研究センターで秋学期に招聘中の教員2名、展開力アフリカに関わる教員4名も参加しました。

日時:
ハイブリッド形式 8/3 (火),8/31 (火) 13:00-14:30
オンライン形式    10/25 (月),10/27 (水) 18:00-19:30

第1回
1.アフリカゼミについて
2.自己紹介
3.発表順について
4.論文の書き方(コーネリッセン教授)

第2回
1.中村茉莉 (B4) “Transformation of Dividing System in Johannesburg”
2.花田珠里 (M2) “Is Only Development of Local Administration the Core of Building Sustainable Peace? :The Examination of the Peacebuilding Process by the Case Study of Northern Uganda”

第3回
1.渡部莉歩 (B4) “Mind Liberation by Wearing Clothes Through Sape”
2.松原優華 (M1) “The Dynamisms for Achieving Peace Agreement and Implementing it: From the Case of Sierra Leone”
3.豊坂竹寿 (M2) “The Refurbishing process of E-waste at the ‘Computer Village’ in Nigeria: the case study of ‘Tokunbo business'”

第4回
1.塩崎諒平 (M1) “Rethinking “Life”: Collections of Stories from Mozambican Migrants in Portugal”
2.Dorthea Nanghali Etuwete Shiningayamwe (D1)”An Analysis on the Implementation Gaps of the Namibian Education Sector Policy for the Prevention and Management of Teenage Pregnancy”

 

参加教員:
スカーレット・コーネリッセン教授(ステレンボッシュ大学 南アフリカ)
クウェク・アンピア准教授 (リーズ大学)、エヴァリスト・フォンゾッシ准教授 (ドゥアラ大学)
武内教授、坂井准教授、大石准教授、神代特任助教

展開力アフリカHP掲載の募集記事:http://www.tufs.ac.jp/iafp/africazemi/
東京外国語大学HP掲載の募集記事:http://www.tufs.ac.jp/student/NEWS/education/210716_3.html

展開力アフリカHP掲載の第1回・第2回を実施報告:http://www.tufs.ac.jp/iafp/africaseminarreport/

ルワンダ・オンライン・スタディツアー

8月23日~25日、9月1日~2日の日程でルワンダ・オンライン・スタディツアーを実施しました。このスタディツアーは、現地からの生中継、現地で働く本学学生との座談会、講義、プロテスタント人文・社会科学大学 (PIASS) の学生との交流を通じて等身大のルワンダに触れ、学ぶことを目的として、ハイブリッド形式で実施されました。

スタディツアーを実施するに当たり、8名の学生とプログラムコーディネーターでワーキンググループが組織されました。ワーキンググループには、PIASSからの交換留学生2名と、PIASSの卒業生で本学のPCSに在学中の大学院生1名も加わりました。6月末からスタディツアー当日まで全体ミーティングを8回、それとは別に担当別のサブグループでのミーティングを各1~3回持ち、アイディアを出し合いながら入念に準備を進めました。準備中には本学学生がTUFS紹介動画を、PIASSからの留学生が7月末の帰国後にPIASS紹介動画を作成しました。これらは4日目の交流会で上映し、とても好評でした。

また、ルワンダ・オンライン・スタディツアーの本編から派生して、9月21日に「スピンオフイベント」、12月4日に学生主催の「東京オンラインツアー」が開催されました。このように、ルワンダ・オンライン・スタディツアーは学生同士で学びを深める機会の創出にもつながりました。

本編

8/23 (月) 16:00-18:00 ルワンダ概要・キガリ市街地観光(アフリカノオト)
8/24 (火) 13:30-15:00 歴史についての講義(武内教授)
     15:00-15:10 Femme Caféの活動紹介
     15:40-16:00 アフリカに触れる(楽器・本)/休憩
     16:00-18:00 ニャマタ虐殺記念館(アフリカノオト)
8/25 (水) 13:00-14:30 座談会(在ルワンダ日本大使館勤務/本学学生 渡辺晴海さん)
9/1 (水) 16:00-18:00 プロテスタント人文・社会科学大学との交流会①
9/2 (木) 16:00-18:00 プロテスタント人文・社会科学大学との交流会②

参加者
東京外国語大学 13名
京都大学      2名
PIASS      22名

■1日目 8/23 ルワンダ概要、キガリ市街地観光(生中継)

この日はルワンダ在住のアフリカノオトのタケダさんとオンラインでつながり、まず市街地の公園からルワンダの概要をお話いただきました。その後、公園を出発し、キガリ市街地の観光にオンラインで連れて行っていただきました。途中、ルワンダ語のテキストを売り歩く青年からタケダさんが教科書を買ったり、お土産屋さんで牛の糞をモチーフにした壁飾りを見せてもらったりしたほか、KIGALIというモニュメントがあるキガリのインスタ映えスポットや、人通りの多い場所に連れて行っていただきました。最後にグループで感想や質問を話し合い、タケダさんにたくさんの質問にお答えいただきました。

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■2日目 8/24 歴史についての講義、Femme Caféの活動紹介、アフリカに触れる、ニャマタ虐殺記念館 (生中継)
歴史についての講義

内容が盛りだくさんの2日目は、武内教授による歴史の講義からスタートしました。「ルワンダのジェノサイドとそれから」というタイトルで講義をいただき、質疑応答の時間を持ちました。

Femme Caféの活動紹介

その後、本学公認サークルの学生団体Femme Caféの北條聡子さん(代表)に、Femme Caféの活動を紹介してもらいました。Femme Caféは2010年に発足し、ルワンダ産フェアトレードコーヒーの輸入・販売を通して日本とルワンダの架け橋となることを目的に活動しています。外語祭や外部のイベントに出店するほか、コーヒー・アフリカ講習会、ルワンダとの定期的な交流会を開催するなど活発に活動しているサークルです。ルワンダ・オンライン・スタディツアーの参加者には、嗅覚や味覚でルワンダを味わってもらえたらという思いを込めて、Femme Caféが販売しているドリップバッグを配布しました。

アフリカに触れる

触覚、視覚、聴覚でアフリカに触れることを目的に、トーキングドラム、木琴、親指ピアノ、マラカスなどの楽器やアフリカおよびルワンダ関連の文献に触れる時間を持ちました。対面参加者が奏でた音色をオンライン参加者に共有し、プロジェクトコーディネーターが楽器について簡単な解説をおこないました。

 

ニャマタ虐殺記念館(生中継)

アフリカノオトのタケダさんにより、ニャマタ虐殺記念館バーチャルツアーを実施いただきました。1994年にジェノサイドが起きた際、ニャマタ虐殺記念館は教会でした。タケダさん通訳の元、記念館のスタッフに館内を案内してもらい、その後質疑応答の時間を持ちました。

この日のはじめに武内教授の講義で学習したことが映像の情報で立体化し、記念館で見聞きした情報の背景が講義により補完されて理解が深まる、という双方向の相乗効果がありました。

アフリカノオト 本学オンラインスタディツアー実施報告記事

 

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■3日目 8/25 座談会(在ルワンダ日本国大使館勤務/本学学生 渡辺晴海さん)

この日は、在ルワンダ日本国大使館で勤務をしている本学学生の渡辺さんを囲んで座談会をもちました。事前に参加者から募ったトピックをもとにご準備いただき、現地の生活の様子やお仕事のことなどをざっくばらんにお話いただきました。渡辺さんがとったコロナ禍だからこその選択や、これから取り組みたいことのお話なども参加者にとってたくさんの刺激となったようです。

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■4日目 9/1 プロテスタント人文・社会科学大学との交流会①

後半2日間は、プロテスタント人文・科学社会大学との交流会を実施しました。1日目と2日目、それぞれテーマを決めて、入念にワーキンググループでミーティングを重ねながらレクリエーションとディスカッションの準備をして臨みました。

テーマ:お互いを知る
16:00-16:05 はじめのことば(武内進一教授)
16:05-16:15 東京外国語大学の紹介動画
16:15-16:25 プロテスタント人文・社会科学大学の紹介動画
16:25-16:35 自己紹介ゲーム
16:35-17:05  レクリエーション(〇×クイズ)
17:05-17:25 文化紹介&自己紹介(写真・名前の由来)
17:25-17:55  ディスカッション
17:55-18:00 まとめ

ワーキンググループのメンバーが作成した本学、PIASSの動画を視聴した後、Zoomのブレイクアウトセッションを利用した自己紹介ゲームを実施しました。レクリエーションとして参加者が1名ずつクイズを出題して〇×ゲームをおこなった後、グループに分かれて写真を用いた文化紹介と自己紹介をしました。最後にこの日のテーマ「お互いを知る」に即した内容で、グループに分かれてディスカッションをしました。

 

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■5日目 9/2 プロテスタント人文・社会科学大学との交流会➁

テーマ:文化交流
16:00-16:05 交換留学、展開力アフリカについて
16:05-16:15 元留学生・留学予定の学生からひとこと
16:15-16:35 絵しりとり
16:35-17:00 脳トレ
17:00-17:55 ディスカッション
17:55-18:00 おわりのことば (佐々木先生)

ルワンダ・オンライン・スタディツアーの最終日でもあるこの日は、PIASSとの交流会の2日目でした。まずプログラムコーディネーターが本学における交換留学や展開力アフリカのプログラムについて説明した後、元留学生のアンリさんとテンボさん、これからPIASSに留学予定の福島さんから一言もらいました。アンリさんとテンボさんは「一番印象に残ったこと」、福島さんには「一番楽しみなこと」を話してくれました。グループに分かれて絵しりとり、脳トレをした後、この日のテーマ「文化交流」に沿ったトピックでディスカッションをおこないました。最後にPIASSの佐々木先生におわりのことばをいただき、閉会となりました。

交流会の中や事後に参加者同士でSNSなど連絡先を交換しました。学生たちの交流は今も続いており、今後も続いていくことを願っています。

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スピンオフイベント 

9月21日(火) 16:30-18:30

16:30-17:30 ルンディ語とルワンダ語のレッスン (Elie Rodrigue Icishatse)
17:30-19:15 フイエ・オンラインツアー (福島黎、Henri Fabrice)

スタディツアー本編から派生して、スピンオフイベントを実施しました。
まず、PIASS卒業生で、現在本学のPCSに在籍しているRodrigueさんによるルンディ語とルワンダ語のレッスンがおこなわれました。Rodrigueさんはブルンジ出身のため、ブルンジで話されているルンディ語とルワンダ語を両方話すことができます。それぞれの違いを説明してもらった後、ワーキンググループで用意した例文・単語リストに沿って言語を学び、例文を練習しました。最後に質疑応答の時間を持った後、次のプログラムに移りました。

次のプログラムでは、ルワンダ・オンライン・スタディツアーが終了した直後からPIASSに留学したモンゴル語科3年の福島さんによる現地からの報告と、福島さんとHenriさんによるフィエ・オンラインツアーがおこなわれました。PIASS近くの福島さんの自宅を出発してPIASSを通り、フィエ市街地に着くとスーパーや市場でお店のひとと会話をしながら売られているものを紹介してもらいました。友人がツアーを実施することで、よりフィエを身近に感じられるイベントとなったようです。

参加者 10名

ルワンダ・オンライン・スタディツアー参加者交流会

2021年11月末~12月頭にかけて、コーディネーターがPIASSに出張しました。
その際、ルワンダ・オンライン・スタディツアーに参加したPIASSの学生と交流会を持ち、学生から預かったお土産を渡したり、学生が在籍するフラメンコサークルの動画を上映したりしました。

参加者:10名

東京オンラインツアー

12月4日(土) 16:20-17:20 (岩本早耶香さん)

ワーキンググループメンバーとして参加したフィリピン語科4年の岩本さんは、ルワンダ・オンライン・スタディツアーを題材にした卒論に取り組まれました。卒論のためのインタビュー協力者への感謝の気持ちを込めて、岩本さんが東京オンラインツアーを実施しました。この企画についても卒論で取り上げられたようです。
ツアーは、南町田グランベリーパークに隣接する鶴間公園を中心におこなわれました。ツアーは岩本さんが協力者と一緒に、自動販売機でのジュースの購入、テニスラケットでのパフォーマンスなどを挟みながら公園を案内するという内容でした。ツアー中はチャットで質問や参加者同士のやりとりが活発に交わされ、インタラクションが多いツアーとなりました。
参加者:PIASS 19名 本学7名 (うち教員2名)

 

展開力アフリカHP掲載の募集記事:http://www.tufs.ac.jp/iafp/rwandastudytour/
東京外国語大学HP掲載の募集記事:http://www.tufs.ac.jp/student/NEWS/education/210716_2.html

展開力アフリカHP掲載の1~3日目実施報告:http://www.tufs.ac.jp/iafp/rstreport/
展開力アフリカHP掲載の4~5日目実施報告:http://www.tufs.ac.jp/iafp/rstreport2/

 

国際合同コンフェレンス:ASC-TUFS創設5周年記念国際シンポジウム

11月3日(水)・6日(土)の日程で、本学の現代アフリカ地域研究センターおよび西東京三大学連携事業と共催のASC-TUFS創設5周年記念国際シンポジウムを実施しました。

シンポジウムでは、政治、移民・難民、経済・開発、生態学、宗教をテーマにした5つのセッションを通じて、現代アフリカにおける各状況の議論がおこなわれました。大学院生・若手研究者を対象にしたネットワーキング・セッションも持たれ、活発なネットワーク構築の場として活発な意見交換がなされました。

日時:2021年11月3日(水・祝)・6日(土)
12:00~18:20(日本標準時)/3:00~9:20(グリニッジ標準時)
会場:対面(東京外国語大学 本部管理棟2階大会議室)&オンライン
使用言語:英語
参加費:無料

プログラム:

2021年11月3日(水・祝)
開会の辞(12:00 – 12:05 <日本標準時> / 3:00 – 3:05 <グリニッジ標準時>)
セッション1:若手アフリカ研究者ネットワーキングセッション
(12:05 – 14:00 <日本標準時> / 3:05 – 5:00<グリニッジ標準時>)
セッション2:TICAD8 に向けてアフリカ・日本関係を考える
(14:10 – 16:10 <日本標準時>/ 5:10 – 7:10 <グリニッジ標準時>)
報告者:
武内 進一(東京外国語大学/アジア経済研究所)
クウェク・アンピア(リーズ大学<英国>/東京外国語大学)
アデケェ・アデバヨ(ヨハネスブルグ大学<南アフリカ>)
コメンテーター:
スカーレット・コーネリッセン(ステレンボッシュ大学<南アフリカ>)
高橋 基樹(京都大学)

セッション3:サハラ以南アフリカにおける越境移動
(16:20 – 18:20 <日本標準時> / 7:20 – 9:20 <グリニッジ標準時>)
報告者:
中山 裕美(東京外国語大学)
村橋 勲(東京外国語大学)
フランク・アヒムビシブウェ(ムバララ科学技術大学<ウガンダ>)
コメンテーター
エリア・オロウォ・オニャンゴ(マケレレ大学<ウガンダ>)
杉木 明子(慶応義塾大学)

2日目 2021年11月6日(土)

セッション4:市場経済の中のアフリカ
(12:00 – 14:00 <日本標準時> / 3:00 – 5:00 <グリニッジ標準時>)
報告者
坂井 真紀子(東京外国語大学)
出町 一恵(東京外国語大学)
クリスチャン・オチア・サメン(名古屋大学)
コメンテーター
シンプライス・アソング(アフリカガバナンス・開発研究所<カメルーン>)
峯 陽一(同志社大学)

セッション5:現代アフリカにおける生態学と社会・政治
(14:10 – 16:10 <日本標準時> / 5:10 – 7:10 <グリニッジ標準時>)

報告者
大石 高典(東京外国語大学)
桐越 仁美(国士舘大学)
エヴァリスト・フォンゾッシ・フェドゥン(ドゥアラ大学/東京外国語大学)
コメンテーター
ドゥニ・ジャン・ソンワ ( 国際森林研究センター<カメルーン>)
パパ・サイロウ・サール(国際農林水産業研究センター)

セッション6:現代アフリカ社会の宗教多元主義
(16:20 – 18:20 <日本標準時> / 7:20 – 9:20 <グリニッジ標準時>)

報告者
マーロース・ジャンソン(ロンドン大学SOAS<英国>)
村津 蘭(東京外国語大学)
松波 康男(明治学院大学)

コメンテーター
近藤 英俊(関西外国語大学)
フランシス・B・ニャムンジョ(ケープタウン大学<南アフリカ>)」

参加者:
セッション1:79名(対面20名、オンライン59名)
セッション2:65名(対面15名、オンライン20名)
セッション3:70名(対面15名、オンライン55名)
セッション4:68名(対面20名、オンライン48名)
セッション5:55名(対面15名、オンライン40名)
セッション6:60名(対面17名、オンライン43名)

現代アフリカ地域研究センター ASC-TUFS創設5周年記念国際シンポジウム掲載記事 http://www.tufs.ac.jp/asc/events/others/2111035thIntlSympo.html
展開力アフリカ 参加者募集記事 http://www.tufs.ac.jp/iafp/jp-20211103-intl-symposium/

2020年度

日本語集中授業

2021年2月18日(木)、2月19日(金)、2月25日(木)の日程で、初級・中級の日本語集中授業を実施しました。この授業は、PCSの「サバイバル日本語」の授業とコラボレートし、セカンドステップという位置づけでおこなわれました。

この授業で主眼としたのは、留学生からリクエストのあったオーラルコミュニケーションのブラッシュアップです。日本語を母語とする本学学生にも協力してもらい、Zoomブレイクアウトセッションの機能を利用して少人数での例文演習・自由会話を複数回おこないました。コロナ禍における学生同士の貴重な交流の機会にもなり、今後も交流が続いていくことが期待されます。

2月18日(木) 2月19日(金) 2月25日(木)
受講生 協力者 受講生 協力者 受講生 協力者
中級 (10:00-11:30) 4 6 3 3 4 3
初級 (13:00-14:30) 2 5 2 2 1 2

 

2021年2月18日(木)初級

2021年2月25日(木)中級

オンラインツアー

留学生に日本の見分を広げてもらうこと、留学生と本学学生との交流のきっかけとすることを目的として、3つのオンラインツアーを実施しました。本学の有志3名(アフリカ専攻4年生2名、総合国際学研究科修士1年生1名)の学生と本事業コーディネーターによりワーキンググループを組織し、ツアー内容およびツアー後のディスカッション内容を吟味しました。当日のZoomブレイクアウトセッションを利用したディスカッションでも中心的な役割を果たしてくれた頼もしい存在です。留学生のリクエストも踏まえ、今年度おこなったのは沖縄、瞑想、広島のオンラインツアーでした。

Experience Hiroshima Online

2021年3月5日(金)にPeace Culture Village (NPO) のご協力の下、広島オンラインツアーを実施しました。
Peace Culture Village: https://peaceculturevillage.org/

<プログラム>
13:00~13:55 第1部 広島について/平和文化と戦争文化について/被爆者の方の講和
14:05~14:45 第2部 グループワーク:被爆者の方への質問相談/全体で共有
14:55~15:50 第3部 グループワーク:感じたこと、印象的だったこと/全体で共有/質疑応答

本ツアーは3部構成でおこなわれました。全体を通じてZoomのブレイクアウトセッションを利用したグループワークをおこない、ワーキンググループの学生とPCVのファシリテーターのリードの下で活発に意見が交わされました。感想や意見を参加者同士で共有することにより、本ツアーを通じた気づきを深めることができました。参加した学生たちにとって、被爆者の方から直接話を聞き、質問ができる貴重な機会となったことはもちろん、自分自身の経験、出身国の状況と結び付け、自分の未来や平和への次のステップを考えるための手がかりを得る機会となったようです。
参加者:14名


Experience Hiroshima Online[PDF]

Meditaion with a Japanese Buddhist Monk

2021年3月9日(火)に和宗の僧侶の方のご協力の下、瞑想オンラインツアーを実施しました。

<プログラム>
9:00~10:00 瞑想について/マントラ詠唱/瞑想/質疑応答
10:00~11:00 ディスカッション

まず僧侶の方から呼吸や声、瞑想についてのお話があり、20分のマントラ詠唱の後、呼吸を意識しながら10分間の瞑想をおこないました。平和構築について学ぶ留学生はPTSDの治療に瞑想が有効ということを母校で学び、実際に体験したいという動機でこのツアーを希望したそうです。日常的に瞑想を実践している参加者から、瞑想により血圧が下がったという経験の共有もありました。文化的な体験として貴重であっただけでなく、学術的な関心にも応え、日常生活を快適に送るヒントを得られるような機会となりました。
参加者:8名

Okinawa Peace Tour

2021年3月18日(金)にセルリアンブルーさんのご協力の下、沖縄オンラインツアーを実施しました。

<プログラム>
14:00-15:00 沖縄戦について/ひめゆりの塔について/平和祈念公園(平和の礎)
15:00-16:15 琉球王国から沖縄県、沖縄戦から本土復帰までの歴史/在日米軍による事件・事故/住民運動/辺野古移設/質疑応答
16:15-17:00 ディスカッション

沖縄戦について詳細な歴史を学んだ後、ひめゆりの塔の動画を見ながらガイドの方から説明を受けました。オンタイムで平和祈念公園を案内してもらい、最後にワーキンググループからリクエストしたトピックについてお話をいただきました。留学生の中には、第二次世界大戦中の日本については広島と長崎のことしか学校で学ばなかったという学生も数名おり、沖縄、そして日本の歴史について知る貴重な機会となったようです。質疑応答およびディスカッションでは沖縄戦「集団自決」の教科書への記載について、シエラレオネの子供兵、基地問題、慰安婦問題などの意見交換がおこなわれ、改めて沖縄、日本、世界の歴史や平和を考える機会となりました。
参加者:13名

国際合同コンフェレンス

2021年3月25日(木)に、本事業のキックオフイベントである「東京外大のアフリカ交換留学のこれまでとこれから―IAfPキックオフ国際合同コンフェレンス―」を開催しました。

Zoomを用いてオンラインで開催したこのイベントには、ルワンダ、ガーナ、ザンビア、南アフリカ、日本から71名のご参加をいただきました。

まず事業代表者である現代アフリカセンター長の武内進一先生から開会の挨拶がありました。次に本事業における東京外国語大学のアフリカ協定校である5校(プロテスタント人文・科学大学、ガーナ大学、ザンビア大学、プレトリア大学、ステレンボッシュ大学)から学校および留学制度の紹介をしていただきました。そして留学体験談では、本学からアフリカ協定校へ、アフリカ協定校から本学へ留学した合計6名の学生から体験談の発表がありました。プロテスタント人文・社会科学大学と本学の間には、定期的に一定数の交換留学の実績があることから、当該校の発表には佐々木先生にも加わっていただいてお話を伺いました。質疑応答の後、本学の副学長である松隈潤先生から閉会の挨拶をいただき閉幕となりました。

時間調整のために企画されていたディスカッションは次の機会を譲ることとし、代わりに閉会後も時間が許す方と質疑応答の時間を持ちました。盛りだくさんな内容となりましたが、参加した学生からは各協定校や学生の体験を知る貴重な機会となったという感想もあり、キックオフイベントとしてふさわしい会となりました。今回のイベントに際しご協力してくださった協定校の皆様、発表者の方々、関係者の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

このイベントを実施するに当たり、本学からアフリカ協定校へ、アフリカ協定校から本学へ留学した学生の留学体験記を冊子化しました。特にこれからアフリカ留学を考えている方はぜひご参考にされてください。実物をご希望の方には、本事業オフィスにて配布可能です。

<プログラム>
16:00-16:10  Opening Remarks (Shinishi Takeuchi, Director of the African Studies Center)
16:10-16:35  Introduction from Partner Universities
 1) Protestant Institute of Arts and Social Sciences (Rwanda)
  Celestin Nsengimana, Dean of Faculty of Development Studies
 2) University of Ghana (Ghana)
  Eric Osei-Assibey, Dean of International Programmes
 3) University of Zambia (Zambia)
  Patricia Mwila Sakala, Manager of the International Link and Liaison
 4) University of Pretoria (South Africa)
  Smart Maqubela, Senior International and Postgraduate Specialist Consultant
 5) Stellenbosch University (South Africa)
  Robert Kotze, Senior Director of the Stellenbosch University International
 6) Tokyo University of Foreign Studies (Japan)
  Makiko Sakai, Professor of School of International and Area Studies
16:35-17:25  Students’ experiences
 1) University of Ghana (Charles Acheampong Agyebeng / Yuki Ide)
 2) University of Pretoria (Wendy-Rose Govender / Naoto Mihara)
 3) Protestant Institute of Arts and Social Sciences (Icishatse Elie Rodrigue / Ayumu Uchida / Prof.Kazuyuki Sasaki)
17:25-17:55 General Discussion (Takanori Oishi, Professor of School of International and Area Studies)
17:55-18:00 Closing remarks (Jun Matsukuma, Vice President of TUFS)

(Moderator: Chihiro Kumashiro, Coordinator of IAfP in TUFS)

IAfP Kick-off Joint Conference

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