東京外国語大学 大学の世界展開力強化事業アフリカにおけるSDGsに向けた高度イノベーション人材育成のための国際連携教育プログラム(IAfP)

【学内限定募集&実施報告】日本酒セミナー (3/31火16:00-)

 

3月31日に日本酒セミナーを実施します。

本プロジェクトの協定校であるアフリカの5大学、プロテスタント人文・社会科学大学(ルワンダ)、ザンビア大学、ガーナ大学、プレトリア大学(南ア)、ステレンボッシュ大学(南ア)からも参加者を募り、日本酒について一緒に学びます。実施言語は英語です。

このセミナーでは、日本酒の歴史や造り方、マナーなどを、実演やクイズ、バーチャルツアーを通じて学びます。
セミナーを実施する朝日酒造さんの「久保田」という日本酒はよく居酒屋にも置いてあり、スーパーなどでも販売されているので、ご存知の方もいるかと思います。
日本酒に興味がある方、アフリカの学生と交流をしたい方、英語でのレクチャーに慣れたい方、日本酒について英語でどう説明するのかを学びたい方など、ぜひ気軽にご参加ください!

Sake Lecture & Virtual Brewery Tour

日時: 2022年3月31日(木) 16:00~18:00 JST
実施方法:Zoom
実施言語::英語
参加費:無料
募集人数:制限なし
内容:朝日酒造の紹介、新潟の自然環境等、日本酒の歴史、日本酒の造り方(蔵のバーチャルツアー含む)、日本酒を飲む時の簡単なマナー紹介、海外で広まる日本酒
応募方法: 下記の応募フォームに必要事項を記入の上、2022年3月23日(水)までに送信してください。*3月29日(火)まで締切を延期します。

      https://bit.ly/sakelecture2022
東京外国語大学HP掲載の募集記事:http://www.tufs.ac.jp/student/NEWS/education/220304_1.html

実施報告

当日はルワンダのプロテスタント人文・社会科学大学 (PIASS) から14名、南アフリカのステレンボッシュ大学 (SU) から13名、ザンビアのザンビア大学から1名、日本から18名(京大4名、東外大14名)が参加しました。スライドに加え、実演やバーチャルツアー、クイズを織り交ぜたお話が大変好評でした。

まずは朝日酒造さんとその代表的商品「久保田」のご紹介に始まり、新潟の自然環境等、日本文化における日本酒の位置づけについてお話いただきました。続いて参加者は日本酒の歴史について学び、日本酒造りをバーチャルツアーで体験しました。最後に実演とクイズ形式で日本酒を飲む時のマナーを学び、参加者は海外で広まる日本酒について知見を広げました。

バーチャルツアー、実演、クイズ形式など、参加者が楽しめる工夫が盛沢山で、学生たちも積極的に参加したり質問をしたりしていました。質問コーナーでは「仕事の後に同僚とお酒を一緒に飲みに行くことは、職場の人間関係を改善するために有効だと考えられていますか(SU学生)」「酒会社は消費者の体力をどれほど考慮してお酒を販売していますか。お酒は犯罪を引き起こす可能性があるため、平和学を勉強している学生として知りたいです(PIASS学生)」「日本酒はどれほど熟成させることができますか。日本で入手できる日本酒は何ですか(SU学生)」などの質問がありました。南アフリカのステレンボッシュ大学からは、ブドウ栽培とワイン醸造を学ぶ学部(Vituculture and Oenology)に所属しワイン造りを勉強している学生の参加が多く、日本酒との造り方の違いに強い関心を持って参加していました。

感想紹介:
「さまざまな方法で日本酒について説明をしていただけてとても面白かったです。酒蔵の方たちが提供するセミナーに参加できたことも貴重な経験でした。日本酒が米から造られることが興味深いです。ルワンダではお米は食用にするだけなので、とても驚き興味を持ちました。まだ飲んだことが無いのが残念です。このセミナーから、お米は食べるだけなく、飲むことができることを学びました(PIASS学生)」

「講義は非常に有益で、多様な観点から日本酒について学べて面白かったです。日本酒の生産や分類の違いだけでなく、流通や消費習慣、エチケットについても楽しく学べました。私はいろいろな種類のアルコール飲料、特にビールやワインの生産について勉強しているので、このセミナーを受けてもっと詳しい日本酒の造り方を自分で研究したくなりました。日本酒を造るための努力と詳細がよく分かったので、今までより確実にもっと日本酒を楽しめそうです(SU学生)」

朝日酒造さん、大変貴重な学びの機会をありがとうございました!!

参加者46名
(プロテスタント人文・社会科学大学14名、ステレンボッシュ大学13名、ザンビア大学1名、京大4名、東外大14名)

 

追記

事業コーディネーターが2022年9月にステレンボッシュ大学に出張しました。
その際、日本酒セミナーの参加者と交流会を持ちました。
集まった学生はコーディネーターが持参した朝日酒造さんの「久保田」を、香りをかいだり、色を観察したり、普段勉強しているワインとの違いについて語り合いながら味わっていました。

当日、プロジェクト説明会に集まった学生、教員、職員もみんなで「久保田」を楽しみました。

 


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