研究の目的 of アジア諸語を主たる対象にした言語教育法と通言語的学習達成度評価法の総合的研究

目的(概要)

 現代の国際社会の中で高度の言語能力をもつグローバル・インターフェース力を備えた人材の養成が我が国の緊急課題となっている。GPA導入など成績評価の国際化に伴い、教育の質保証と厳正化が社会的責任とされる現在、外国語教育の理念・目標・評価システム自体を問い直し具体的改善のための有効な方策の研究が重要である。本研究の目的は、欧米の先行する言語能力評価参照基準の批判的検証をもとに、第1に、アジア諸語を主たる対象として、より汎用性の高い言語能力評価システムの開発、第2に、通言語的かつ透明性の高い言語能力到達度評価尺度の開発、第3に、高等教育レベルに加え中等教育及び生涯教育や非公式教育サービスなど現代社会のニーズにも対応したアジア諸語の言語教育方法と評価法を開発し研究成果を広く社会的に還元することである。