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お知らせ

「アフリカンウィークス2017」の報告書が完成いたしました

2017年12月に行ない、当センターが共催に名を連ねた企画「アフリカンウィークス2017」の報告書が完成しました。この企画は、「ネガティブなイメージの強いアフリカの本当の姿、魅力を、一般の方々に広めたい!」との思いで、本学の学生たちが主体となって行なった企画です。当センターはバックからサポートするのみでしたが、学生たち自身で考え、準備した写真展や絵本展、映画上映会などさまざまなイベントを通じて、多くの方々にシンプルに「アフリカっていいな」と思っていただけたのではないかと信じています。

以下、実行委員長である井出有紀さん(国際社会学部3年)による「はじめに・謝辞」のみを抜粋いたします。

 この度は、本報告書を手に取っていただきありがとうございます。この報告書は、実行委員一同がアフリカンウィークスの開催に全力を注いだ約半年間の成果の集大成です。メンバーが一文字一文字思いを込めて書き上げましたので、どうか最後まで目を通していただけると幸いです。
 アフリカンウィークスは、東京外国語大学アフリカ地域専攻の学生を中心とするメンバーの「アフリカの多様な魅力を発信したい!」という思いからはじまったイベントです。今の日本社会では、アフリカに対して貧困、飢餓、紛争、病気などネガティブなイメージを持つのが一般的。もちろん、今あげたどの例も間違ってはいません。悲しいことではありますが、これらはアフリカの真実の一部です。しかし、このような「非常時のアフリカ」ばかりに触れていると、彼の地でも日本と同じように平和で代わり映えのない「あたりまえの日常」が繰り広げられているのだということをついつい忘れてしまうように思います。そしてそのことは、そこに生きるいのちそのものを「かわいそうなもの」「悲惨なもの」とみなすまなざしに容易につながりうるように思うのです。アフリカの「豊かさ」はまさしくそのような視線によって隠されてしまっています。だから今回の企画では、「アフリカの、ふつうのひとの、ふつうの暮らし」に焦点をあてることにしました。すると自然に、アフリカの多様性や豊かさ、そこから私たち日本人が学ぶべきことが浮かび上がってくるように思うのです。私たちの取り組みを通じて、「アフリカの今までとは違う面が見えた!」「アフリカっておもしろい!」と感じてくださる方が少しでもいらっしゃれば幸いです。
 アフリカンウィークスは、もともと学生団体Femme Caféが単独で行っていた「アフリカンウィーク」という小さなイベントでした。それがアフリカ地域専攻有志・現代アフリカ地域研究センターなどの協力を得て、約800人以上の人が参加・観覧する大きなイベントに成長したことをとても感慨深く思います。「アフリカンウィークス2017」を成功させることができたのは、ひとえにご協力してくださった皆様のおかげです。初めての試みが多かったため、至らない点やご迷惑をおかけしてしまった点は多々あったと思います。申し訳ございませんでした。それでも温かく見守ってくださった関係者の方々には心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

アフリカンウィークス実行委員会 委員長
井出有紀

報告書の概要は本学国際社会学部アフリカ地域専攻のウェブサイトに掲載されていますので、どうぞご覧ください。また、報告書の全文はこちらよりご覧いただけます。