• アクセス
  • English
  • 東京外国語大学

Eventsイベント

一覧へ
2024年2月21日

第6回日本・南アフリカ大学フォーラム(SAJU6)開催決定

第6回南アフリカ日本大学フォーラム開催が決まりました。 ◆開催日:2024年8月27日〜29日 ◆開催地:ステレンボッシュ大学、南アフリカ 詳しくは、以下のサイトからご覧ください。 【https://www0.sun.ac.za/japancentre/6th-south-africa-japan-university-forum-saju-6/】  Call for Papersがアナウンスされています。(締切り:2024年3月28日) 〜日本・南アフリカ大学フォーラムとは〜 目的:高等教育分野における南アフリカ共和国と日本の間の学術交流・協働の枠組み構築を目的とする。共同研究、学生・教員・研究者交流、学生の共同指導を含む日本と南アフリカの大学・研究者間の学術交流の促進(マッチング)を目指す。 経緯:2007年広島で第1回SAJUフォーラム開催、翌2008年にケープタウンで第2回が開催された。2017年7月に第3回が東京(国際交流館)にて開催された。2019年5月第4回がプレトリア大学にて、従前の学長会議形式に代わり学術セミナー形式で開催された。第5回は、第4回同様に研究発表を中心として「学術セミナー」形式で行われた。 2024年8月27日~29日にステレンボッシュ大学が主催する第6回SAJUフォーラムは、研究・イノベーションにおける複数の機関パートナー間の対話を強化・拡大することを目的としている。このフォーラムは、第5回SAJUフォーラムで発表された、協力関係の深化と拡大に向けたコミットメントを出発点としている。
その他のイベント
第6回日本・南アフリカ大学フォーラム(SAJU6)開催決定
2024年2月14日

アフリカンウィークス2023開催のご報告

本学国際社会学部アフリカ地域専攻の学生が中心となって企画・運営する「アフリカンウィークス」が本年度も開催されました。 本年度の開催は第6弾目となり無事に終了致しました。 こちらから、アフリカンウィークス2023報告書をご覧いただけます。 ◆開催期間:2023年12月11日(月)〜12月22日(金) ◆テーマ:「行き交う、出会う――あなたとアフリカ」 ◆場所:東京外国語大学構内 ◆主催:アフリカンウィークス2023実行委員会 ​◆共催:東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター、学生団体 With Africa これまでの同企画の報告書等はそれぞれ下記よりご覧いただけます。 2017年(第1弾) 2018年(第2弾) 2019年(第3弾) 2020年(第4弾) 2022年(第5弾)
その他のイベント
アフリカンウィークス2023開催のご報告
2024年2月1日(木)15時00分~16時30分(JST)

第88回「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『西サハラの自決権:難民キャンプからの民族解放闘争』

第88回ASCセミナーは、国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター共催で、「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会 を開催します。 TUFS内での対面開催ではありません。ハイブリッド開催ですので遠隔からもご参加いただけます。 東京外国語大学 国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター 共催 「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会/第88回ASCセミナー ◆題目: 「西サハラの自決権:難民キャンプからの民族解放闘争」 ◆要旨:1975年以来モロッコの占領下に置かれている西サハラの住民がアルジェリアに作った難民キャンプは、独立派ポリサリオ戦線による解放闘争の拠点として発展してきた。 米国とフランスの後ろ盾を得ているモロッコに対し、独立派は近年「法的闘争」と称して、天然資源に対する恒久主権をテーマにした訴訟を行うことで対抗しており、これは弱小勢力が国際法をどのように味方にして闘うことが可能かを示す事例となっている。 発表では、西サハラにおける難民キャンプの特殊な性格に触れつつ、そこを拠点に展開される解放闘争の現状を考察する。 【報告者】松野 明久 氏(大阪大学 名誉教授) 【コメント】武内 進一 氏(東京外国語大学 教授/ 現代アフリカ地域研究センター センター長) 【司会】片岡 真輝 氏(東京外国語大学 講師) ◆日時:2024年2月1日 木曜日 15時00分~16時30分(90分) ◆場所:ZOOMによるオンライン研究会 ◆参加費:無料  ※事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。 登録フォーム https://forms.gle/skHxiwC3pCqAZW626 申し込み〆切:2024年1月29日 (月) 正午 ◆使用言語:日本語 【お問い合わせ先】東京外国語大学 国際関係研究所事務局 Email: iir-office[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信ください) ★上記の情報は現時点のものであり、今後、修正等が入る可能性があります。 最新情報はこちら(http://www.tufs.ac.jp/common/fs/iir/)よりご覧ください。 ご報告 第88回ASCセミナー(東京外国語大学 国際関係研究所との共催)はオンラインで実施し、約50人が参加しました。西サハラの歴史的な展開と、モロッコとの関係、現在の国際社会の対応、国際法上の係争、日本との関係、隣国在住の西サハラの人々について、ご講演いただきました。アラブ・イスラエル関係の影響やモロッコ側との認識の違いなどについて質疑応答がなされ、政治的に微妙さをはらんだ西サハラの現状が示されました。
ASCセミナー
第88回「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『西サハラの自決権:難民キャンプからの民族解放闘争』
2024年1月16日(火)16時00分~17時30分(JST)

第87回 「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望』

第87回ASCセミナーは、国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター共催で、「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会 を開催します。※本企画は2023年度東京外国語大学研究AO研究プロジェクトの支援を受け、実施されています。 TUFS内での対面開催ではありません。ハイブリッド開催ですので遠隔からもご参加いただけます。 題目『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望』 【報告者プロフィール】<小林 周(こばやし あまね) 氏 (日本エネルギー経済研究所 中東研究センター 主任研究員) リビアを中心とした中東・北アフリカ地域の現代政治、国際関係論、エネルギー地政学を専門とする。慶應義塾大学大学院にて修士号・博士号(政策・メディア)取得。米国・戦略国際問題研究所(CSIS)、日本国際問題研究所などを経て、2017年に日本エネルギー経済研究所中東研究センター入所。2021年4月から2023年4月まで在リビア日本大使館にて書記官として勤務。  編著に『アジアからみるコロナと世界』(毎日新聞出版、2022年)、主な共著に『紛争が変える国家』(岩波書店、2020年)、『アフリカ安全保障論入門』(晃洋書房、2019年)など。最近の論考に「変動する国際秩序とアフリカの地域秩序―アフリカは「米中対立」にいかに巻き込まれるのか」『防衛学研究』(2023年3月)、「露ワグネルのアフリカにおける動向:『プリゴジンの反乱』は変化をもたらすか?」」『中東動向分析』22巻4号(2023年7月)など。 【司会】中山裕美(東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授) 【討論者】武内進一(東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター センター長) 【講演要旨】 北アフリカのリビアでは、2021年12月に予定されていた大統領・議会選挙が延期され、「1つの国に2つの政府、2人の首相」が併存する事態となった。2023年9月に同国を襲った大洪水は、2011年の「アラブの春」以降の政治的苦境を改めて浮き彫りにした。 リビアの不安定化は地中海を越えて欧州を目指す移民・難民の問題、テロ組織や反政府武装勢力の活動、世界のエネルギー市場に与える影響などから、国際社会を揺さぶってきた。本講演では、リビアにおける政治対立・紛争の要因、周辺国や国際社会への影響について分析し、今後の展望を議論したい。 ◆日時:2024年1月16日(火) 16:00~17:30 (90分)(日本標準時) ◆場所:オンライン(Zoomミーティング)のみの開催 ◆参加費:無料 【事前登録フォーム】事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。 登録フォーム https://forms.gle/tqZJPvbj4dnh9tnV7※締切 2024年1月15日 (月) 正午 ◆使用言語:日本語 ◆共催: 東京外国語大学 国際関係研究所、現代アフリカ地域研究センター 【お問い合わせ先】東京外国語大学 国際関係研究所事務局 Email: iir-office[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信ください) 上記の情報は現時点のものであり、今後、修正等が入る可能性があります。最新情報はこちら(http://www.tufs.ac.jp/common/fs/iir/)よりご覧ください。 【ご報告】 第87回ASCセミナー(東京外国語大学国際関係研究所との共催)はオンラインで実施し、約40人が参加しました。 アラブの春を経て今日に至るまでのリビアの情勢について、小林先生の現地でのご体験を交えながらご講演いただきました。 一国二政府・ニ首相状態が解消される見通しや、「グリーン」と呼ばれるカダフィ派の復権の持つ意義、またリビア情勢が周辺国に与える影響などについて質疑応答がなされ、リビア情勢の地域的・国際的インパクトの大きさに気づかされる会となりました。
ASCセミナー
第87回 「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望』

Africa Today今日のアフリカ

一覧へ
2024/03/17/Sun

ニジェール、米国との軍事協定破棄

 16日、ニジェール軍事政権は、2012年に米国との間で結んだ軍事協力協定を「即時」破棄すると発表した。軍事政権側は、この協定は「単なる覚書(note verbale)によって」米国から「一方的に押しつけられた」ものであり、米軍の存在は「違法」だと主張している(17日付ルモンド)。  この決定は、米国使節団の訪問直後に発表された。12~14日、フィー(Molly Phee)アフリカ担当国務次官補を団長とし、ワランダー(Celeste Wallander)国防長官補佐、ラングレー(Michael Langley)米国アフリカ司令部(Africom)司令官を含む一行が、ニアメを訪問し、首相と会談していた。15日付ルモンドによれば、この訪問において、米国側は、ニジェールがロシア軍と協力せず、ロシア兵を招き入れないなら、軍事協力を再開するとの条件を示したが、ニジェール側は受け入れなかったという。  ニジェール移行政権顧問は、「どんな国の兵士を呼んでくるかを決めるのは自分たちだ」と主張し、米国の要求に苛立ちを隠さなかったという。16日の協定破棄の発表の際にも、米国使節団の訪問が、到着日と使節団構成員を一方的に知らせてくるだけで「外交手続きを尊重したものではなかった」とし、フィー団長の「尊大な態度」を批判した(17日付ルモンド)。  フランス軍に続いて、米軍もニジェールから撤収を迫られることになりそうだ。米軍は中部アガデスに1000人規模の部隊を駐留させており、この基地がなければAfricomの能力は大幅な制約を受ける。サヘル地域のイスラム急進主義勢力抑止の観点では、大きな打撃と言えよう。  一方、この間ニジェールは急速にロシアとの関係を強化している。昨年12月4日には、ロシア国防次官のユヌス=ベク・エフクロフがニジェールを訪問し、チアニ将軍と会談した。今年1月半ばには、ラミヌ・ゼイヌ(Lamine Zeine)首相を団長とする使節団がモスクワを訪れ、ロシア国防省のエフクロフ、フォミン国防次官と協議し、防衛協力強化宣言が打ち出された。  昨年7月末のクーデタの後、米国はフランスと比べてソフトな対応を取ってきた。7月末の事態を「クーデタ」と認めて援助を取り消したのも、10月に入ってからだった。こうした慎重な対応は、アガデスの軍事基地維持が米国にとって非常に重要だからである。ニジェールから撤退という事態になれば、米軍のアフリカ地域戦略にも大きな影響が避けられない。  一方、今回軍事政権側が、米国の「尊大さ」を繰り返し非難していることに留意すべきであろう。ニジェールに限らずこの地域には、フランスや米国に「軽んじられてきた」、「いいように利用されてきた」という感情が国民に広く存在し、強い動員力を持っているように思える。 (武内進一)

News & Activitiesお知らせ・活動記録

宮本特任研究員がドイツ・ノイケルン博物館を訪問しました

2024年2月23日
宮本佳和特任研究員が、ドイツでの資料調査と合わせて、ナミビアでのジェノサイドを伝える特別展「Buried Memories: Vom Umgang mit dem Erinnern. Der Genozid an den Ovaherero und Nama」(https://schloss-gutshof-britz.de/museum-neukoelln/ausstellungen/buried-memories)が開催されているノイケルン博物館を訪問しました。 ナミビアは、ドイツによる植民地支配を1884年から1914年まで経験しました。1904年から1908年まで先住民のヘレロとナマの人びとに対しておこなわれたジェノサイドは、「21世紀最初のジェノサイド」として知られています。当時のヘレロの約8割(約6万5千人)、ナマの約半数(約1万人)が亡くなったとされます。 この特別展は、ナミビアのアーティストでありキュレーターであるIsabel Tueumuna Katjaviviの作品を中心に構成され、2023年11月5日から2024年7月21日まで開催されています。館員に特別展、常設展とともに案内いただき、博物館の地域での役割や、特別展の背景について説明いただき、意見交換しました(写真1)。 写真1 ノイケルン博物館の特別展の様子(宮本撮影) ナミビアにおけるジェノサイドをめぐっては、2021年5月にドイツ政府から公式な謝罪がありましたが(今日のアフリカ、2021年05月29日)、その後、ナミビア国内においては、ジェノサイドの直接の被害者を無視した国家間交渉に対する批判が、野党や当該コミュニティの代表者らから続出していました(今日のアフリカ、2021年06月10日)。こうした背景の中で、ヘレロの代表者ら(伝統的権威)はドイツ植民地期に奪われた土地、遺骨、遺物の返還について、活発に議論しています(参照:第79回ASCセミナー)。 「ジェノサイド」という言葉を用いておこなわれる国家間および国内における交渉や議論の背後には、さまざまなレベルでの政治的思惑があり、今回の特別展の背景にもノイケルン区の行政において物議をかもしている植民地期の記念碑の取り扱いの問題があります。博物館では、対話をうながすために、特別展の開催期間中にさまざまな取り組みをしています(上記HP参照)。直前に参加した南アフリカ・ケープタウンでのプロジェクトのイベントと比較しながら、現在を生きる人びとが前へすすむための議論をどのようにしたらよいのか、同様に考える機会となりました。今回の予備調査をふまえ、宮本特任研究員の研究プロジェクトの中で引き続き検討していきます。
お知らせ
宮本特任研究員がドイツ・ノイケルン博物館を訪問しました

宮本特任研究員が南ア・ケープタウンで開催された国際プロジェクトのイベントに参加しました

2024年2月13日
宮本佳和特任研究員が、南アフリカのケープタウンで開催された国際プロジェクト「Reimagining Heritage, Archives and Museums: Today/Tomorrow」(https://todaytomorrow.iqoqo.org/)のイベントに参加しました。 イベントは、2024年2月13日から15日まで、District-Sixと呼ばれるアパルトヘイト期の強制退去の歴史を伝える地区で開催されました。この地区や隣接する通りには、当時の様子を伝えるさまざまな博物館が立ち並んでいます(写真1)。 写真1 District-Six博物館(宮本撮影) 11の博物館群から構成されるIziko博物館で長年CEOを務められたRooksana Omarさんと、2023年度秋学期にセンターの招へい研究者だったShahid Vawda先生(ケープタウン大学)にご招待いただき、2月13日の交流イベントに参加しました(写真2)。研究者、アーティスト、博物館関係者、プロジェクトの主な出資者であるフランス大使館関係者などさまざまな人たちをご紹介いただき、ネットワークを広げる機会となりました。 写真2 Iziko南アフリカ博物館で開催された交流イベントの様子(宮本撮影) 宮本特任研究員の調査対象であるナミビアのヘレロの人びとは、植民地期に奪われた土地、遺骨、遺物の返還について近年活発に議論しています(参照:第79回ASCセミナー)。そのため、このイベントに参加する人たちとの交流を通して、現在を生きる人びとが前へすすむための議論をどのようにしたらよいのか、ナミビアの状況と比較しながら検討する機会になりました。 イベントの様子は、上記HPに加えて、各種SNS(Instagram、X、Youtube、Facebook)でもまとめられているため、ご関心のある方はご覧ください。 また、ケープタウン滞在中は、2023年度春学期にセンターの招へい研究者だったHorman Chitonge先生(ケープタウン大学)と、招へい時に来日されたご家族(参照:小学校訪問)ともお会いし、交流を深めました。加えて、宮本特任研究員のメンターであるケープタウン大学のFrancis B Nyamnjoh先生とHenrietta Nyamnjoh先生とも交流し、意見交換しました。
お知らせ
宮本特任研究員が南ア・ケープタウンで開催された国際プロジェクトのイベントに参加しました

出町一恵【論文】"Dollarization in Other Emerging Economies and Developing Countries"

2023年9月7日
◆発表者: 出町 一恵 ◆発行日: 2023年9月7日 ◆発行媒体:Routledge: London, 2023. Cambodian Dollarization edited by Hidenobu Okuda and Serey Chea. ◆発表タイトル:"Dollarization in Other Emerging Economies and Developing Countries", Chapter 7 in Cambodian Dollarization https://www.routledge.com/Cambodian-Dollarization-Its-Policy-Implications-for-LDCs-Financial-Development/Okuda-Chea/p/book/9781032489162
研究活動