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2021年2月18日(木)17:40~19:10(JST)

第57回ASCセミナー「『人道的軍備管理』における人種主義~Black Lives Matter運動後の開発・人道支援と軍備管理~」

現代アフリカ地域研究センターでは日本アフリカ学会関東支部との共催で第57 回ASC セミナーを開催します。スピーカーは明治大学の榎本珠良特任教授です。 新型コロナウイルス感染症拡大とBLM運動を契機に、開発・人道支援に潜む人種主義や差別に向き合おうとする議論、援助の「現地化」や「脱植民地化」を求める動きが広まりつつあります。本セミナーでは、開発・人道支援と政策領域やアクターが重複している「人道的軍備管理」分野において人種主義的な政策や行為を可能にしてきた構造や制度を分析します。 ◆演 題:「人道的軍備管理」における人種主義~Black Lives Matter運動後の開発・人道支援と軍備管理~ ◆講演者:榎本 珠良 氏(明治大学研究・知財戦略機構・特任教授) ◆要 旨:2020年の新型コロナウイルス感染症問題とBlack Lives Matter運動を契機に、開発・人道支援に潜む人種主義や差別に向き合おうとする議論や、援助の「現地化」や「脱植民地」を求める動きが広まりつつあります。開発・人道支援をめぐる政策、概念、実践についての問題提起がなされ、関連セクターにおける人種主義的・差別的な構造が批判され、国連やNGOなどの組織や個人に対する告発や改善要請も相次いでいます。 本セミナーでは、こうした動向を概観したうえで、開発・人道支援と政策領域やアクターが重複している「人道的軍備管理」分野における人種主義問題をとりあげます。そして、この分野において人種主義的・差別的な政策や行為を可能にしてきた構造や制度を分析します。 ◆日 時:2021年2月18日(木)17:40~19:10(JST) ◆場 所:Zoomでのオンライン開催 ◆使用言語:日本語 ◆参加費:無料 ◆参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。定員:300名。申し込み〆切:2021年2月16日(火)。定員に達ししだい締め切らせていただきます。 ◆共催:日本アフリカ学会関東支部
第57回ASCセミナー「『人道的軍備管理』における人種主義~Black Lives Matter運動後の開発・人道支援と軍備管理~」
2021年1月20日(水)17:40~19:10

第4回BLMセミナー「『差別を支えてきたもの』はなにか」

東京外国語大学では、「Black Lives Matter 運動から学ぶこと―多⽂化共⽣、サステイナビリティについて考えるために―」と題し連続セミナーを開催しています。 第4回のテーマは「『差別を支えてきたもの』はなにか」です。当センターにも所属する中山裕美准教授と、本学の山内由理子准教授、学生団体のみんがおキッチンとMoving Beyond Hateがスピーカーを、武内進一センター長が司会を務めます。 **************************************** 今日の世界では、「差別」は「いけないこと」であるという了解が存在し、差別を禁止する様々な取り決めが存在している。これは、差別により引き起こされた様々な悲劇を繰り返さないようにという国際的・国内的取り組みの成果であったはずだ。しかし、アメリカに始まり世界中に広がったBLM運動が浮き彫りにしたのは、そうした取り決めにもかかわらず、マイノリティへの差別のまなざしは存在し続けているということであった。 本セミナーでは、このような問題の根幹には『差別を支えてきたもの』が私たちの日常に潜んでいるという現実に目を向ける。そして、差別の対象となる人々への支援に携わっている学生団体のメンバーとともに、いとも簡単に社会の分断を招いてしまうにもかかわらず、往々にして「見えない/見えにくい」『差別を支えてきたもの』と、どのように向き合っていけば良いのかを考える機会としたい。 ◆講演タイトル:『みえない/みえにくい』差別―学生と共に考える― ◆講演者:中山 裕美(大学院総合国際学研究院・准教授) 山内 由理子(大学院総合国際学研究院・准教授) 学生団体 みんがおキッチン みんなの笑顔×ミンガラーバー(ビルマ語で"こんにちは")。食で始まる難民との出会いからみんなの笑顔を生みたい、そんな思いを込めた団体名のもとで、「食」という身近なものを通して日本に暮らす難民について知ってもらうことをめざす学生団体。学食での「難民の故郷の味」提供や、自主的な学習会を企画・開催している。 学生団体 Moving Beyond Hate Moving Beyond Hateは、日本そして世界から人種/民族・障がいなどに基づくあらゆる差別をなくすために、新しい反差別運動をつくっています。10〜20代の若い世代を中心に、差別にNOと言わない空気を突き破り、日本や世界からあらゆる差別の根絶をめざす学生団体です。 ◆司会:武内 進一(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター・センター長、同学大学院総合国際学研究院・教授) ◆日時:2021年1月20日(水)17:40~19:10 ◆場所:Zoomでのオンライン開催 ◆使用言語:日本語 ◆参加費:無料 ◆事前申し込み:必要。こちらより事前のお申し込みをお願いいたします(1月15日(金)正午(日本時間)〆切)。 ◆共催:東京外国語大学多文化共生研究創生WG、海外事情研究所、現代アフリカ地域研究センター ◆協力:みんがおキッチン、Moving Beyond Hate ◆問い合わせ先:BLM-seminartufs.ac.jp(連続セミナー担当) ★BLM連続セミナーの今後開催予定テーマ ・2月10日(水):グローバリゼーション、アフリカ、BLM   ほか
第4回BLMセミナー「『差別を支えてきたもの』はなにか」
2021年1月8日(金)17:40~19:10(JST)

第56回ASCセミナー「憑依による妖術師の変容」

現代アフリカ地域研究センターでは日本アフリカ学会関東支部との共催で第56回ASCセミナーを開催します。スピーカーは当センターの村津蘭特任研究員です。 ペンテコステ・カリスマ系教会が強調する実践のひとつ、 デリヴァランス。本セミナーでは、従来は憑依する存在でなかったにも関わらず、この儀礼を通して憑依するようになった「妖術師」に焦点を当てます。そして「妖術師の憑依」によって「妖術師」のあり方や、社会関係、霊的存在との関係がどのように変容したのかを論じます。 ◆演題:憑依による妖術師の変容―ベナン南部のペンテコステ・カリスマ系教会におけるデリヴァランス儀礼を通して- ◆講演者:村津 蘭 氏     (東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター・特任研究員) ◆要 旨:ペンテコステ・カリスマ系教会は、近年アフリカの多くの国々で急速に存在感を増している。彼らが強調するものの一つに、デリヴァランスと呼ばれる実践がある。デリヴァランスは悪霊からの解放を目的する実践であるが、教会によってはその儀礼の最中に悪霊・悪魔の憑依が伴うことがある。本発表では、西アフリカ、ベナンのデリヴァランス儀礼で悪霊として憑依する霊の内、特に「妖術師」として憑依するものに焦点をあてる。妖術師は従来憑依する霊的存在でなかったが、デリヴァランス儀礼を通して憑依するようになった。本発表では、デリヴァランス儀礼で現れる「妖術師」を従来の関係の中での「妖術師」の現れ方と比較することで、「妖術師の憑依」によって社会関係や霊的存在との関係がどのように変容したのかを明らかにする。 ◆日 時:2021年1月8日(金)17:40~19:10(JST) ◆場 所:Zoomでのオンライン開催 ◆使用言語:日本語 ◆参加費:無料 ◆参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。定員:300名。申し込み〆切:2021年1月6日(水)。定員に達ししだい締め切らせていただきます。 ◆共催:日本アフリカ学会関東支部
第56回ASCセミナー「憑依による妖術師の変容」
2020年12月23日(水)17:40~19:40

第3回BLMセミナー「社会の中の分断と融和」

東京外国語大学では、「Black Lives Matter 運動から学ぶこと―多⽂化共⽣、サステイナビリティについて考えるために―」と題し連続セミナーを開催しています。 今回のセミナーは、2部構成となり、第1部は神戸市外国語大学および東京外国語大学の教員、在学学生限定です。第2部のみ一般の方にご参加いただけます。 第3回のテーマは「「社会の中の分断と融和」。当センターの出町一恵准教授と神戸市外国語大学の太田悠介准教授がスピーカーを、武内進一センター長が司会を務めます。 **************************************** かつての奴隷制、強制労働や植民地主義を経て成立した国々の社会には、現在もその歴史と影響が残っている。米国での黒人への差別と同様に、フランスやイギリスをはじめとしたヨーロッパの国々でも、主に旧植民地の国々にルーツを持つ人々や移民への差別が残る。奴隷貿易や植民地経営はグローバル経済としての営みであった。BLM運動に顕れた社会の中の分断も、資本主義経済の進展の帰結と捉えることができる。本セミナーでは、米国、フランス、そして日本において、かつては少なくとも被支配層や経済的弱者ではなかったはずの人々が差別や暴力へと追い立てられる経済的背景について考える。また、広がりつつあるように見える社会の分断から融和へとつながる道を探るべく、反人種主義をめぐる思想的な考察についても深める機会としたい。 ◆講演者/講演タイトル: 出町一恵 (東京外国語大学大学院総合国際学研究院、現代アフリカ地域研究センター・准教授) 「格差と没落―抑圧者の恐怖心」 太田悠介 (神戸市外国語大学総合文化コース・准教授) 「反人種主義のフランス思想―エティエンヌ・バリバール」 ◆オープニング:青山亨(東京外国語大学大学院総合国際学研究科長) ◆司会:武内進一(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター・センター長、同学大学院総合国際学研究院・教授) ◆日時:2020年12月23日(水)17:40~19:40 ◆場所:Zoomウェビナーでのオンライン開催 ◆使用言語:日本語 ◆参加費:無料 ◆事前申し込み:必要(東京外国語大学・神戸市外国語大学の大学院合同セミナー第9回の第2部として開催されます。両大学の在学学生優先。先着受付順)こちらより事前のお申し込みをお願いいたします(12月18日(金)正午(日本時間)〆切)。 ◆共催:神戸市外国語大学大学院外国語学研究科、東京外国語大学多文化共生研究創生WG、大学院総合国際学研究科、現代アフリカ地域研究センター、海外事情研究所、国際日本研究センター ◆問い合わせ先:BLM-seminartufs.ac.jp(連続セミナー担当) ★BLM連続セミナーの今後開催予定テーマ・1月20日(水):『差別を支えてきたもの』はなにか ・2月10日(水):グローバリゼーション、アフリカ、BLM   ほか
第3回BLMセミナー「社会の中の分断と融和」

Africa Today今日のアフリカ

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2021/01/24/Sun

アルジェリア戦争の記憶をめぐる歴史家の提言

 1月20日、パリ第八大学教授で歴史家のバンジャマン・ストラ(Benjamin Stora)が取りまとめた報告書がマクロン大統領に提出された。これは、アルジェリア戦争を中心としたフランス・アルジェリア間の記憶をめぐる和解(réconciliation mémorielle)に関する報告書であり、両国間に横たわる複雑な歴史問題に向き合おうとするものだ。マクロンは、歴代の仏大統領の中で初のアルジェリア戦争後生まれであり、就任前からアルジェリアでの植民地支配を「人道に反する罪」だと述べるなど、両国間の歴史問題に取り組む姿勢を示してきた。その一環で、アルジェリア戦争がフランス、アルジェリアで生み出した傷の癒しに資する提言を、歴史家のストラに求めたのである。  1月20日以降、ルモンド紙は連日この提言やアルジェリア戦争について大きく取り上げている。アルジェリア戦争はフランスにとってきわめて大きな歴史的事件であり、調査によれば、18~25歳のフランス人の39%は、家族に一人はアルジェリア戦争に何らかのかかわりがある人がいると回答している(22日付ルモンド)。当然ながら、植民地支配と戦争に対する見方は、フランス、アルジェリアの双方で多様である。フランス側では、アルジェリア独立戦争の大義を主張したサルトルのような知識人から、それに反対した入植者(ピエ・ノワール)や軍人まで様々だし、アルジェリア側にも解放戦線(FLN)だけでなく、ハルキ(Harki)と呼ばれる仏軍側で戦った人々もいる。  報告書の政治的反響を考慮して、その提出時期は慎重に検討された。報告書は、2020年9月末には概ね準備できていたが、フランス側の理由(テロ事件、警察暴力への抗議など)とアルジェリア側の理由(テブン大統領の不在)の双方により、提出が大きく遅れたと報じられている(20日付ルモンド)。  20日付ルモンド紙に従い、22の提言の概要を以下に示す。  1.戦争終結(1962年3月19日)、フランスでのアルジェリア人労働者運動鎮圧(1961年10月17日)など、記念日の公式化。  2.真実と和解のための証言の収集  3.19世紀半ば、フランスの侵略に抵抗したエミール・アブデルカデルの記念石柱建設  4.1957年のアルジェにおける弁護士アリ・ブメンジェルの殺害にフランスが関与したことを認める  5.2012年オランド大統領のアルジェ訪問時に設置されたワーキンググループの作業に基づき、アルジェリア戦争における「行方不明者便覧」(アルジェリア人、ヨーロッパ人)を刊行する。  6.フランスが1960~66年にアルジェリアで行った核実験の場所を特定する共同作業を行う。  7.国立自然史博物館(Muséum national d'histoire naturelle)に保存されている19世紀のアルジェリア戦士の人骨調査を仏・アルジェリア共同委員会で進める。  8.ハルキとその子供たちが仏・アルジェリア間を移動しやすくするよう、アルジェリア当局と検討する。  9.1962年7月にオランで起こったヨーロッパ人誘拐、殺害事件の解明に向け、仏・アルジェリア合同歴史家委員会を立ち上げる。  10.アルジェリアにおけるヨーロッパ人、ユダヤ人の墓地保存を支援する。  11.通りに海外出身者の名前や、旧フランス領で活躍した医師、芸術家、教師などの名前をつける。  12.2013年に設置された史料(アルシーブ)に関する共同委員会の活動を活性化させる。  13.研究者のビザ発給要件を緩和する。  14.仏・アルジェリア関係に関する研究書出版を助成する。  15.文学や歴史書のフランス語・アラビア語翻訳に資する基金を設立する。  16.学校教育において、仏・アルジェリア関係に関するプログラムをより充実させる。  17.若手芸術家の作品を支援する仏・アルジェリア共同事務局を設置する。  18.かつて構想されたフランス・アルジェリア歴史博物館プロジェクトを再活性化させる。  19.2021年に、アルジェリア戦争に反対した知識人(フランソワ・モーリアック、レイモン・アロン、ジャン=ポール・サルトル、ポール・リクールなど)を顕彰する国際研究集会を開催する。  20.2021年に、アフリカ独立に関する展示と研究集会を国立移民史博物館(Musée national de l'histoire de l'immigration)で開催する。  21.アルジェリア戦争に反対した弁護士ジゼル・アリミ(Gisèle Halimi)をパンテオンに埋葬する。  22.1830年のアルジェ征服時に持ち去られた歴史法典"Baba Merzoug"(la Consulaire)の再現に向けた仏・アルジェリア共同歴史家委員会を設置する。  提言のなかには、実現に相当の政治的困難が予想されるものもある。とはいえ、大統領が歴史家に依頼し、こうした提言が提示されたことは、大いに評価すべきだと考える。植民地支配の見直しという歴史的な流れに位置づけられる動きであり、私たちにとっても考えさせられる問題である。

Activities活動記録

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大石高典【論説(研究紹介)】顔とemojiのフィールドワーク――異分野融合のフィールド実験で「顔を見る/読む/描く」に挑む

2021年1月20日
◆発表者:高橋康介、田暁潔、大石高典、島田将喜、錢昆 ◆発行日:2021年1月20日 ◆発表媒体:『FIELDPLUS』25号(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所,pp. 23-25) ◆発表タイトル:顔とemojiのフィールドワーク――異分野融合のフィールド実験で「顔を見る/読む/描く」に挑む
研究成果