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Eventsイベント

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2024年6月24日(月)
13:30-15:30(日本時間)

京都大学にてグロリオズ先生が講演します

2024年6月24日(月)に招へい教授であるグロリオズ先生が京都大学で「Governance and Parks' Management: Participation of Local Communities, Key to a Successful and Sustainable Conservation Program. Case Study of Nyungwe National Park.」と題して講演します。 詳細はこちら:https://www.africa.kyoto-u.ac.jp/archives/info/122nd-kuass-kyoto-university-african-studies-seminar お近くの方は、是非セミナーへ足をお運び下さい。 ご報告 2023年6月24日、京都大学稲盛財団記念館で、招へい客員教授のグロリオズ准教授が「Governance and d Sustainable Program. Case Study of Nyungwe National Park」の題でセミナーを行いました。 ルワンダにおける国立公園の環境保護やその資源の使用権について、フィールドワークを基にした研究を発表しました。 Local knowledge, community participation, genderなどをキーワードに、アフリカに関心のある学生やアフリカからの留学生から質問や議論が活発に飛び交いました。
その他のイベント
京都大学にてグロリオズ先生が講演します
2024年7月4日(木) 17:40~ 19:10 (6限)

第92回"Kru Wage Labour in the Nineteenth Century: Exploring Multidisciplinary Sources"

第92回ASCセミナーは、ジェフリー・ガン氏を迎えます。ジェフリー氏は多様な分野で活躍をされていますが、本セミナーでは、18世紀後半のアフリカの歴史(西アフリカ・イギリスとの賃金労働契約など)についてお話を伺います。 お近くの方は、是非ご参加ください。 ◆題目: "Kru Wage Labour in the Nineteenth Century: Exploring Multidisciplinary Sources" ◆要旨:18世紀後半になると、西アフリカにおいてイギリスは、マラリアや厳しい気候による労働力不足に直面し、現地の労働力をより必要とした。そのためイギリスはクルー海岸(現リベリア)のクルー人と賃金労働契約の実験に意欲的に取り組むようになった。本講演では、クルー人が他のアフリカ人労働者集団の中で独自のアイデンティティを築きながら、英国海軍で果たした重要な役割を探る。 ◆講師: Dr.Jeffrey Gunn(ジェフリー・ガン博士)(Ph.D. York University) https://www.jeffgunnmusic.com/ ジェフリー・ガン博士は歴史家、作家、コンサルタント、ミュージシャンとして多方面で活躍し、歴史、文学、音楽を交差させた仕事をしている。近著『Outsourcing African Labor: Kru Migratory Workers in Global Ports, Estates and Battlefields until the End of the 19th Century 』(De Gruyter, 2021) ◆日時:2024年7月4日(木) 17:40~19:10(日本標準時)/ 8:40~10:10(グリニッジ標準時) ◆場所:対面(東京外国語大学 研究講義棟 100教室)& オンライン(Zoomミーティング) ◆使用言語:英語 ◆参加費:無料 【参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。】もしくはQRコードより事前申し込み願います。 定員:対面30名 ・ オンライン300名 申し込み〆切:2024年7月3日(水)※ 定員に達し次第締め切らせていただきます。 ※ Zoom情報はセミナー当日午前中までに登録メールアドレス宛てにお送りします。 ◆共催:日本アフリカ学会関東支部 ご報告 第92回ASCセミナーは2024年7月4日にハイブリッド形式で開催され、37人(対面15人、オンライン22人)が参加しました。現在のリベリア、シエラレオネ沿岸地域に居住するクルー人が、19世紀初頭から船舶での労働に従事し、南米やアジアにも移住して活動していた事実が、多くのデータを用いて説得的に説明されました。その後の議論では、クルー人が雇用労働に従事した動機やインセンティブ、クルー人女性の役割、現代の政治や紛争を考える上での含意など、様々な視点から質問が出されました。ギタリストでもあるGunn氏が、セミナーの最後に素晴らしい曲を演奏してくれました。 ※セミナー当日にお知らせしましたアンケートフォームに不備があり、Online参加された方々よりご感想・ご意見が収集できておりませんでした。https://forms.gle/CitpDMqUMaGi3Jdk8 こちらより改めまして、当日参加されました方は、こちらよりアンケートをよろしくお願い致します。(2024年8月末まで)
ASCセミナー
第92回
6月26日(水)15時~16時30分(日本時間)

第91回 「外大生、サコさんと語る」

今回のASCセミナーは、7人の東京外国語大学生が、日本で初めてアフリカ出身者として学長を務めた京都精華大学の元学長であるウスビ・サコ氏と語るトークイベントを開催します。 外大登壇者はマリ共和国出身のサコ氏と、学びや自由についてといったことから、外国人から見た日本、移民問題、アフリカの建築、通貨に至るまで幅広いトピックについて議論します。 時間:6月26日(水)15時~16時30分(日本時間) 場所:東京外国語大学研究講義棟 101号教室(対面のみ) 入場:無料(6月25日までにこちらからお申込みください。もしくは上記ポスター内QRコードをお使いください。) ※事前登録なしでもご来場可能ですが、ご登録の方を優先させていただきます。 【登壇者】ゲスト:ウスビ・サコ氏 (京都精華大学前学長/人間環境デザインプログラム教授/アフリカ・アジア現代文化研究センター長) マリ共和国生まれ。 京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。「京都の町家再生」「コミュニティ再生」など社会と建築の関係性を様々な角度から調査研究している。暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。バンバラ語、英語、フランス語、中国語、関西弁を操るマルチリンガル。主な著書に『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』(大和書房)、『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』(朝日新聞出版)『ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」』(世界思想社)など。 【東京外国語大学学生】(氏名・学年・関心ごと紹介) 山本貴仁 氏【アフリカ地域専攻3年】国際金融論、西アフリカ共通通貨、ガーナへ今夏より留学 武藤幸 氏【アフリカ地域専攻4年】トゥアレグ、国境、周縁性、文化人類学、モロッコとセネガルに留学経験、サハラ砂漠の遊牧民研究 小森まな 氏【アフリカ地域専攻4年】生態人類学、建築、映像、てしごと 平山絢理 氏【アフリカ地域専攻3年】紛争解決論、ソーシャルビジネス、ルワンダへ今夏より留学 花田京弥 氏【英語専攻4年】哲学(自由論) 宍戸真生 氏【フランス語専攻4年】国際関係論、紛争、移民・難民問題、パリでの留学経験・アフリカ出身難民のフランス語通訳経験 村山希風 氏【国際日本学部2年】日本語、現代日本文学 共催:東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)、現代アフリカ地域研究センター、アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究(人類学) ご報告 サコさんを迎え、外大生7名と語るASCセミナーが行われました。大変意識の高い外大生たちとの対話、そしてこれからの日本社会、外大生の将来にとって必要なヒントのようなものをサコさんがお話してくださいました。 東京新聞の記者の方も足を運び、記事にしてくださいました。ぜひ、お読みください。https://www.tokyo-np.co.jp/article/336881
ASCセミナー
第91回 「外大生、サコさんと語る」

Africa Today今日のアフリカ

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2024/07/19/Fri

カガメ四選とルワンダの多様な姿

 7月15日に実施された大統領選挙では、現職のポール・カガメの圧倒的優位が報じられている。最終的な結果は27日までに公表予定だが、18日現在の暫定数値ではカガメの得票率は99.18%であった。対立候補のフランク・ハビネザ(民主緑の党)とフィリップ・ンパイマナ(無所属)の得票率は、それぞれ0.50%、0.32%であった(18日付ルモンド)。  今回のカガメの大統領当選は、2003年、2010年、2017年に続く4回目である。これまでの得票率はそれぞれ、95.05%、93.08%、98.79%であった。普通では考えられない数字である。  これまでの選挙では、重要な対立候補になると目されれば、そもそも立候補を認められないことが多い。今回も、常々カガメを批判し、収監もされてきたヴィクトワール・インガビレ、ダイアン・ルウィガラといった人物の立候補は認められなかった。  14日付ルモンド紙は、ルワンダで重要な職に就く女性に関する特集記事を組んでいる。ルワンダの下院議員80名のうち49名が女性であり、世界で最も女性議員の比率が高いことは、よく知られている。同記事によれば、女性の進出は議会に限らない。政府スポークスマンのヨランド・マコロは女性だし、その姉妹のイヴォンヌはルワンダ航空のトップを務めている。国内にある11の銀行のうち、6つは女性がトップを務めている。  このように女性を引き上げてきたのは、疑いなくカガメのイニシャティブである。カガメは優秀な女性を抜擢し、チャンスを与えてきた。その一方で、政敵は徹底的に抑圧してきたのである。ちなみに、今回の大統領選挙への立候補が阻止されたインガビレもルウィガラも女性だ。  ジェノサイドの経験、急速な経済復興、PKOへの積極的協力、コンゴ紛争への関与、政敵の徹底的な抑圧、女性の地位向上...。ルワンダの行動をどのような枠組みで矛盾なく説明できるのか。これは、知的なチャレンジである。 (武内進一)

News & Activitiesお知らせ・活動記録

現代アフリカ教育研究支援基金へのご協力のお願い

<<留学生支援に関する最新情報はこちらをご覧下さい>> 現代アフリカ地域研究センターは、学生交流を通じた日本とアフリカの相互理解を目指し、日本人学生のアフリカ派遣とアフリカ人留学生受入れの双方の拡大に努めてきました。 アフリカ人留学生は旅費に対する資金援助がなければ事実上来日できないため、企業のご支援やクラウドファンディングといった方法で、その確保に努めてきました。幸い2020年からは「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」に採択され、留学生受入れ人数を大幅に増やすことができました。アフリカ人留学生の増加は、本学にはもちろんのこと、広く日本社会にポジティブな影響を与えてきました。 しかし私たちは今、厳しい現実に直面しています。留学生を通じた交流の経済的支柱であった「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」 が今年度をもって終了し、その後の資金特にアフリカからの留学生の受入れに必要な予算が確保できていないのです。加えて、今後、留学生に提供されてきた日本学生支援機構(JASSO)奨学金の減少が予想され、アフリカ人留学生受入れの継続が危ぶまれています。 私たちはこの危機を乗り越えて、継続して学生交流が行えるよう「現代アフリカ教育研究支援基金」へのご寄付を呼びかけます。基金は、まずもってアフリカ人留学生の受入れのために活用させていただきます。 アフリカから留学生を招くには、渡航費(約40万円)と奨学金(月8万円×10ヶ月)が必要です。 基金へのご寄付は、金額の多寡にかかわらず有り難く頂戴します。目安として、個人の皆様は一口1万円、企業の皆様は一口40万円としております。なお、大口のご寄付をいただいた皆様のお名前や協力企業名は、ご希望に応じて当センターのホームページで紹介させていただきます。 支援に際してご確認したいことなどもあろうかと存じます。個人、団体にかかわらず、どうぞお気軽に現代アフリカ地域研究センターまでお問い合わせください。 現代アフリカ地域研究センター・センター長武内進一tel. 042-330-5540 現代アフリカ教育研究支援基金リーフレット.pdf 協力企業名については、当センターの留学生招致のページで紹介させていただいております。 当センターの留学生招致の取り組みについて
お知らせ
現代アフリカ教育研究支援基金へのご協力のお願い

Farewell Open Lunch for exchange students & Assoc.Prof.Gloriose UMUZIRANENGE at ASC

2024年7月10日
2024年7月10日にASCセンターで、グロリオズ先生と今学期で交換留学期間を終える留学生7名を見送るフェアウェルオープンランチをしました。参加できた留学生全員が、日本に滞在し勉強し経験したことなどの感想を一人ひとり、ランチをしながら話をしてくれました。 プロテスタント人文・社会科学大学(PIASS) から、MBURUKAGA Moses Richard Anthony(ブルカガ)さん、NYAMPINGA Grace Marie(グレース)さんの2名、ザンビア大学からMUZUNGAILE Toose(トーセ)さん、TEMBO Rita(リタ)さん、Mupelwa NAMFUKWEさん(ムペルワさん)、Peggy CHAMUCISA(ペギー)さんの4名、ガーナ大学からのCondoleessa Naa Akuyea ADDY(リサ)さんの7名が無事に日本での留学期間を終え帰国します。 グロリオズ客員准教授も7月末に任期を終え帰国されます。 帰国してからも日本とアフリカの架け橋として皆さんのご活躍をお祈りしています。
留学生招致
Farewell Open Lunch for exchange students & Assoc.Prof.Gloriose UMUZIRANENGE at ASC

【書籍】武内進一(編集・共著)『コンゴ民主共和国を知るための50章 (エリア・スタディーズ)』が刊行されました

2024年7月15日
当センター長の武内進一教授が木村大治氏と編集・共著した書籍『コンゴ民主共和国を知るための50章 (エリア・スタディーズ)』が刊行されます。色々な国のシリーズが出ておりますので、コンゴ共和国について知るための50章も、是非お手に取って、読んでいただけると幸いです。 Amazon: https://amzn.asia/d/00o6ufYE 1990年代初めまでコンゴ民主共和国(当時ザイール)の研究は盛んに行われ、豊かな自然や生活文化が紹介されたが、90年代以降コンゴ東部の紛争や鉱物資源問題、安定しない政治体制等でコンゴ国内は混乱を極め、一時調査ができない状況になったものの、近年では再び注目が集まっている。魅力と課題、そして未来がつまったはじめてのコンゴ民主共和国入門書。 出版社 ‏ : ‎ 明石書店 (2024/7/15) 発売日 ‏ : ‎ 2024/7/15 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 328ページ ISBN-10 ‏ : ‎ 4750357782 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4750357782
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【書籍】武内進一(編集・共著)『コンゴ民主共和国を知るための50章 (エリア・スタディーズ)』が刊行されました

【書籍】武内進一(監訳)『名前を言わない戦争:終わらないコンゴ紛争』が刊行されました

2024年6月19日
当センター長の武内進一教授が監訳した書籍『名前を言わない戦争:終わらないコンゴ紛争』が刊行されました。 ジェイソン・スターンズ (著), 武内 進一 (監修), 大石 晃史 (翻訳), 阪本 拓人 (翻訳), 佐藤 千鶴子 (翻訳) が2024年6月19日に白水社より刊行されました。 Amazon:https://amzn.asia/d/04UbfkuK 各書店(ネット書店を含む)で購入できます。ぜひ、お読みください。 新たな紛争理論の提示ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』(一八九九年発表、一九〇二年刊)の舞台となった現コンゴ民主共和国は、一八八五年にベルギーの国王レオポルト二世の私有地とされ、一九〇八年に植民地ベルギー領コンゴとなり、一九六〇年に「コンゴ共和国」として独立を果たした。 その後、「コンゴ動乱」を経て誕生したモブツ政権のもとで独裁体制が築かれたが、その後、モブツ体制は打倒された。 コンゴでは一九九六年以来紛争状態が続いており、膨大な数の犠牲者、避難民そして人権侵害を生み続けている。出口の見えない紛争が続いているにもかかわらず、その実態が報道されることはまれである。 本書は、この地域の状況を長く現地で観察してきた著者が、コンゴ東部紛争の展開を整理し、その理論的含意を検討したものである。 その人的被害の深刻さはもとより、百を超える武装勢力や紛争鉱物の存在など、コンゴ東部紛争は「新しい戦争」の特徴を数多く備えており、くわえて国連平和維持部隊が長年活動を継続している。 紛争のダイナミクスをもとに交戦当事者の利益と社会構造に着目した新たな紛争理論の提示!となっています。(Amazonより抜粋) 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2024/6/19) 発売日 ‏ : ‎ 2024/6/19 言語 ‏ : ‎ 日本語 単行本 ‏ : ‎ 410ページ ISBN-10 ‏ : ‎ 4560092974 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560092972
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【書籍】武内進一(監訳)『名前を言わない戦争:終わらないコンゴ紛争』が刊行されました