【活動報告】VOLAS特別講座《VOLASpecial》「目で見る言語の視点から紐解く『言語的多文化共生』 ―ろう者・ろう学校の現場からー」を開催しました

VOLASでは、社会連携マネジメント・オフィスと共催でゲスト講師をお招きし、特別講座《VOLASpecial》を実施しました。

第4回 2026年7月7日(火) 16:00~17:30
 テーマ:「目で見る言語の視点から紐解く『言語的多文化共生』 ―ろう者・ろう学校の現場からー」
 ゲスト:中島 武史さん(兵庫教育大学)

今回のVOLASpecialでは、兵庫教育大学の中島武史先生に、手話の言語的特徴やろう教育が辿ってきた歴史的背景についてお話いただきました。講演では、日本手話が単に「日本語を手の動きに置き換えたもの」ではなく、日本語とは文法構造が異なる独立した一つの言語であることを、言語学的な視点からわかりやすく解説してくださいました。また、「ろう者は障害者なのか?」というテーマを学生たちに問いかけながら、ろう者のアイデンティティや生き方についても深掘りしていただきました。手話を母語(第一言語)とし、日本語を第二言語として使用するろう者が、社会的にも精神的にも充足して生きていける環境づくりの重要性について、深く考える貴重な機会となりました。

参加者のコメントシートより

  • これまで手話はどこかジェスチャーの延長線のように思い込んでいた部分がありましたが、講義を通じて、手話は私たちが使う音声言語と同じように高度な文法構造を持つ言語であると知り、視点が大きく変わりました。

  • 今回のお話で、手話は一つの言語であり、ろう者に適した行動様式は一つの文化であるという理念が実感できました。

  • 「手話が少数言語の一つである」という捉え方に触れ、大変心を揺さぶられました。

  • 「ろう者」に対して「聴覚障害者」という名称が用いられるがゆえに、私は今までろう者の方々に対して「支援が必要な人々」という認識を持ちがちでしたが、今回の講義を通じてその認識は一方的なものだったことが分かりました。

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