東京外国語大学が考える学生ボランティア活動

東京外国語大学では、ボランティア活動を、以下のように捉えています。

人には、市民社会の一人一人の個人の幸福を追求する権利があります。したがって、ボランティア活動とは、自らが市民社会の一員であるという自覚に基づき、他者の幸福の権利にも配慮することで、幸福の追求を阻害された人々に対して、そのニーズに応じて、主体的、自発的に行動し、他者と連帯していくことです。
東京外国語大学は、ボランティア活動を学生の重要な学びの機会と考え、教育活動の一環としてとらえています。そして、ボランティア活動を通じて、以下の資質・能力を養うことを方針として、大学として活動を支援します。

  1. 主体性の涵養:ボランティア活動は学生の自発的で主体的な活動です。みずから問題を発見し、それに対処し、解決への道筋を見出す能力を養います。
  2. 市民社会の一員としての自覚:ボランティア活動を通じて、市民社会の一員としての自覚を育みます。
  3. 多様な視点から実践的な知を育む:ボランティア活動は、ニーズに応え、何が必要かを考え、行動することを通じて、学術的知に加えて、実践的知を育みます。
  4. 世界の諸問題を自分の社会の問題として考える力:ボランティア活動は、地球(日本の国内・国外)のすべての地域とのつながりを感じることで、地球市民としての自覚を育みます。

以上の理念に基づいて、東京外国語大学はボランティア活動スペース(VOLAS)を設置し、全学的に学生ボランティア活動を支援します。

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