一冊で読む日本の近代詩500
- 刊行
- 著者等
- 西原大輔 編著
- 出版社
- 笠間書院
内容の紹介
有名な近代詩500篇のアンソロジーです。明治15年の『新体詩抄』から立原道造まで、戦前に活躍を始めた詩人85人と1社を取り上げました。収録作品数10篇以上の詩人に、次のような人物がいます。萩原朔太郎、三好達治、中原中也、北原白秋、高村光太郎、堀口大学、山之口獏、島崎藤村、八木重吉、佐藤春夫、金子みすゞ、宮沢賢治、井伏鱒二、山村暮鳥、上田敏、丸山薫、高見順。この本を手に取ることで、高校教科書に収録されていた詩にも、再び出会うことができるでしょう。それぞれの作品には、3行の簡潔な「メモ」と、信頼のおける「出典」情報を添えました。
編著者のコメント
西原大輔(国際日本学研究院/教授)
近現代詩のアンソロジーは、書店であまり見ることができません。その理由の一つは、現在の著作権法にあります。出版社は、詩人の没後70年間も著作権使用料を払わなければなりません。そのため、近現代詩の詞華集の刊行は採算に合わず、出版が極めて困難な状況にあります。詩に逆風が吹く今日、本書がこの分野の定番の本として、10年20年と読まれ続けることを願っています。