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Fundraising現代アフリカ教育研究基金

現代アフリカ教育研究基金

2019年来日のオクタブさんとヘレンさんが帰国しました

2020年8月10日

クラウドファンディング

 2018年に実施したREADYFORクラウドファンディング「紛争を乗り越えて。ルワンダの大学から日本へ留学生を招こう」の第2陣留学生として2019年秋に来日したオクタブさんとヘレンさんが留学を終え帰国しました。2人は、2018年秋から2019年夏まで来日したシュクルさんとロドリグさんに続く第2陣の留学生です(シュクルさんとロドリグさんの帰国については2019年7月17日付け報告をご覧ください)。

 新型コロナ感染症の影響で、出発準備は慌ただしいものとなりました。航空便の運航が不安定になったうえに、入国前72時間以内のPCR検査陰性証明を携行する必要があるなど、ルワンダ側の入国規制に対応する必要が出てきたためです。当初予定した7月下旬の離日は不可能となり、新たに8月3日のフライトで準備を進めました。出発の日は、当センター関係者や学生が手分けして、PCR検査証明書の取得、学寮の退出作業手伝い、空港までの案内を手伝いました。幸い、航空便は予定通り運行され、成田空港から無事出発していきました。

 6日になってPIASSの佐々木先生から2人が帰着したとの報告があり、センター一同胸を撫でおろしました。乗り継ぎ便がキャンセルになり、ルワンダ到着が大幅に遅れたとのことで、到着報告には「We are so tired, but we reached Kigali safely.」との2人のメッセージが添えられていました。8月3日夜離日、5日深夜ルワンダ着という長い旅でしたが、ともかく無事帰国できて良かったです。

forNarita.jpg 最後の日、成田空港へ向かう2人

 離日前の7月半ば、センター関係者が送別の意味で2人と昼食をとりました。コロナ対策に配慮し、少人数での食事の機会でした。それでも2人はこういう機会を得たことにとても感激していました。この時の2人の嬉しそうな顔は忘れられません。

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送別の昼食のひと時

 2人の来日は10か月前のことですが、到着早々、入寮、オリエンテーション、役所手続き等忙しい時を過ごしたことが思い出されます。11月には、クラウドファンディングの支援者の方々との交流会があり、これには支援者の方々の他に、アフリカ各国からの留学生も参加し、参加者と打ち解けたひと時を過ごしました。とてもうれしそうな様子でした。留学中に、沖縄や広島に旅行したり、高校生と交流するなど、日本人、日本文化と接する機会を持つことができました。あっという間に過ぎた10か月間でした。

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クラウドファンディングの支援者の方々との交流会

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友人からのお別れのプレゼントを受け取った2人

 この第2陣の留学生の帰国により、2018年のクラウドファンディング留学生の招致は終了しました。しかし、これから、新たな留学生の受け入れ準備が始まります。今年春に実施した新たなクラウドファンディング(第2弾)の留学生が9月末に来日することになっています。コロナの影響で来日が遅れる可能性がありますが、状況に応じて対応していきます。