4月にこの欄で掲載した「クラウドファンディングに再び挑戦します」の企画は、目標額を達成し、5月31日をもって終了しました。私たちにとっては長くもあり、短くもある1か月半でした。コロナ禍のなか、こうした「地味」な取組みには関心が集まらないのではと不安を抱えての出発でしたが、成功裏に終えることができ、センター一同ほっとしております。

　この間、大学関係者、卒業生、在校生、アフリカ関係者を含め幅広い層の方々から温かい手が差し伸べられました。PIASSの佐々木先生の関係者の方々からも、大きなご支援をいただきました。日頃から当センターを支援してくださる大学近隣地域在住の方々や、たまたま私たちの企画を知り賛同していただいた方々の応援もありました。クラウドファンディングは、センターがいろいろな方々に支えられていることを実感させるものでした。ご支援いただいた方々に、心から御礼申し上げます。

　支援額は当初目標を上回る1,425,000円となりました。当初の目標であった100万円以上の資金が得られたことにより、今回の2名の招致に加え、来年度にさらに1名の留学生を招致するか、または、アフリカから来日する留学生に対して滞日時の生活費補助を行えるようになりました。皆様のご支援は、アフリカとの意義ある交流のために、大切に利用させていただきます。

　今回のクラウドファンディングは終了しましたが、プロジェクトはこれで終わったわけではありません。これからアフリカからの学生の来日準備にとりかかり、そして彼らの来日後は充実した留学生活のためにサポートしていかなければなりません。もちろん、支援者の皆さんとの交流会も準備していきます。

　留学受け入れ以外にも、日本とアフリカとの関係強化に向けてやるべきことはたくさんあります。今後ともアフリカと日本の相互交流に努めていく所存ですので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

訪日を待ち望むPIASSの2名