8月27日にパシフィコ横浜にて、「西アフリカの持続的発展への課題」と題したセミナーを開催いたしました。本セミナーは、8月28日から30日まで横浜で行われる第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の公式サイド・イベントとして実施されたものであり、共同サステイナビリティ研究専攻(東京外国語大学・東京農工大学・電気通信大学共同専攻)及び京都精華大学の主催によって開催されました。当センターは後援という形で関わりました。
武内進一東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター長による趣旨説明に続き、ウスビ・サコ京都精華大学長による、マリの農村開発を事例とする研究発表が行われました(発表要旨)。その後、ゾヂ・チカタ・ガーナ大学アフリカ研究所長は、ガーナの経済発展に関するさまざまなデータを紹介しつつ、西アフリカの経済成長の可能性と課題につき議論されました(発表要旨)。
コメンテーターの千歳篤東京農工大学教授は、同じくガーナを対象としたアグロフォレストリーの現状について南米との比較を交えつつ議論されました。山本佳代子電気通信大学教授は、近年のアフリカにおける通信網の発展に触れながら、気候変動対策への通信技術の活用について議論されました。
フロアからも質問が寄せられ、時間一杯まで活発な質疑応答が行われるなど盛況なセミナーとなりました。