• アクセス
  • English
  • 東京外国語大学

センターの活動

アフリカでのコロナ禍についてJICAと勉強会を開催しました

2020年5月28日

アフリカにおける新型コロナウイルス感染症の現状と課題について、JICAと勉強会を開催しました。勉強会は、現状の情報共有と研究者・実務家間の率直な意見交換を目的として、ウエビナ―の形で開催されました。日本在住の研究者、JICA職員に加えて、アフリカ各国のJICA事務所からも参加があり、現地報告を交えた活発な議論がなされました。

Webiner photo.png

アフリカ諸国は、これまで新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の拡大を比較的抑え込んできたと評価されています。早い段階で厳格なロックダウンに踏み切った国が多かったことが、重要な要因です。一方で、厳格なロックダウンは経済に大きなダメージを与えるため、長期間継続することはできません。アフリカでは、患者数が増えていますが、ロックダウンの緩和に動く国が増えています。

 Covid-19対策として、医薬品を配布することはもちろん重要ですが、医療行為に関わる仕組みづくりが大切です。また、保健衛生分野に留まらず、経済的なショックをいかに緩和するかという視点が不可欠です。勉強会を通じて、Covid-19に立ち向かうアフリカの現状についての理解が深まり、支援のあり方についても活発に意見が交わされました。

武内報告 アフリカにおける新型コロナウイルス感染症.pdf