11月3日、東京外国語大学にて、当センターの設立を記念したキックオフ・シンポジウム「現代アフリカ研究のフロンティア」が開催されました(広報用チラシはこちら)。海外から招聘した3名のアフリカ研究者と本学の若手教員3名が各自の研究を踏まえた報告を行い、現代アフリカ研究の到達点と今後取り組むべき課題について、コメンテーターや聴衆を交えて活発な議論を行いました。
(2018/4/17追記)
シンポジウムの討議を受けた各報告の改稿バージョンをアップしました。各発表者の報告タイトルにあるリンクをクリックしてご覧くださいませ。また、報告書全体文も、本ページの最後にリンクを貼っておりますので、まとめてご覧になりたい方はそちらよりお願いいたします。
シンポジウム開会に際しては、立石博高学長による挨拶(PDFはこちら)に次いで、武内進一教授(現代アフリカ地域研究センター長)から当シンポジウムの趣旨説明が行われました(PDFはこちら)。
セッション1では「政治と国際関係」のテーマのもと、アデバヨ・オルコシ博士(民主主義・選挙支援国際研究所)、中山裕美博士(東京外国語大学)が報告し、遠藤貢教授(東京大学)からコメントが述べられました。それぞれの発表題目は以下のとおり。
オルコシ博士 Africa Changing Politics in a Changing World(改稿版ペーパーはこちら)
中山博士 Migration Governance: Migration within and from Africa(改稿版ペーパーはこちら)
セッション2では「経済と開発」のテーマのもと、コジョ・アマノール教授(ガーナ大学)、出町一恵博士(東京外国語大学)が報告し、峯陽一教授(同志社大学)からコメントが述べられました。それぞれの発表題目は以下のとおり。
アマノール教授 Markets, Politics and Land Administrative Reform in Africa: What can African Studies Contribute?(改稿版ペーパーはこちら)
出町博士 Periphery or Battlefront: Africa in the International Economy(改稿版ペーパーはこちら)
セッション3では「環境と気候変動」のテーマのもと、デニス・ソンワ博士(国際林業研究センター)、大石高典博士(東京外国語大学)が報告し、田中樹教授(総合地球環境学研究所)からコメントが述べられました。それぞれの発表題目は以下のとおり。
ソンワ博士 Forest and Climate Change Response in Africa(改稿版ペーパーはこちら)
大石博士 Sustaining Forest Livelihoods in an Era of Climate Change: Dialogue beyond "Participation" and "Community" Arguments(改稿版ペーパーはこちら)
総合討論においても時間いっぱいまで聴衆も交えた活発な議論が行われるなど、大変充実したシンポジウムとなりました。
全ペーパーをまとめたシンポジウム報告書のPDF版はこちらからご覧ください。