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ASCセミナー

第14回ASCセミナー「Security Issues in the Sahel-Sahara region: An illustration through the Malian conflict」(アディブ・ベンシェリフ オタワ大学社会科学研究科)

日時 2018年5月11日(金)16:00~17:30
場所 東京外国語大学 研究講義棟327教室
講師 アディブ・ベンシェリフ(オタワ大学社会科学研究科博士課程<政治学専攻>/アフリカ・中東協同研究センター<CIRAM>主任研究員/国境なき弁護士団カナダ支局顧問ほか)
テーマ Security Issues in the Sahel-Sahara region: An illustration through the Malian conflict(サヘル・サハラ地域における治安問題:マリにおける紛争の事例から)
要約

本セミナーには、当学関係者をはじめとした大学・研究機関などから多くの参加者が集まりました。

セミナーでは、サヘル地域のテロリズム研究を専門とするベンシェリフ氏により、2012年に生じた西アフリカのマリ共和国北部の紛争を事例に、サヘル地域で相次ぐ武力勢力の衝突をどのように捉えるかの説明がなされました。同氏は、2012年に生じたマリ北部の紛争の理解には、植民地期の政策や1963~4年のトゥアレグの反乱にまで遡り、トゥアレグの人びとの政府に対する"記憶"がいかに形成されてきたのかを考える必要があることを指摘しました。また、トゥアレグ社会の政治秩序や周辺民族との関係といった要素も紛争と深く結びつくことから、サヘル地域の紛争を取り囲む社会空間を俯瞰的に分析することが重要であることが述べられました。質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、活発な議論がおこなわれました。