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について

現代ミャンマーにおける社会支援の人類学――「協会(アティンアポェ)」をつくる

刊行
著者等
藏本龍介・土佐桂子 編著
出版社
明石書店

内容の紹介

ミャンマーでは2000年代以降、葬式支援、医療、教育、災害援助、宗教・言語・文芸文化の保護など、多岐にわたる草の根の支援活動を担う「協会(アティンアポェ)」の活動が活性化している。彼らはいかに協会を組織し、支援者と受益者をつなげ、必要な支援を届けているのか。また、どのように資金を集め、社会的承認を得ながら説明責任を果たし、組織を運営しているのか。 本書は、国際NGOとは異なる原理で動く「協会」の組織的特徴とその展開を分析した研究書である。軍政期から民政移管期、そして2021年のクーデター後という連続性を重視し、現地調査に基づいてその実態を明らかにしている。本書では、協会の活動を「実践としての民主主義」の一例として捉えるが、こうした視座はクーデター以降の抵抗運動の広がりや、少数民族地域・軍統治地域内に民主化勢力が構築した「解放区」における統治技術を考察する上でも、重要な知見を提供するものである。


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