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の本
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について

「テロとの戦い」との闘い ――あるいはイスラーム過激派の変貌

刊行
著者等
髙岡 豊
出版社
東京外国語大学出版会

内容の紹介

2021年8月、アフガニスタンからの米軍撤退とターリバーンによる政権奪取は、〈9・11〉以降、米国をはじめとする国際社会が推し進めてきた「テロとの戦い」の破綻を国際社会に印象づけた。本書は、長年にわたる網羅的な情報収集と現地主義に徹した研究手法を駆使して、その主敵とみなされ続けてきたイスラーム過激派の思考・行動様式の実態を解明するものである。

著者のコメント

髙岡 豊(総合国際学研究院/特別研究員)

「テロとの戦い」の主敵の一つに位置付けられたイスラーム過激派 は、各国が恣意的に行った「テロとの戦い」に適応し大きく変貌し ました。
本書は、長期間にわたりイスラーム過激派を様々な視点から観察す ることを通じ、「テロとの戦い」の破綻とイスラーム過激派の変質 を明らかにすることを試みたものです。
テロリズムという政治的行動様式を軸に、イスラーム過激派の思考 ・行動様式と、イスラーム過激派に引き付けられる者が後を絶たな い理由を学術的に考察した上、アラブ諸国を中心に泡沫団体の活動 歴をも網羅した資料的な価値も追及しました。


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