パキスタン演劇
マルチメディア・パフォーマンス・インスタレーション“NATURE/paradise”
構成・演出=イブラヒム・クレイシー
パキスタン国籍のマルチメディア・アーティスト、イブラヒム・クレイシーは、ナイロビ、チュニス、ベルグラード、モスクワ等で育ち、現在はパリとニューヨークを基点に多国籍チームを組んで活躍する。この作品は、今日のイスラム世界の「矛盾に満ちた、そして多くの場合、危険に満ちた『人間の分割』」(クレイシー)を、自然と楽園のパラドックス的対立を描くことで象徴しようとする。ビデオ・インスタレーション、詩の朗読、カッワーリー(伝統的なスーフィー歌謡)、カタック・ダンス(足で激しくリズムを踏み鳴らす古典舞踊)は、互いに呼応しながら肉体と感情のパターンをコード化し、「仮想の身体の牢獄」を暴こうとする。
レクチャー「パキスタン演劇の現在」
講師=ファウズィア・アフザル・ハーン(米国・モントクレア州立大学教授)
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【日程/会場】
2004年2月27日(金)19:00〜
国際交流基金フォーラム(東京)
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※詳細は以下を参照のこと。
http://www.jfforum.jpf.go.jp/event_sch/details/event_sch_detail.html#south_asia_paこの演劇の中で、次の詩が朗読されます。
参考までにその日本語訳(麻田訳)を掲載しておきます。
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わたしたちは罪深い女(ウルドゥー語、キシュワル・ナーヒード)
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女性と開発に関するセミナー 2003年ラホール (英語、フォウズィヤ・アフザル・ハーン)
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モノトーン/モノクロ、もしかすると…(英語、ヒマー・ラザー)