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在学生への案内と報告
 
2004年度報告
 
卒論・卒研発表会
 
麻田ゼミ(総合文化コース)での「卒業論文・卒業研究」提出者による発表会を下記の要領で開催します。

発表者の持ち時間は30分。原則として発表20分、質疑応答10分とします。

●第1回発表会
日 時:2005年2月3日(木)16:30-18:45
場 所:ウルドゥー語共同研究室
発表者:
 1) 茶谷真以「ユ−ナ−ニ−医学とその処方」
 2) 柳 香織「Ayurveda Beautiful Life」
 3) 山口詩佳「ジプシーの歌を追って」(H語専攻)
 4) 仁科友里「イトル(Itr)――自然から抜き取られた魂の香り」

●第2回発表会
日 時:2005年2月10日(木)16:30-18:45
場 所:ウルドゥー語共同研究室
発表者:
 1) 桜井よしえ「インドにおけるロジスティクスの現在」(H語専攻)
 2) 米村郁美「南仏プロヴァンスプリントの起源――印仏文化交流の軌跡」
 3) 谷 研郎「スィーディー――インドのアフリカ系住民」(H語専攻)
 4) 平舘 薫「アナールカリー資料集成」
訃報
日本における「ウルドゥー語の父 Baba-e Urdu」であられる鈴木斌名誉教授が2005年1月14日、お亡くなりになりました。1月22日の告別式には大勢の教え子が来られました。戒名は「明恩院修斌得道居士(みょうおんいんしゅうびんとくどうこじ)」(「得道」は「ウルドゥー」にかけています)。合掌。(ghalib)

以下は
http://www.asahi.com/obituaries/update/0115/002.html
からの転載です。

●東京外国語大名誉教授の鈴木斌さん死去

 鈴木 斌さん(すずき・たけし=東京外国語大名誉教授・ウルドゥー文学)が14日、十二指腸がんで死去、72歳。通夜は親族で済ませた。葬儀は22日午後2時から埼玉県北本市宮内7の179のセレモホールで。喪主は妻公子さん。自宅は同市西高尾8の120。

 ウルドゥー文学研究の第一人者。万葉集のウルドゥー語訳本の出版に尽力し、96年、ウルドゥー語が国語のパキスタン政府から勲章が授与された。

(01/15 21:12)
長期旅行情報
●2004年度

亀山峻伍(4年生)
     2004年10月11日から2005年3月まで、考古学関係の遺跡・博物館の
     見学と関係者との面会を目的に、インド・パキスタンを旅行中です。
留学情報
2003年度と2004年度の留学状況をまとめてお知らせします。

●2003年度

中村繭子(大学院博士前期課程在籍)
     2001年8月から2003年4月までインド政府給費生として、
     オスマーニヤ大学(インド・ハイダラーバード)ウルドゥ
     ー語科修士課程修了。

倉島秀行(2003年9月卒業)
     2004年1月からパキスタン政府給費生として、オリエンタ
     ル・カレッジ(パキスタン・ラホール)ウルドゥー語ディ
     プロマ・コースに在籍中。

上田暁子
     2003年8月から2004年8月まで「大学間交流協定に基づいた
     派遣留学」プログラムでカリフォルニア州立大学フレズノ校
     (マスコミュニケーション学部)で学んで帰国。本人の弁に
     よれば、マスコミの授業よりも絵画に関する授業を多く取っ
     ていた。さらに、同校の奨学金により6月、イタリアのフィ
     レンツェで「Drawing Painting in Florence」という授業を
     2週間受け、自作の絵画が3位に入賞し、現在サンフランシ
     スコの「Chancellor Gallery」に飾られている。

●2004年度

青木真理絵
     2004年9月から1年間の予定で、ロンドン大学SOAS(東洋
     アフリカ研究学院)へ私費派遣留学中。南アジアの文化と
     文学を専攻予定。

荒木和栄(2004年3月卒業)
     2004年8月からインド政府給費生として、ラビーンドラ・
     バーラティー大学(インド・コルコタ)視覚芸術科学士課
     程に在籍中。

村上明香、青木弥佳、坂口千尋
     2004年10月22日出発し、2005年9月までパキスタン政府給
     費生として、カラーチー大学ウルドゥー語ディプロマ・コ
     ースに在籍中。
2004年度「舌鼓会」開催
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日 時:2004年10月16日(土)13:30-15:30
場 所:パキスタン料理店「ザイカ Zaika」(大田区東六郷)
    (お店の詳細は2003年度の項を参照のこと)
会 費:2000円
主 催:ウルドゥー語(麻田)研究室
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舌鼓会なのに、人物写真しかなくて、記念撮影になってしまった。食べるのに夢中で、食べ終わってから、カメラ持っていたことに気づいた次第です。(Yumiko & Nanae)

-----------------------以下報告------------------------

実は、5月の連休明けにヒンディー語専攻とともに実施した「新入生オリエンテーション・バス旅行」の際におこなった「アジャンタ・汐留カレッタ店」でのインド料理会食が今年度最初の「舌鼓会」をも兼ねていたので、今回は2回目の舌鼓会となります。舌鼓会のキャッチフレーズは「できるだけ本場の味に近いインド・パキスタン料理を味わおう!」です。

参加者は34人でした。内訳は1年生16人、2年生9人、3年生5人、4年生2人、院生1人+麻田教員。

メニューは昨年と同様にしてもらいました。(2003年度の項を参照のこと)

どれもこれも他店では味わえないパキスタンの味で、遠方からわざわざたどり着いた甲斐がありました。特に外語祭で供するスィーフ・カバーブはこの店のレシピを基準にしてあるため、2年生以上の学生たちからは「外語祭のシャーリーマールの味だ!」との声が方々であがりました。

1年生からは以下の感想が寄せられました。

*「スィーフ・カバーブが予想以上においしくて、外語祭が楽しみになりました。」

*「楽しい時間を過ごせました。香辛料が効いてどの料理もものすごくおいしかった。個人的にはスィーフ・カバーブが好きでした。アットホームな雰囲気で、先輩方とも交流を深めることができてよかった。」

*「昨日の舌鼓会、行ってホントによかったと思いました(≧∀≦)。全部美味しくて、ちょっと辛いと思いながらもバグバグ食べてしまいました!! 特にカバーブとナーンが美味しくて、カバーブは追加注文を受けてもらえてホントよかったです♪ 外語祭での担当の人のカバーブを楽しみに私も自分の担当がんばります!!」

*「パキスタン料理には辛さを越える旨さがありました。特にスィーフ・カバーブはその独特のにおいも良く、評判通りの美味でした。」

*「外語祭にいかしていきたいと思いました。」

*「本格的なパキスタン料理に舌鼓をうちながら、クラスの皆、先輩方と楽しい時間を過ごすことが出来て、改めて自分の幸福さを実感しました。ウルドゥー語科万歳!」

*「本場パキスタン家庭料理はとても辛かった。まずこれがまず第一印象。カレーを食べたときは涙、鼻水、汗など顔中からいろいろな物があふれだした。ただ、インドのカレーと違ったおいしさがあった。カバーブもとてもおいしかった。このようなものが本当に自分達で作れるのか、ちょっと心配になったほどだった。」

*「人の分までいただきました。おいしかったです。あのカバーブの味を再現できたら、料理店は大繁盛だろうと思います。試食会が楽しみです。」

*「本格的な料理をいただけでよかったです。辛いけどとてもおいしくて、ハマりそうです。」

*「どの料理もとても美味しかったです。特にSeekh Kababについては、1年生全員が料理店で少しでも本場の味に近いものを作れるようにと、この舌鼓会で味を覚えて帰ろうと意気込んでいたので、美味しいものを味わえた事をみんなとても喜んでいました。」

*「料理は美味しかったし、先輩たちに料理店の話をいっぱい聞けたので、かなり遠かったけど行ってよかったです。」

*「私の大好きなお肉がいっぱい。少しからかったですが、カバーブも絶品でしたっ!! パキスタン料理を早くまた食べたいですっ。とおい道程でしたが行ってよかった!」

*「なんでも日本一のパキスタン料理が味わえるという。店の外観はパキスタンの国旗になぞらえて緑色を基調にしている。ウルドゥー舌鼓会として選ばれたこの店。そこで私は確かに舌鼓を打った。おそらく初めて食べた Seekh Kabab、一口食べ、これはイケると思った。食べるごとに辛さが増してくるのも愛おしい。他にも料理は沢山でてきたが、私が気に入ったのは Chargha であった。オレンジ色のチキン。もう夢中である。店の人におかわりを頼むと数分後、Chargha 登場。しかしすぐ無くなる。嬉しいやら悲しいやら。パキスタン料理に身をまかせ、食べに食べた。食べるものがあること、お腹一杯たべられることに感謝しながらウルドゥーの仲間達と店を後にした。」

*「ビルヤーニーのさらっとしたお米と鶏肉の感じが気に入りました! あと料理店で担当するカバーブも慎重に食べてみたんですが、めちゃくちゃおいしかったです。香辛料の残り香が辛くてはっきりしたカバーブの味はわからなかったけど、パキスタンの方も当日食べにくるらしいので本物を目指して焼きます!」

*「本場の味が味わえ、普段なかなか会う機会のない先輩たちとも交流できたので、とても良い会だったと思います。私が一番感動したのは、ナーンとラッスィーでした。サクッとしたアツアツのナーンとなめらかで上品なラッスィーは最っ高でした。カバーブは初め口に入れた時に広がる何かの香辛料の味が大人の味でもうちょい口がインドにならないとダメですねぇ。その後はピリ辛で美味しかったです。とにかくパキスタン&インド料理は辛いので、長期で印パへ行く時のために口とお腹を鍛えておく必要がありますね! 来年印パへ行くのが楽しみです。舌鼓会行って良かった。」

今回も店長のナイーム・アフマド氏、それに接客係のアルシャド君、シェフのサリーム氏に感謝します。

1年生からはナイーム店長に外語祭用のハラール・ゴーシュト寄付の要望が出されましたが、店長は快く了承してくれました。さぁ、外語祭に向けて突進!(Ghalib記)
「インド通信」313号(2004.11.1)掲載 コルカタ日印サッカー戦観戦報告
Times of India にウルドゥー語専攻学生の写真掲載される
●コルカタで日印サッカー観戦
                       石井由実子

一ワールドカップ日印予選、9月8日コルカタ。

この話を知ったのは今年の春。夏に旅行しながら観戦しようと考えていたが、どこでチケットが入手できるのか、皆目見当がつかなかった。同じように現地での観戦を考えていた先輩と、インド・サッカー協会など関係機関にメールで連絡を試みたものの手応えのある情報は得られなかった。唯一の情報は、チケットは8月にコルカタで発売される、ということ。インドのことだ・・・行けば何とかなるだろう。観戦できるかどうか半信半疑のまま、7月末、日本を出発した。

デカン高原を回っていた8月20日、1通のメールを受け取った。観戦計画発案者の先輩からだ。デリーの知人を通じてチケット入手が確実で、私たちの分も確保できるとのこと!!

9月1日、かなり立派なチケットをもってコルカタ入り。サダル・ストリートのホテルに滞在することに決めた。まだ日本人はさほど多くなかったが、試合間近になると、周辺はミニ日本人街と化していった。インドを旅行中の日本人が試合をめざして集まってきたようだ。いったい彼らはどこでチケットを手に入れたのか? 聞いてみると、じつに簡単なのだった。コルカタのサッカー協会の事務所へ行くと、20、50、100、1000(VIP席。日本人向け)ルピーの4種類があるという。これには驚いた。

4日、会場のソルトレイク・スタジアムへ下見に行った。こぎれいな住宅街であるソルトレイク地区にあるのでソルトレイク・スタジアムと呼ばれているが、正式名は「Yuba Bharati Krirangan(青少年運動場)」という。

まず到着して安心したのは、「スタジアム」だったこと。野原に毛が生えた程度ではないかと、失礼ながら想像していたからだ。客席はVIP席だけイス式で、あとは階段状のコンクリートのみ。驚いたことに、スタジアム内に生活する人々がいた。そして、ゲートのまわりを草刈りする人々がいた。警備も緩く、選手控え室やピッチにも簡単に入れた。日本のTBSのスタッフが到着したばかりなのか、機材を運び込んでいた。そんなふうに、ゆっくりスタジアム内を隅から隅まで見学できた。客席の通路では、少年クリケットチームが練習していた。うろついていると、現地のテレビ局のインタビューを受けた。

5日の夕方、サダル・ストリートに宿泊中の日本人たちに、昨日知り合った取材陣が来るからと声をかけたら、20人ほど集まった。国旗やユニフォームを用意してほしいとの取材陣の要望に答え、私はマイダーン・マーケットで布を購入し、日本の国旗を縫ってもらった。夜、道路でその旗を持ち、カメラの前で多いに盛り上がった。この様子を見て、まわりのインド人がビックリ。私たちの写真を撮り始めたり、一緒に歌ったりした。「インド人もビックリ」というフレーズがあるが、彼らが本当にビックリしている様子は初めて見た。あまりの騒ぎに警察が出動したほどだった。

試合前日、「日本選手が公開練習を行う」との情報が入った。サダルのサポーターたちはタクシーに相乗りし、こぞってスタジアムに駆けつけた。私は日本代表ユニフォームがどうしてもほしくなり、偽ジャージの宝庫である例のマイダーン・マーケットにもう一度足を運んだ。他国のユニフォームはあるのに、日本のは見つからない。でも、ここで諦めたら盛り上がりきれない。方々の店でありったけのユニフォームを出してもらい、やっとそれらしきものに出会えた。パッと見には日本のだと識別できるデザインで、頑張って似せたと思われるロゴも入っている。よし、購入。でも、バックプリントがない。そこで、インドにいるのだから、デーヴァナーガリー文字で自分の名前を入れようと考えた。店主に頼んだところ、英字以外はできないと断られたが、懇願に懇願を重ね、やっと説得できた。でもどうやってプリントするのだろうと思っていると、なんとシルクスクリーンで文字を入れるではないか。もちろんデーヴァナーガリーの型はなかったので、紙に太字で書いて、くりぬいたところにインクを入れた。私はインド人のこういうやり方が大好きだ。インドでは不可能が可能になるのだ。わずか30分で特注ユニフォームが完成した。嬉しくてたまらない私は、さっそくこれを着て公開練習に向かった。

スタジアムでは準備が進んでいた。コートのまわりに広告や装飾がしつらえられ、マイクテストも行われていた。しかし、この日もテレビや新聞各社の取材陣が押し寄せ、見学どころではなくなってしまった。オリジナルユニフォームは注目の的となり、独占インタビューを何度も受けた。公開練習は思うように見られなかったが、数紙に記事が載ったりテレビで放映されたり、むしろ貴重な体験ができた。

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■Times of India にウルドゥー語専攻学生の写真掲載される

    

試合翌日9日付の Times of India 紙の1面中央に次の写真が掲載された。左から曾根佐衣子、仁科友里(ともに4年)、石井由実子(2年)。半年前から観戦を計画した甲斐があったというものだ。

いちはやく新聞をスキャンしてメールで送信してきたのは、この夏からインド政府奨学生としてコルカタの Rabindranath Bharati University の視覚芸術学科(絵画)学士課程に留学しているウルドゥー語専攻卒業生の荒木和栄であった。
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公開練習後、選手が出てくるのを待った。警備員はまるで無関心で、何人もの選手からサインを入手、写真もバシバシ撮った。警備員は私たちの熱狂するこの様子を見て、やっと動き出した。が、皆サインや写真をゲットしていた。日本では絶対にありえないラッキーな状況だった。さあ、そのあとが大変。私たちはお祭り騒ぎだ。世界一周旅行を終えようとしているGさんを中心に、ホテルの屋上を借り切って前夜祭。大きな日の丸に数十人で寄せ書きし、大合唱の宴会となった。

いよいよ試合当日。ここ1週間、雨の日が多かったが、今日は快晴。午後5時半キックオフだというのに、私たちは朝の10時にはスタジアム入りした。まだペンキを塗ったり、コートのラインを引いたり、座席にシートを敷いたりしている。のんびりした時間とともに完成していく会場を見ているのは、とても興味深かった。

観客席が満杯近くなったのはキックオフ寸前だ。インド席には小中高の生徒が多く、嬉しいことに彼らはパネルショーを見せてくれた。2パターンあり、@両国旗とA両国の地図を表していた。そして、多くのインド人が日の丸を持っていた。両国の国旗を頭に刺しまくっている人もいた。さらに、日本の応援歌を真似して一緒に歌ってくれもした。なんて親日的なのだろう。さすがジーコ人気はすさまじく、ブラジルの旗もあちこちで掲げられ、ジーコ・コールも耳にした。

エースを欠いているのに、前回とは比べものにならないほど、前半のインドチームは強かった。両者互角で、もしかしたら・・・という雰囲気が漂い、インド側の応援にも力が入った。インド側にボールが渡ったときの歓声のすさまじいことといったら。でも試合の結果が見えてくると、スタジアムを去る人が続出。それでも怒り出す人はいなくて、試合終了後に「おめでとう、やっぱり日本は強いなぁ」と声をかけてくる人が大勢いた。私たち以上に盛り上がっている人たちもいた。選手の乗るバスのまわりで応援歌を歌ったり、出てきた選手に声をかけたりしていた。私たちのメッセージ入りの日の丸も、バスの窓から無事に選手の手に渡った。感動の瞬間だった。選手一団は、会場のすぐ横に建つハイヤット・ホテルに戻っていった。日本から来た観戦ツアーの団体も、同じホテルに宿泊しているらしかった。

試合の結果よりも、皆が集まってお祭り騒ぎをしたことが、私にとってはもちろんのこと、きっと彼らにとっても楽しかったに違いない。そんなインドの側面を見ることができて、私はますますインドが好きになった。

いしい・ゆみこ:東京外国語大学ウルドゥー語専攻2年。最近とみに印パの文化にのめりこみつつある自分を発見。今春、友人らとインド初旅行。今夏、インド再訪、パキスタン初旅行。

(本稿は「インド通信」313号(2004.11.1)から転載したものです。発行元のインド文化交流センターから転載の許諾を得ています。)
「アキール先生歓迎茶話会」開催
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日 時:2004年7月1日(木)18:30-19:30
場 所:大学会館「特別食堂」(軽食と紅茶、コーヒー、ソフト
    ドリンク。アルコールは出ません。)
会 費:1,500円(店長に最低の金額に押さえていただきました。)
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--以下報告--

4年前まで本学ウルドゥー語専攻で7年間教鞭をとられたカラーチー大学のアキール先生(Dr. Moinuddin Aqeel)が大東文化大学の招聘で1ヶ月間の予定で来日されました。

7月1日午前10時半に来校され、2限から5限まで専攻語の教室で学生と歓談、途中、キャンパス内を見学されました。

本の虫である先生はことのほか図書館の設計に感激された様子で、15日に再び来校される予定です。また、卒業生による歓迎会も10日に開催される予定です。

歓迎茶話会への出席者は41人でした(アキール先生をのぞく)。
内訳は以下のとおりです。

1年生 12人、2年生 9人、3年生 6人、4年生 6人、
院生 2人、卒業生 1人、教師 3人、その他 2人
研究発表会「ラージャスターンの芸能文化」
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日 時:2004年6月17日(木)18:30-20:30
場 所:115
発表者:水上恵美子(ウルドゥー語専攻、総合文化コース4年)
発表題目:「砂漠に舞う女――ラージャスターンのKalbeliya部
       族における芸能文化研究」(ビデオ上映あり)
主催:麻田研究室(ウルドゥー語、総合文化)
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昨年度、ウルドゥー語専攻4年の水上恵美子嬢が卒論のテーマとしてラージャスターンの芸能文化を取り上げました。

彼女の研究は「フラメンコ → ジプシー → インド西北部 → ラージャスターン」という興味の流れから出発しました。卒論の題目は以下のとおりです。

「砂漠に舞う女――ラージャスターンのKalbeliya部族における芸能文化研究」

水上嬢はちょうど外語祭の時期にフィールドワークのためインドへ赴き、ジョードプルにてラージャスターン民衆文化の権威、コーマル・コーターリー氏(Komal Kothari)とも会見してきました。

ところが、先月22日にコーターリー氏の訃報が飛び込んできました。

「コーマル・コーターリー氏、2004年4月20日午後11時35分、
ジョードプルにて死去。享年75歳。」
参考記事:http://ias.berkeley.edu/southasia/kothari.html

おそらく水上嬢はコーターリー氏に会った最後の日本人であろうかと思われます。

このような因縁で、水上嬢から「お世話になったコーターリー氏を追悼する意味もこめて、ぜひ研究発表を行いたい」との希望が出されたわけです。昨年度、ウルドゥー語専攻4年の水上恵美子嬢が卒論のテーマとしてラージャスターンの芸能文化を取り上げました。

インドでのフィールドワークを行うに際して、和光大学の村山和之氏から貴重なアドバイスをいただきました。当日は村山氏も参加され、ラージャスターンの貴重な映像を見せていただける予定になっています。

参考:「砂漠に舞う女」レジュメ
作成者:水上恵美子(ウルドゥー語専攻、総合文化コース4年)
「2004年度新入生歓迎会」開催
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日 時:2004年5月20日(木)18:30-20:30
場 所:大学会館2階「特別食堂」
主 催:ウルドゥー語研究室+2年生
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ボート大会女子覇業レース優勝祝賀会を兼ねています。

----------------以下報告-----------------------------

出席者は53人でした。内訳は以下のとおりです。

1年生 16人、2年生 15人、3年生 8人、4年生 9人、
院生 1人、卒業生 1人、先生方 3人

会費 新入生   \1,500+\100(学生名鑑代)
   2年生以上 \3,000+\100(学生名鑑代)

    新入生集合
  麻田先生と歓談

    モイーン先生一家と
  最後は一本締め
    (撮影:仁科友里)
「学内ボート大会」女子覇業レースでウルドゥー語専攻優勝!
2004年5月12日(水)戸田オリンピックボートコースで恒例の「学内ボート大会」が開催され、「女子覇業レース」でウルドゥー語専攻チームが優勝しました。3年ぶりの快挙です。
  
 (撮影:Sh.M)   (撮影:S.K)

--先輩から祝福の言葉が届きましたので掲載します。

*1年生女子の皆さん、おめでとうございます!!
私(現4年女子)たちが覇業で優勝したときも、今日のように麻田先生がとても喜んでくださったのをなつかしく思い出しました。もうあれから3年か・・・。早いものです。
何はともあれ、ウルドゥー科の輝かしい歴史が(笑)繰り返されたことをとても嬉しく思います。やった!(4年、H.A.)

*ボート大会優勝おめでとうございます!すごいすごい!
私たちの代もみんながすごくがんばってくれて見事優勝し、麻田先生も今回のようにみんなに携帯にまでメールを流してくれましたよね。懐かしいなあ。(いや、私はお弁当抱えて応援係だったんですが。笑(4年、H.K.)

*おぉ〜! 素晴らしいですね!今年の一年生も私たちに負けず劣らずエネルギッシュなんですね! 嬉しいかぎり。(4年、Y.K.)

*新入生の優勝されたみなさん! おめでとう!!
私たちが優勝した年、私自身は男子チームに属していました。(男子の数が足りなかった為) 皆さんの優勝の知らせを聞いてそんなことを懐かしく思い出しました。
この優勝で波に乗り、これからの学生生活を実りあるものにしてください。
本当におめでとう!!(4年、Ch.M.)
2004年度新入生オリエンテーション・バス旅行
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 日 時:2004年5月6日(木)
 日 程
 09:00 大学体育館前集合
 09:30 出発
 11:00 お台場着(散策・自由昼食)
 12:30 集合・出発
 13:30 アジア経済研究所(幕張)図書室見学
     会議室にて映画鑑賞等
 16:30 出発
 18:00 「カレッタ汐留」にて下車(インド料理店にて会食)
 18:30 「アジャンタ」にて夕食会(詳細下記)
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昼食は往路途中の台場にて適宜取る予定です。
アジア経済研究所図書室見学(1時間半)のあと、会議室にて村山真弓さん(南アジア研究グループ)より同研究所での研究プロジェクト等についてガイダンスを受けます(15分)。
そのあとヒンディー語・ウルドゥー語テレビ映画を鑑賞し、麻田から解説を受けます(1時間15分)。上映映画は以下のとおりです。

「Aadmi aur Aurat 男と女」(日本語字幕つき)
 colour, 56 minutes, Hindi, l984
 Production: Doordarshan/ Direction and screenplay: Tapan Sinha/ Story:
 Prafulla Roy/ Camera: Kamal Nayek/ Music: Ashish Khan/ Art Direction:
 Kartick Bose/ Editing: Subodh Roy/ Sound: Satyen Chatterjee
 Cast: Amol Palekar, Mahua Roy Chowdhury

参考URL:http://216.152.71.145/films/garland/aadmi.html

 ●「華麗なるインド料理を食べる夕食会」
 日 時:当日午後6時半より
 場 所:「アジャンタ・カレッタ汐留店」(2時間ほど)
 会 費:1人 3000円(1ドリンクつき)
 http://www.caretta.jp/

インド料理研究家・渡辺玲氏をコーディネーターとし、北と南の料理を提供していただきます。さらに料理についての解説を同氏にお願いします。

 【渡辺玲氏の著書】
 『カレーな薬膳』(2003年、晶文社、1,700円)
 『ごちそうはバナナの葉の上に』(1999年、出帆新社、1,600円)
 『誰も知らないインド料理』(1997年、出帆新社、1,600円)

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*以下報告*

メニューを説明する渡辺氏(奥)と1年生
  夕食会後、渡辺氏を囲む上級生と院生

1)メニューを説明する渡辺氏(奥)と1年生
2)夕食会後、渡辺氏を囲む上級生と院生
(撮影:midoringo)


参加人数:58人

【メニューの紹介】
コーディネーター役の渡辺玲氏のウェブサイトより。
(正確なカナ表記に修正させていただきました。Ghalib)

誰も知らないインドカレー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/index.html
マサラ日記 5月6日(木)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/diary040506.html

ドーサ
インド亜大陸の主要な食材である挽き割り豆(「ダール」と総称される)のひとつ、ウラド・ダールと米の発酵生地によるクレープ風軽食。典型的な南インド料理のひとつ。

パコーラー
ベーサン(チャナー・ダールの粉末)をつなぎに各種野菜をボール状のかき揚げ風に揚げたスナック。インド亜大陸各地で、さまざまなパコーラー、さまざまなスナックが食べられる。

ココナッツ・グリーンチリ・チャトニー
ココナッツと青唐辛子などをすりつぶした「たれ」。これまたインド亜大陸全土にさまざまなチャトニーがあるが、これは南インド風。ドーサやパコーラーにつける。今回のは比較的、日本でめずらしいタイプ。

ナスのサンバル
サンバルはトゥール・ダールと各種野菜の煮込み。南インド菜食カレーの真髄のひとつ。ドーサやパコーラーの「たれ」にするほか、ごはんにかけてもおいしい。

タンドゥーリー・チキン
タンドゥールという土窯でローストした骨付きチキン。元来はインドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の郷土料理。けっしてインド亜大陸の全国区メニューではないことに注目。

スィーフ・カバーブ
マトンの挽き肉にスパイスやハーブをミックスしてタンドゥールで串焼きにしたもの。本来は焼き鳥式に炭火グリルで焼く。

フィッシュ・ティッカー
魚の一口大角切りのヨーグルトやスパイスに漬け込んでからタンドゥールでローストしたもの。本日はメカジキを使用。

ナーン
日本をはじめ、全世界で有名な「インドのパンの代表」。しかし、これももともとはパンジャーブ地方の郷土料理。やはり全国区メニューではない。

カーブリー・ナーン
レーズンやココナッツをはさんで焼いた、ちょっと甘いナーン。

ホワイト・ライス
白いジャポニカ米。

チキン・チェッティナード・マサーラ
ネーム・プレートには「チキン・マッカニー」とあったが、食べたら、予想通り違う料理だった。南インドの典型的なチキンのスパイス煮込み。

マトン・コールマ
マトンをナッツ類などでマイルドに煮込んだカレー。マトン料理につきもののミントの葉もちゃんと入っていた。

キーマ・マタル
チキンの挽き肉とグリンピースのカレー。アジャンタ定番カレーのひとつ。

ミックス・ベジタブル・ダール・カレー
各種野菜とダールを煮込んだ菜食カレー。

スージー・ハルワー
粗挽きセモリナ粉とギー、砂糖を加熱しながら練り込んだデザート。

今回はお店のご好意で、南インドで「ティファン」と呼ばれる軽食、おなじく南インド式の「たれ」やカレー、北インドやパキスタンでおなじみのタンドゥール料理やパンなどと幅広いチョイスで料理をつくっていただいた。チキン、マトン、野菜の各カレーは、ふだん店では出さないメニューである。
(Copyright (C) WATANABE Akira 2004)
Anil Sethi 先生ご夫妻送別会
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 日 時:2004年4月15日(木)19:00-
 場 所:「さくら水産」(武蔵境)
 主 催:麻田研究室+ウルドゥー語学生有志
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  (撮影:橋口緑)

東京外国語大学COEフェローとして1年間、さまざまな場面でウルドゥー語の学生はご夫妻にお世話になりました。当日は20人以上の在校生と卒業生が集まりました。学生からは「寄せ書き色紙」と「夫婦お箸」を贈りました。ご夫妻は4月23日、離日されました。
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