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日 時:2004年5月6日(木)
日 程
09:00 大学体育館前集合
09:30 出発
11:00 お台場着(散策・自由昼食)
12:30 集合・出発
13:30 アジア経済研究所(幕張)図書室見学
会議室にて映画鑑賞等
16:30 出発
18:00 「カレッタ汐留」にて下車(インド料理店にて会食)
18:30 「アジャンタ」にて夕食会(詳細下記)
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昼食は往路途中の台場にて適宜取る予定です。
アジア経済研究所図書室見学(1時間半)のあと、会議室にて村山真弓さん(南アジア研究グループ)より同研究所での研究プロジェクト等についてガイダンスを受けます(15分)。
そのあとヒンディー語・ウルドゥー語テレビ映画を鑑賞し、麻田から解説を受けます(1時間15分)。上映映画は以下のとおりです。
「Aadmi aur Aurat 男と女」(日本語字幕つき)
colour, 56 minutes, Hindi, l984
Production: Doordarshan/ Direction and screenplay: Tapan Sinha/ Story:
Prafulla Roy/ Camera: Kamal Nayek/ Music: Ashish Khan/ Art Direction:
Kartick Bose/ Editing: Subodh Roy/ Sound: Satyen Chatterjee
Cast: Amol Palekar, Mahua Roy Chowdhury
参考URL:
http://216.152.71.145/films/garland/aadmi.html
●「華麗なるインド料理を食べる夕食会」
日 時:当日午後6時半より
場 所:「アジャンタ・カレッタ汐留店」(2時間ほど)
会 費:1人 3000円(1ドリンクつき)
http://www.caretta.jp/
インド料理研究家・渡辺玲氏をコーディネーターとし、北と南の料理を提供していただきます。さらに料理についての解説を同氏にお願いします。
【渡辺玲氏の著書】
『カレーな薬膳』(2003年、晶文社、1,700円)
『ごちそうはバナナの葉の上に』(1999年、出帆新社、1,600円)
『誰も知らないインド料理』(1997年、出帆新社、1,600円)
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*以下報告*
1)メニューを説明する渡辺氏(奥)と1年生
2)夕食会後、渡辺氏を囲む上級生と院生
(撮影:midoringo)
参加人数:58人
【メニューの紹介】
コーディネーター役の渡辺玲氏のウェブサイトより。
(正確なカナ表記に修正させていただきました。Ghalib)
誰も知らないインドカレー
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/index.html
マサラ日記 5月6日(木)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/diary040506.html
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ドーサインド亜大陸の主要な食材である挽き割り豆(「ダール」と総称される)のひとつ、ウラド・ダールと米の発酵生地によるクレープ風軽食。典型的な南インド料理のひとつ。
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パコーラーベーサン(チャナー・ダールの粉末)をつなぎに各種野菜をボール状のかき揚げ風に揚げたスナック。インド亜大陸各地で、さまざまなパコーラー、さまざまなスナックが食べられる。
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ココナッツ・グリーンチリ・チャトニーココナッツと青唐辛子などをすりつぶした「たれ」。これまたインド亜大陸全土にさまざまなチャトニーがあるが、これは南インド風。ドーサやパコーラーにつける。今回のは比較的、日本でめずらしいタイプ。
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ナスのサンバルサンバルはトゥール・ダールと各種野菜の煮込み。南インド菜食カレーの真髄のひとつ。ドーサやパコーラーの「たれ」にするほか、ごはんにかけてもおいしい。
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タンドゥーリー・チキンタンドゥールという土窯でローストした骨付きチキン。元来はインドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の郷土料理。けっしてインド亜大陸の全国区メニューではないことに注目。
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スィーフ・カバーブマトンの挽き肉にスパイスやハーブをミックスしてタンドゥールで串焼きにしたもの。本来は焼き鳥式に炭火グリルで焼く。
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フィッシュ・ティッカー魚の一口大角切りのヨーグルトやスパイスに漬け込んでからタンドゥールでローストしたもの。本日はメカジキを使用。
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ナーン日本をはじめ、全世界で有名な「インドのパンの代表」。しかし、これももともとはパンジャーブ地方の郷土料理。やはり全国区メニューではない。
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カーブリー・ナーンレーズンやココナッツをはさんで焼いた、ちょっと甘いナーン。
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ホワイト・ライス白いジャポニカ米。
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チキン・チェッティナード・マサーラネーム・プレートには「チキン・マッカニー」とあったが、食べたら、予想通り違う料理だった。南インドの典型的なチキンのスパイス煮込み。
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マトン・コールママトンをナッツ類などでマイルドに煮込んだカレー。マトン料理につきもののミントの葉もちゃんと入っていた。
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キーマ・マタルチキンの挽き肉とグリンピースのカレー。アジャンタ定番カレーのひとつ。
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ミックス・ベジタブル・ダール・カレー各種野菜とダールを煮込んだ菜食カレー。
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スージー・ハルワー粗挽きセモリナ粉とギー、砂糖を加熱しながら練り込んだデザート。
今回はお店のご好意で、南インドで「ティファン」と呼ばれる軽食、おなじく南インド式の「たれ」やカレー、北インドやパキスタンでおなじみのタンドゥール料理やパンなどと幅広いチョイスで料理をつくっていただいた。チキン、マトン、野菜の各カレーは、ふだん店では出さないメニューである。
(Copyright (C) WATANABE Akira 2004)