国際社会学部

国際社会学部

グローバルな視点で問題を考え、解決できる実践的な能力を備える

国際社会学部の目的・理念

グローバル化の進展により経済格差や環境問題等、地球規模での課題が深刻化する 一方で、世界各地で市民を巻き込んだテロや戦闘の危機が身近な問題となっています。

こうした世界の現状を正しく把握・分析し、問題の所在をつかみ、日本をはじめとする国 際社会がどのように問題解決に関わり、異なる宗教・民族・文化への寛容さを取り戻してゆくか、国際社会学部では具体的な地域の問題を取り上げ、国際的な視座から考える方法を学んでいきます。

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学びの特徴

1.世界諸地域の政治・経済・社会と歴史的背景に関する専門知識を深める

2.紛争・災害・貧困・難民等、現代世界が直面する諸問題を社会科学的手法で分析し、問題の本質を洞察し、問題解決に資する能力を養う

3.現地社会と協働し問題解決にあたる姿勢を育成する

養成される人材像

1. 世界のさまざまな地域の歴史的経緯や複雑な現状を理解し、分析するリサーチ能力と、グローバルな視点から問題を解決する実践的な能力を備えた人材

2. 諸地域の社会・政治・経済・歴史等の知識と専門性を活かして、国内外で活躍できる人材

4年間の段階的カリキュラム

入学後、最初は「世界教養プログラム」と呼ばれる3学部共通のカリキュラムで、入学時に選択した地域とその地域言語に関わる基礎的な内容や教養科目を学びます。

その後、2年次後半からは、世界教養プログラムによる学習を進めつつ学部のコースに進学し、専門科目としておかれている専門教育を受けることになります。「地域社会研究コース」の授業はおもに地域別の構成、「現代世界論コース」はジェンダー論などの課題別の授業と学問分野別の授業による構成、「国際関係コース」はおもに社会科学の学問分野別の授業編成になっています。

国際社会学部の履修イメージ

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専修プログラム(専修科目)

専修プログラムとは、専門的な学問の方法・内容を段階的かつ体系的に学び、その成果を卒業論文や 卒業研究に仕上げるための授業科目群です。専修プログラムの中の科目区分には、導入科目、概論科目、専門科目の3つがあります。これらの科目は、国際社会学部の3コースごとに開設されています。

(a) 導入科目

国際社会学部の3コースで学ぶ専門分野について、その概要や方法の基礎を学ぶ入門的な科目です。

(b) 概論科目

国際社会学部の3コースで専門分野を学んでいくにあたって、その土台となる方法を身につけたり、分野の内容を俯瞰したり、具体的な研究事例について学ぶ科目です。

(c) 専門科目

専門分野の内容をテーマを絞って専門的に学ぶ科目です。専門科目は、授業の形式や目的に沿って 以下の4つに分けられます。

・講義:導入科目、概論科目をさらに発展させた専門性の高い講義形式の授業です。

・専門演習:専門性の高い演習形式の授業です。そのうち「指導教員等」(後述)が開講する専門演習を本ゼミと呼びます。

4年間の体系的な歩み

第1年次〜第2年次:世界教養プログラムを中心に学習

第1年次と第2年次はおもに世界教養プログラムに従って学習を進めます。併せて導入科目を履修して、専門的・学術的な学びが始まります。

第2年次後半〜第4年次:専修プログラムを中心に学習

第2年次秋学期から専門講義を受け、第3年次春学期から、指導教員が担当する専門演習である本ゼミが始まります。

第4年次は学部4年間の学修の集大成として、指導教員の下で卒業論文の執筆または卒業研究の作成に取り組みます。

各コース紹介

地域社会研究コース

特定の地域に焦点を当て社会の構造を解き明かす

地域社会研究コースは、世界のさまざまな地域に住む人たちの世界を具体的な事例に即して考察し、「歴史的なものの見方」と「現代社会を構造的に捉える視角」を学びとることのできる人材を育成することを目標としています。

授業科目名

導入科目

地域社会研究入門

歴史社会研究入門

概論科目

地域社会研究概論

歴史社会研究概論

専門科目
(地域社会研究コース)

北西ヨーロッパ地域研究

中央ヨーロッパ地域研究

西南ヨーロッパ地域研究

イベリア地域研究

ヨーロッパ地域研究

北アメリカ地域研究

ラテンアメリカ地域研究

ロシア地域研究

中央アジア地域研究

東アジア地域研究

東南アジア地域研究

オセアニア地域研究

中東地域研究

南アジア地域研究

アフリカ地域研究

人文地理学

地誌学

自然地理学

Pick UP!授業

「オセアニア地域研究」
山内 由理子(大学院総合国際学研究院・准教授)

近代国民国家を基本とする現代社会システムは植民地化のプロセスの上に成立しましたが、「先住民(族)」というカテゴリーも、そこにおいて形成されました。本授業においては彼らに関しての議論や研究を見てゆくことを通じて、「国民国家」「人権」「所有権」「環境」「文化」などの事象を批判的に検討する視点を養うことを目標とします。

現代世界論コース

現代世界の諸問題に新たな解決策を導き出す

現代世界論コースは、複雑な様相を呈している現代世界、そこに生じる多様な問題群を自ら発見し、柔軟で批判的な思考によって問題の本質をとらえ、深く幅広い専門知識や技術を結集して、粘り強く問題解決のために行動することのできる人材を育成することを目標としています。

授業科目名

導入科目

世界認識論入門

政治社会論入門

社会関係論入門

概論科目

世界認識論概論

政治社会論概論

社会関係論概論

専門科目
(現代世界論コース)

グローバル・スタディーズ

エスノポリティクス

政治理論

哲学・社会思想

社会文化論

歴史社会論

社会学

ジェンダー論

教育社会学

現代社会史論

環境保全論

Pick UP!授業

「ジェンダー論」
金 富子(大学院総合国際学研究院・教授)

ジェンダー、セクシュアリティとの関係に注目しながら、戦時・武力紛争下あるいは植民地・占領地で性暴力がどのように展開したのか、それらが戦後にどう裁かれ/裁かれなかったのかを、過去と現在の状況等に関して、事例ごとに考察します。

国際関係コース

国際社会の現実を理論・歴史・実証的に理解

国際関係コースは、領土紛争、宗教や資源をめぐる摩擦、そして貧困や差別、国際テロの脅威などの国際社会の現実を、様々な角度から社会科学的手法をもちいて理論的・歴史的・実証的立場から理解し、政策志向的に考えていくことのできる人材を育成することを目標としています。

授業科目名

導入科目

政治学入門

法学入門

経済学入門

経営学入門

概論科目

国際政治概論

国際法概論

国際経済概論

経営学概論

専門科目
(国際関係コース)

国際政治論

比較政治学

政治学

公法

私法

国際法

国際機構論

経済学

国際経済学

開発経済学

経営学

平和・紛争論

国際協力論

国際教育論

Pick UP!授業

「平和・紛争論」
篠田 英朗(大学院総合国際学研究院・教授)

紛争解決論は英語圏諸国では大学から企業等においてまで広範に教えられていますが、日本ではあまり見かけない授業かもしれません。ここでは人間が生きていく限り、日常生活において紛争からは逃れられず、必要なのは紛争がない世界を夢見る事ではなく、紛争に対処する技能を高め、準備を整えておくことだ、という認識から出発します。
国際的紛争の傾向や対応する政策、現代世界の地域紛争の事例や日本の紛争の歴史の捉え方まで扱いますが、考え方は家庭や学校における紛争対応の延長線上にあることを強調します。このように考えることにより、国際紛争を分析することによって、自分自身の生き方の改善を図っていくという視点を養います。


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