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[卒業生✕教員 ──「知」が動き出す]
南アフリカから届いた「ウブントゥ」の心
~ハナンさん×春名学長~

世界にはばたく卒業生

2026年5月8日、かつての交換留学生ハナン・ジェピー(Hanán Jeppie)さんが本学を訪れました。ハナンさんは2022年4月から2023年2月まで、南アフリカ共和国のプレトリア大学からの留学生として本学に在籍していました。帰国後、南アフリカ共和国で弁護士資格を取得した彼女が、恩師である春名学長のもとへ報告と贈り物を持って訪れました。

【対談者】

  • ハナン・ジェピー(Hanán Jeppie): 南アフリカ共和国・プレトリア大学からの元交換留学生。今春、弁護士資格を取得。
  • 春名 展生: 東京外国語大学学長。国際政治学、日本政治外交史を専門とし、ハナンさんの在学時には主に国際関係や国際機構に関する授業で指導にあたった。

── 2022年、教室での出会い

春名 ハナンさん、お久しぶりです。日本、そしてTUFSへおかえりなさい!

ハナン ありがとうございます。 2022年に留学していた際は、先生の国際関係に関する授業を履修していました。当時は、サブサハラ地域からの留学生はまだ少なかったですね。

春名 ええ、当時のハナンさんの留学開始は大学ホームページ(*1)でも紹介されていました。帰国後はどのように過ごされていたのですか。

ハンナ 大学を卒業した後、法律事務所で働きながら司法試験の勉強に励み、今春、ついに弁護士の資格を取得することができました。

*1:東京外国語大学 大学の世界展開力強化事業「アフリカにおけるSDGsに向けた高度イノベーション人材育成のための国際連携教育プログラム」HP

──「ウブントゥ」という思想

ハナン 今日は南アフリカから一冊の本をお土産に持ってきました。コサ語の「ウブントゥ(Ubuntu)」という概念を紹介する本です。これには「人は、他者の存在があってこそ人である」という思想が込められています。

春名 素晴らしい贈り物ですね。その思想は、多文化共生を尊ぶ本学の価値観と見事に合致しています。

ハナン 本の中には、「すべてを知る人はいないけれども、みな何かを知っている」というアフリカの諺(ことわざ)も紹介されています。こうしたアフリカで広く共有されている考え方を、皆さんに知っていただきたいと思います。

本のお土産『Everyday Ubuntu: Living better together, the African way』

── 共生の未来へ

春名 弁護士になられたハナンさんの、これからの目標は何でしょうか。

ハナン 今後は大学院に進学して、人権法を学びたいと考えています。

春名 ハナンさんのような、共生のための規範と知恵を身につけ、「ウブントゥ」の思想を共有する人々が活躍する未来。東京外国語大学も、そのような未来の創出に寄与していきたいと考えています。

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本記事に関するお問い合わせ先: 広報・社会連携課 広報係 koho[at]tufs.ac.jp([at]を@に変えて送信ください)

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