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第101回外語祭を振り返る 〜外語祭実行委員会三役・各局長にインタビュー〜

外大生インタビュー

2023年11月22日(水)〜26日(日)の5日間、第101回外語祭を開催しました。今年の外語祭は、コロナ禍で実施を見合わせていたアルコール提供とサークルや有志団体による模擬店が4年ぶりに復活し、コロナ禍以前の外語祭により近い形で開催できました。

1年生は、それぞれが学んでいる 約30の国や地域ごとに「料理店」を出店し、2年生は、それぞれの専攻語を使って字幕から音響まで全てを学生自ら制作・担当した「語劇」を上演しました。世界の民族衣装体験や文化の紹介など、さまざまな言語や地域について学ぶ学生たちによる、外国語大学ならではの企画が数多く行われました。

4万人を超える来場者を迎え、支障をきたさず無事に進行できているのは、外語祭実行委員会の、周到な準備と、外語祭を成功させるという目的に向け一丸となったチームワーク、そして代々実行委員が培ってきたノウハウが生きているから。

今回のTUFS Todayでは、外語祭実行委員会の三役・各局長の皆さんから、第101回外語祭を振り返ってコメントをいただきましたのでご紹介します!

外語祭実行委員会委員長・五十幡汐涼さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域/イタリア語3年)

今年度の外語祭はコロナ禍以前に近い形態での開催となり、例年に比べ多くの方々にご来場いただきました。団体としてご参加いただいた東京外大生の皆さんやご来場いただきました皆さま、日頃から支援してくださる関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。
個人的にも受験生の時に憧れて志望するきっかけとなった外語祭が戻ってきたような感覚がありました。
さまざまな発表や企画・料理を楽しみ、唯一無二の東京外大らしい外語祭を実感した5日間となりました。
100年以上もの歴史をもつ外語祭が、より魅力を増して皆さまに楽しんで頂ける学園祭であるように、今後も温かく見守っていただければと思っております。

副委員長・ 中張花音さん(国際社会学部ラテンアメリカ地域/スペイン語3年)

私は第101回外語祭実行委員会にて副委員長を務めたことで、実行委員一人ひとりの努力をひしひしと感じたとともに、外語祭のコンテンツを作り上げている団体の皆様の様子を各部署の動きを通じて知ることができ、外語祭がいかに緻密に構築されているものなのかを改めて認識しました。
また、大学職員やOB・OGの皆様、地域の方々との交流を通じて、外語祭はたくさんの方の外語祭への愛とサポートなしでは成り立たないことを痛感しました。
私は今年度の外語祭をもって実行委員会を引退しますが、年々進化を遂げる外語祭を今後もどうぞよろしくお願いします!

会計・ 上條航さん(言語文化学部ドイツ語/中央ヨーロッパ地域3年)

自分が高校生として訪れた第97回外語祭。あれからパンデミックの困難を経て、外語祭はよりたくましくなったように感じました。開催前は色々と不安や懸念もありましたが、それが全て吹っ飛ぶぐらいに楽しく充実した5日間でした。こんなに魅力的な学園祭に実行委員として、三役として関わることができたことを心から誇りに思います。次の100回と言わず、是非とも200年、300年と続いていってほしいと思います。

屋内-装飾局・ 新田衣未莉さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域/フランス語3年)

屋内-装飾局とは文字通り屋内である研究講義棟の管理、そして装飾全般を担う局です。モットーは「ゆるゆるおくそうライフ」(雰囲気をゆるくのんびりと)。一年のうち前半は、パソコンで行う作業をメインで行いつつ装飾のデザインを行い、後半は装飾を実際に形にしていく作業が加わります。この1年を通して、人にいかに恵まれていたかを実感しました。個性が爆発していたのは2年生だけだったはずなのに、1年生も徐々に本性を表し、ゆるゆるとても賑やかな空間となりました。そのほかのメンバーも、頼りない私をずっとずっと支えてくれました。愛を込めてありがとう、です。

企画局 ・三澤創さん(言語文化学部ウルドゥー語/南アジア地域3年)

今年は新企画の TUFS Audio Tour の立案・運営をはじめ、多くの企画で大きな改変を試みました。企画局長になってしばらくは、無事成功するのかと不安になる日々が長く続きましたが、なんやかんやなんとかなるものですね、大きなトラブルなく5日間を走り終えることができました。次の世代も“なんやかんや耐える精神”で、次の外語祭を、次の企画局を、より良いものにしていって欲しいと思います。ありがとうございました。

広報局・ 下地航奨さん(言語文化学部スペイン語/イベリア・ラテンアメリカ地域3年)

広報局の仕事は各種SNS、WEBの運営、ガイドブックなどの制作、外部との企画連携などを担っています。広報担当として、外語祭がだんだんと完成していく様子を間近で見て、改めて外語祭の凄さを感じた1年間でした。局長として大変なこともたくさんありましたが、支えてくれた局員には感謝してもしきれません。来年もその先も、たくさんの人に魅力が伝わるような素敵な広報を頑張ってほしいと思います!

語劇局・ 佐々木聡史さん(国際社会学部東南アジア地域/カンボジア語3年)

私は各語劇を作る団体さんとそれを支えるいろいろな人の力が合わさって大きな1つの語劇が作られていると思っています。大変なことも多い中それでも参加してくれた団体さんと支えてくれた実行委員には感謝でいっぱいです。
語劇はその意義やあり方について議論され形を変え今日まで続いてきました。至らぬ点もあったかと思いますが、それらを踏まえて今後も変わっていきます。
どうかこれからの語劇も温かく見守って頂けたら幸いです。

渉外局・ 寺門慶介さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域/イタリア語3年)

渉外局長として、外語祭運営に向けた資金調達を1年間主導しました。資金調達は決して華やかな仕事ではありませんが、学園祭を支える「縁の下の力持ち」として一定の役割を果たせたと自負しています。資金調達の方法は様々ですが、地域の飲食店や企業、大学関係者の方々からの協賛金が最も大きな割合を占めています。今年度の学園祭をご支援くださった皆様に、心から感謝を申し上げます。

事務局 ・蒲原俊行さん(国際社会学部北アメリカ地域/英語3年)

事務局は、料理店や模擬店などの企画運営を主な仕事としています。出店する全団体のメニューを使用材料から調理工程まですべて把握する必要があるため、誰よりも外語祭で味わえる世界の味に詳しくなれるのは楽しみの一つですね。そして第101回外語祭を語るにあたって外せないのが、模擬店とアルコール提供の復活!コロナウイルスの流行で一時対面開催すら断念した外語祭が、99回、100回と努力を積み重ねて101回でここまでたどり着けたことはとても感慨深いです。もう局長としての役目が終わることには寂しさを感じますが、次は一人のお客として思いっきりエンジョイすることが楽しみです!

野外ステージ局 ・川口嵐さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域/イタリア語3年)

外語祭って、すごい。ほとんどの在学生が企画に参加したことがある。彼ら彼女ら全員が誇りに思う学園祭でありたいという思いから、外語祭、及び野外ステージに3年間を費やした。
私が作ったステージなのだ。外語祭期間の一週間、その満足感に浸りながらパフォーマンスを眺めていた。無論周囲のサポートがなければ成し遂げられなかった。恵まれた環境に感謝である。本当に外語祭が好きなので、来年も、そのまた先も出没する、めんどくさいOBになる未来しか見えない。

第102回外語祭(予告)

2024年度は次の日程で開催予定です。

2024年11月20日(水)〜11月24日(日)

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