ㄷ(디귿)変格   ティグッへんかく   《南》 ㄷ불규칙<―不規則>

    変格用言の1つ。語幹が ㄷ で終わる子音語幹用言の一部で、第II語基と第III語基で終声 ㄷ が ㄹ に交替する用言。ㄷ変則とも呼ぶ。
  ㄷ変格 ㄷ正格
깨닫다 「悟る」 묻다 「尋ねる」 받다 「もらう」 묻다 「埋める」
第I語基 깨닫- 묻- 받- 묻-
第II語基 으- 으- 받으- 묻으-
第III語基 아- 어- 받아- 묻어-
    ㄷ変格に属する用言は全て動詞であり、形容詞はない。


단위명사   《北》

     名数詞


단위성 의존 명사   《南》

     名数詞


닿소리   《南》

     子音


대우법   <待遇法>《南》

     待遇法


도움토   《北》

     とりたて語尾


도움토씨   《南》

     とりたて語尾


된소리

     濃音


두음법칙   《南》

     頭音法則


뒤붙이   《北》

     接尾辞


띄어쓰기   《南》   《北》 띄여 쓰기

     分かち書き

 
ㄹ語幹   リウルごかん   《南》 ㄹ불규칙<―不規則>

    語幹が ㄹ で終わる用言母音語幹の同様に第I語基と第II語基が同じ形であるが、ともに終声 ㄹ がある形とない形の2つを持つ。
  ㄹ語幹 子音語幹
살다 「住む」 울다 「泣く」 받다 「もらう」
第I・II語基 살-/사- 울-/우- 받으-
第III語基 살아- 울어- 받아-
    第I語基・第II語基において終声 ㄹ が脱落するのは、後続する接尾辞・語尾の頭音が ㄴ,ㄹ(終声),ㅂ,ㅅ,ㅇ の場合である。
    日本においては、語幹が ㄹ で終わる用言はすべて同一の活用をするので、これを「ㄹ語幹」として正格用言と扱うが、韓国・共和国では子音語幹の1種と見なし、一般の子音語幹と異なった活用をするので、これを変格用言に扱っている。
    ㄹ語幹のうち、禁止形の一部をなす 말다 「やめる」は、一般のㄹ語幹とやや活用のあり方が異なる。해요体および해体終止形を作るときだけに現れる第III語基形 마- がある。


라틴문자표기법   <――文字表記法>《北》

     ローマ字表記法


러変格   ロへんかく   《南》 러불규칙<―不規則>

    語幹が 르 で終わる母音語幹用言のうち、第III語基で末尾に -러- が付くもの。陰母音語幹のみで陽母音語幹はない。러変則とも呼ぶ。러変格に属する単語はひじょうに少なく、이르다 「至る」,푸르다 「青い」などわずかである。
  러変格 르変格 으語幹
이르다 「至る」 부르다 「呼ぶ」 치르다 「支払う」
第I・II語基 이르- 부르- 치르다-
第III語基 이르- 불러- 치러-


로마자 표기법   <――字表記法>《南》

     ローマ字表記法


륙자모   <六字母>《北》

     6字母


르変格   ルへんかく   《南》 르불규칙<―不規則>

    語幹が 르 で終わる母音語幹用言のうち、第III語基で母音 ㅡ が脱落し -라/-러- が付くもの。르変則とも呼ぶ。語幹が 르 で終わる用言の大多数は、この르変格に属する。
  르 変 格 러変格 으語幹
오르다 「登る」 부르다 「呼ぶ」 이르다 「至る」 치르다 「支払う」
第I・II語基 오르- 부르- 이르- 치르다-
第III語基 올라- 불러- 이르러- 치러-