科学研究費助成事業(基盤C)研究
「多文化社会における専門人材研究―専門職の知と専門性評価に関する研究」

研究代表者 杉澤経子


 日本社会の多文化化が進んでいます。地域における多文化化の問題解決に寄与する専門人材の研究として、本センターでは、多文化社会コーディネーター専門性研究を2007年度より実施してきました。その成果を踏まえて、2013年度からは、科学研究費助成事業(基盤研究C)において多文化社会コーディネーターの「専門職の知と専門性評価に関する研究」をテーマに、認定制度に関する研究を行っています。2年目の2014年度には倫理綱領を策定しました。3年目となる2015年度は、専門性評価の枠組みの妥当性を検証するために、認定試行試験を行いました。その結果、仮の認定ではありますが、5名が基準合格者となりました。
 なお、本研究成果については、2016年3月にホームページに掲載する予定ですのでご覧ください。

 ■多文化社会コーディネーター倫理綱領(2015年7月策定)
 ■多文化社会コーディネーター認定試行試験・基準合格者(2015年12月現在)
 ■科学研究費助成事業(基盤C)研究「多文化社会における専門人材研究―専門職の知と専門性評価に関する研究」報告書
  (2016年3月発行予定)


2007~2012年度の多文化社会コーディネーター研究の成果は以下を参照ください。

『シリーズ多言語・多文化協働実践研究』
vol. 6 コーディネーターって、なんだ!?  多文化社会での役割・専門性・育成プログラム (2008年7月発行)
vol.11 これがコーディネーターだ!―多文化社会 におけるコーディネーターの専門性と形成の視点― (2009年12月発行)
vol.14 多文化社会コーディネーターの専門性をどう形成するか  (2011年3月発行)
vol.15 地域日本語教育をめぐる多文化社会コーディネーターの役割と専門性 ―多様な立場のコーディネーター実践から (2012年12月発行)
vol.17 多文化共生政策の実施者に求められる役割―多文化社会コーディネーターの必要性とあり方(2013年11月発行)
別冊1 多文化社会に求められる人材とは?
    「多文化社会コーディネーター養成プログラム」 ~その専門性と力量形成の取り組み~
 (2009年3月発行)
別冊3 多文化社会コーディネーター 専門性と社会的役割 ―「多文化社会コーディネーター養成プログラム」の取り組みから― (2010年3月発行)

日時: 2015年12月08日