言語文化学部

言語文化学部

多様な言語と文化を深く学び、世界の架け橋となる

言語文化学部の学び

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言語文化学部パンフレット(2021年版)

高度にグローバル化と情報化が進んだ現代においては、異なる言語や文化がますます身近なものとなっています。人々が理解しあいながら生きていくためには、多様な言語と文化について学び、コミュニケーション力を高めることが大事です。この考えに立ち、言語文化学部では、世界のさまざまな地域の言語や文化の学習に重点を置いた教育を行っています。言語と文化というプリズムを通して人間と世界を学ぶのが言語文化学部といってもいいでしょう。

言語文化学部では、4年間を通じて、入学時に選択した言語や英語、そのほかの外国語を多様に組み合わせて、高いレベルで習得します。3年次からは超域コースか地域コースのいずれかのコースに属し、専攻の地域について、あるいは特定の学問分野を通して、人間の営みを分析する手法を学んでいきます。

世界は、グローバル化による画一化・均質化が進む一方で、ローカルな言語や文化を大切にする動きが活発化し、世界各地で文化摩擦や宗教対立など言語や文化をめぐるさまざまな課題が生じています。また複数の言語や文化が併存する多言語・多文化社会が広がっています。複雑な現代にあっては、多様な関係性を読み解くことのできる洞察力、理解力、既成の概念に囚われない柔軟な発想が求められています。言語文化学部は、こうした力を備え、文化の媒介者として活躍する国際教養人の養成を目指します。

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学びの特徴

1.世界のさまざまな地域の言語や文化を深く学ぶ

2.専攻言語や英語の高度な運用能力を身につける。その他の外国語も多様に組み合わせつつ、高いレベルで言語を習得する

3.言語研究・文化研究を中心とした人文学的思考を養成する

養成される人材像

世界のことばや文化、とくに専攻地域のことばや文化に精通し、優れた職業的能力を備えた国際教養人。高いコミュニケーション能力とコーディネーション能力を備え、国内外で言語間・文化間の架け橋となって新たな価値を生み出す人材

4年間の段階的カリキュラム

言語文化学部に入学した学生は、第1・2年次ではおもに「世界教養プログラム」と呼ばれる3学部共通のカリキュラムで、専攻言語やその他の言語、専攻地域に関わる基礎的内容や教養科目などを学びます。第1・2年次では併せて専門分野の基礎(導入科目・概論科目)も学び、第3年次には2つのコース(地域コース/超域コース)のいずれかに所属して、専門的・学術的学びが本格的に始まります。第4年次は学部4年間の集大成として、指導教員の下で卒業研究の作成に取り組みます。

言語文化学部の履修イメージ

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専修プログラム(専修科目)

第1年次と第2年次は世界教養プログラムを中心とする学修と併行して、専修プログラムの導入科目、概論科目の履修を行います。学年が進むと専修プログラムが中心になっていきます。第2年次の終わりにはコースと指導教員を決めて、第3年次以降は卒業論文や卒業研究に向けて本格的に学修を進めます。

(a) 導入科目

専門的な学修を進めていくための基礎的な事項を学ぶ科目です。

(b) 概論科目

各コースで専門的な学修を進めるのに必要な事項を、体系的にまとめて学ぶ科目です。

(c) 専門科目

導入科目、概論科目を履修することによって得られた知識をもとに、特定の地域や学問分野についてさらに深く学ぶための科目です。この専門科目は、講義、専門演習、卒業研究演習、卒業研究の4つに分類されます。なお、講義とは、導入科目、概論科目をさらに発展させた専門性の高い講義形式の科目であり、専門演習とは、専門性の高い演習形式の科目です。

4年間の体系的な歩み

第1年次〜第2年次:世界教養プログラムを中心に学習

第1年次と第2年次はおもに世界教養プログラムに従って学習を進めます。併せて導入科目を履修して、専門的・学術的な学びが始まります。

第2年次からは専修プログラムの概論科目を履修して、各分野の学びについて理解し、第3年次に入るコース決定の準備をします。

第3年次〜第4年次:専修プログラムを中心に学習

第3年次春学期からは、指導教員が担当する専門演習である本ゼミが始まります。

第4年次は学部4年間の学修の集大成として、指導教員の下で卒業論文の執筆または卒業研究の作成に取り組みます。

各コース紹介

地域コース

多様な文化と言葉を学ぶ

世界の10の地域(北西ヨーロッパ・北アメリカ、中央ヨーロッパ、西南ヨーロッパ、イベリア・ラテンアメリカ、ロシア、中央アジア、東アジア、東南アジア、南アジア、中東)について、言語学、文学、思想、宗教、表象文化論などの学問分野を横断し、複数の視点から学びます。特定の分野にフォーカスするとともに、地域に共存する多様な言語、文学、文化を広く学び、その地域に対する深い知見を蓄えることによって、異なる文化を理解し、新しい可能性を開拓する力を磨きます。

授業科目名

導入科目
(言語文化学部共通)

言語研究入門

文化研究入門

概論科目
(言語文化学部共通)

ヨーロッパ・アメリカ言語研究概論

ヨーロッパ・アメリカ文化概論

アジア・アフリカ言語研究概論

アジア文化概論

言語処理概論

英語教育学概論

通訳概論

人間科学概論

言語学概論

音声学概論

言語教育学概論

多言語・多文化社会論概論

文化・文学概論

思想文化概論

英語概論

英語文学概論

専門科目
(地域コース)

それぞれの地域について、
右に挙げる言語研究、
文化研究の授業のほか、
専門演習、卒論演習の
授業が加わります。

英語研究

北西ヨーロッパ文化研究

北アメリカ文化研究

中央ヨーロッパ言語研究

中央ヨーロッパ文化研究

西南ヨーロッパ言語研究

西南ヨーロッパ文化研究

イベリア・ラテンアメリカ言語研究

イベリア・ラテンアメリカ文化研究

ロシア言語研究

ロシア文化研究

中央アジア言語研究

中央アジア文化研究

東アジア言語研究

東アジア文化研究

東南アジア言語研究

東南アジア文化研究

南アジア言語研究

南アジア文化研究

中東言語研究

中東文化研究

Pick UP!授業

「ヨーロッパ文化研究」
小久保 真理江(大学院総合国際学研究院・准教授)

20世紀前半のイタリアの芸術文化について、文学・美術・映画・音楽など、様々な分野の作品や文化事象を学び、領域横断的な理解を深めていきます。講義の内容を理解するだけでなく、講義で扱われるトピックや作品について主体的に考え、問いを立て、自らの意見や解釈を述べる力を身につけていきます。

卒業後の進路

高い言語運用能力、人間の精神的な営みに対する鋭い分析力、豊かな教養と人間的想像力を活かして、様々な分野で活躍することが期待されます。具体的には、マス・メディア、メーカー、金融、商社、教育・研究機関、商社、IT(情報技術)関連企業、公務員などの分野で社会の要請にこたえています。卒業研究で扱ったテーマを深めるために、大学院に進学する学生もいます。

超域コース

言語・文化の違いを超えて、専門知識を学ぶ

言語学・言語情報処理学(言語学、音声学、コーパス言語学など)、言語教育学(英語教育学など)、通訳・翻訳(通訳・翻訳論、コミュニケーション論など)、文学・文化理論(文学、思想、文化人類学、宗教学など)、人間科学(心理学、スポーツ科学など)の五つの学問分野のなかから一つを選び、地域を超えた言語研究・文化研究を行います。専攻する言語と地域をつねに視野に入れながら一つの学問分野を専門的に学ぶことで、世界のさまざまな地域の現実に根ざした、豊かな教養を身につけます。

授業科目名

導入科目
(言語文化学部共通)

言語研究入門

文化研究入門

概論科目
(言語文化学部共通)

ヨーロッパ・アメリカ言語研究概論

ヨーロッパ・アメリカ文化概論

アジア・アフリカ言語研究概論

アジア文化概論

言語処理概論

英語教育学概論

通訳概論

人間科学概論

言語学概論

音声学概論

言語教育学概論

多言語・多文化社会論概論

文化・文学概論

思想文化概論

英語概論

英語文学概論

専門科目
(超域コース)

それぞれの専門分野
について、右の授業
に加え、卒論演習が
加わります。

言語学

音声学

言語処理論

統計科学

英語教育学研究

コミュニケーション論

通訳・翻訳論

実践英語

コミュニティ通訳研究

文化・文学研究

思想文化研究

人間科学研究

言語教育学研究

Pick UP!授業

「思想文化研究」
丸山 空大(大学院総合国際学研究院・准教授)

宗教を研究の対象とする場合、独特の難しさが付きまといます。というのも、宗教を学問的に理解しようとする試みには、常に「信じていない人には宗教はわからない」という批判が突きつけられるからです。このゼミでは、宗教学の重要文献を講読し議論することを通して、宗教という現象の複雑さや、他者が信じる宗教を理解することの難しさを知るとともに、そうした対象にアプローチするための方法論を学びます。

卒業後の進路

高度な言語能力に裏付けられたコミュニケーション能力やコーディネーション能力、人間の精神的営みに対する鋭い分析力と洞察力を活かし、幅広い分野で活躍が期待されます。具体的には、教育・研究機関、マス・メディア、企業の国際部、国家公務員、商社、金融、メーカーなどが挙げられます。また卒業後経験を積み、通訳として活躍している人が多数います。卒業研究で扱ったテーマを深めるために大学院に進学する学生もいます。


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