2015年度 活動日誌

3月 活動日誌

2016年3月
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

三月に入り、キャンパスは明るい雰囲気になってきました。上海市の市の花であるモクレンを始め、花々が春の訪れを感じさせてくれます。

1) 上海外国語大学での日本語教育実習

東京外国語大学より日本語教育の実習生を今年も迎えることができました。今年度は六名の実習生が教団実習を行いました。

コーディネーターも実習生の授業を見学し、授業へのコメントや授業準備のサポートを行いました。

実習生の六名。本学院玄関ロビーにて。

実習生は授業だけでなく、授業外でも学生と交流し、スピーチの指導や、お茶会での講師も務めてくれました。双方の学生にとって貴重な経験になりました。

実習生の六名。本学院玄関ロビーにて。

2) Joint Education Program

また、3月9日には本学院の学生を対象に「『詫び』と『感謝』の語用論」というタイトルで、東京外国語大学大学院国際日本研究院、谷口龍子先生に講演をしていただきました。本公演は「Joint Education Program」の一環として行われました。

学生はメモを取りながら、熱心に学んでいました。今後もTUFSとSISUを講義で結ぶことを試みたいと思います。

3) GJOに書籍が届きました

昨年から到着が待たれていた書籍が届きました。その数、段ボール12箱。675冊にも及びます。小説や日本語学習書、観光ガイドや各分野の入門書や専門書、マンガなど多岐にわたるラインナップです。

学生の日本語学習に役立てられるよう、オフィスの宣伝を強化していきます。当面は貸し出しはせず、オフィス内での閲覧になります。これらの書籍を使ったイベントも企画中です。

2月 活動日誌

2016年2月
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

2月29日に新学期が始まりました。まだまだ寒い日が続き、春とは言い難いですが、暖かい日も徐々に増えてきました。春の足音は小さいながらも聞こえてきています。

キャンパスには花も咲き始めました。

3月には東京外国語大学から日本語教育実習生と谷口龍子先生がいらっしゃいます。コーディネーターをはじめ、上海外国語大学日本文化経済学院一同、楽しみにしています。

歓迎の準備も整いました。

二月は冬休み中ということもあり、インターネットを使った日本文化配信(二月は桃の節句について)やメールでの相談に留まりましたが、三月からはイベントの実施も再開していきたいと考えています。

東京外国語大学日本語教育実習生と本学院の学生との交流イベントも実施したいと考えています。また、オフィスに配置される書籍の紹介も進めていく予定です。

全ての人形、物の名前わかりますか?

1月 活動日誌

2016年1月
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

近所のスーパーも春節モードに。

前半の学期が終わり、学校は静かになり、学生街の松江も静かになりました。学生のほとんどは故郷に帰っています。大勢の人がひしめき合う駅の様子や、自分の故郷の景色を写真に収めて送ってくれる学生もいます。

GJOでは日本文化の情報発信として、正月遊びの紹介として福笑い、また節分についての情報を発信しました。(以下、内容)

福笑い。顔の輪郭が描かれた紙の上に、目隠しをした人が目、鼻、口などの部品を並べます。どんな顔ができるでしょうか・・・?

そうです。変な顔になってしまいます。変な顔を見て、みんなで笑い、楽しみます。簡単にできますから、ぜひ挑戦してみてください!

2月3日は節分です。悪い鬼を追い払います。鬼が嫌いな魚の匂いと豆をまいて鬼を追い払います。掛け声は「鬼は外!福は内!」。他にも、恵方巻き(えほうまき)と呼ばれるお寿司を食べます。今年は南南東を向いて食べます。食べながら喋ってはいけません。黙って食べます。

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【来学期】

前回開催した「かるた遊び」のイベントが好評だったこと、百人一首に興味を持つ学生が少なからずいることを踏まえ、新学期に百人一首のイベントを企画しています。

いよいよ東京外国語大学からの実習生を迎えます。実習生のサポートや両校の学生の交流会などを企画する予定です。

12月 活動日誌

2015年12月
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

2015年の最後の一か月となり、前期の期末テストも近づき、オフィスに日本語の質問に来る学生も増えました。しかし、中国で年末といえば旧暦のものを指すので、年末に向かっていくという高揚感はほとんどありません。クリスマス飾りが残ったままの所が多いのもそのためでしょうか。

通常通りの留学や進学に関する相談に加え、12月28日の昼休みに第二回目となる日本文化紹介イベントを開催しました。今回は上海外国語大学専任講師の熊木香魚子先生にも協力を仰ぎ、かるた遊びをしました。1,2年生を中心に20名ほどの学生が集まりました。少女漫画「ちはやふる」の流行もあり、かるたに興味を抱いている学生は少なくありません。しかし、かるたをやったことがある学生は多くありません。百人一首に興味を持っている学生もいましたが、まずは入門として、いろはかるたと、熊木先生が作成した都道府県かるたで遊びました。

▲都道府県かるたの絵札と読み札

かるたの様子の映像を見たあと、「読み札」「絵札」「お手付き」などの言葉やルールを学習しました。

1グループ4,5人のグループになり、第一回戦開始!コーディネーターが読手を務めました。

畳をたたく音の後、歓声と悔しがる声が響きます。

第二回戦は都道府県かるた。学生が読手に挑戦です。自分の知っている都道府県を狙い札にする学生たち。自然と前のめりの姿勢になっています。

【学生のコメント】

• 聞き取りで苦手な音の札でお手付きをしてしまった。
• 知っていることわざが出てきて嬉しかった。
• おもしろかった。
• 百人一首も見てみたい。
• 札を読むのは簡単かと思っていたけど、すごく難しかった。
• もっとやりたい。
• いい勉強方法。知らない言葉がたくさんあった。けれど楽しかった。
• もっとほかの遊びもやってみたい。

学生は楽しそうに取り組んでいました。次回も学生が楽しめるイベントを企画したいと思います。

11月 活動日誌

2015年11月
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

中国のなかでは温暖とされている上海ですが、11月に入り、急に冷え込んで氷点下を記録する日もありました。教室内に暖房がついていないため、学生は防寒着を着こみ、お湯で手を温めながら日本語の学習に励んでいます。この光景を見ると、冬が来たのだなあと感じます。

上海オフィスでは、留学に関する相談を受け付けています。東京外大に関するものや日本生活に関する相談が寄せられます。

上海外大から東京外大には毎年、交換留学生として二名が留学し、そのほかにもサマープログラムなどに参加する学生も多くいます。寄せられる相談や不安について、実際に留学した学生からにも聞けるようなネットワーク作りが必要だと感じています。

現在、ネットワーク作りの準備をはじめ、作業をしています。学生の承諾が得られれば。体験レポートなども書いてもらう予定です。

第一回の日本文化紹介イベントが終わり、第二回の企画を始めるにあたって学生にどんなイベントを開催してほしいかの調査をする予定です。上海外大日本文化経済学院には学習部と呼ばれる生徒会のような団体があり、お茶会、着物の着付けや和菓子作りなど各種の充実した日本文化イベントがすでに実施されています。そのようななかでのイベント企画は工夫が求められるところです。学生の満足するイベントになるよう、努力いたします。

今学期も残すところ、一か月と少し。来学期には東京外大から日本語教育の実習生が来校する予定です。両校の学生の交流イベントなども実施する予定です。

6月 活動日誌

2015年6月30日
上海オフィスコーディネーター 山岸 愛美

6月1日に開所となったオフィスだが、前もって宣伝をしたものの、その存在や活動内容は開所時点では知られていなかった。そこで場所や開所時間、活動内容を書いたポスターを作製し、学院内に掲示した。また、コミュニケーションツールである微信(Wechat:日本で使われているLINEのようなアプリケーション)の学院の公式ページでも同様の情報を載せた。しかしながら、学期末であるということもあり、学生の訪問は少なかった。

学生の相談は1か月を通して3件あった。そのうち二件は学部生からの相談であり、交換留学先についての質問、日本での生活についての質問であった。その学生には大学ホームページの見方などを説明し、日本の生活についての質問に答えた。

日本文化紹介の企画は本学院では学生部という生徒会が多く実施しているため、重複しないもので学生の興味があるものを考えている。よってオフィス内にアンケートを設けたが、あまり数は集まっていない。新学期にはオフィスの中の設置ではなく、各学年の先生方に依頼し、配布してもらおうと考えている。

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