TUFSデータサイエンス教育プログラム(たふDS)

ねらい

たふDS(「たふでぃーえす」TUFS Data Science Program)は2022年度から開始した本学独自のデータサイエンスに関する教育プログラムです。

データを分析・活用して課題解決に結びつけるデータサイエンスは、文系理系、専攻を問わず、現代の「読み・書き・そろばん」と言われています。たふDSは、対象地域に暮らす人々の言語、歴史、文化的背景をより深く学び、現代社会が直面する多様な問題の核心へとより創造的に切り込むための学際的なデータサイエンス教育プログラムです。

たふDSには、データサイエンスの基本から始めて、データを扱う技術、アルゴリズムとプログラム、統計処理などを学ぶことで、言語表象、集団活動表象、地理表象といった研究テーマに取り組むための基礎から実践技能までを学べる授業科目が用意されており、東京外国語大学らしい特色をもったデータサイエンス教育プログラムとなっています。

文部科学省が推奨する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」にも対応しています(2023年度認定)。

数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)申請書

概要紹介動画

※上記動画は2022年度の情報を元にしております。最新の情報は以下をご参照ください。

プログラムの仕組みと授業の取り方

たふDSでは、授業のレベルに応じて、時間割コードとは別に独自のDSナンバリングを付けることで、履修計画を立てやすくしています。なお、履修登録にあたっては時間割コードを使ってください。このページにある「2023年度開講たふDS授業科目」を開くと、たふDS授業科目の時間割コードが示されています。また、時間割コードのリンクからシラバスを開くことができます。

  • DS100番台は入門、200番台は中級、300番台は実践(上級)です。400番台はゼミ以外の上級科目をあてています(たふDSとしては開講されないこともあります)。
  • DS100番~200番台は世界教養プログラム、300番~400番台は専修専門プログラムです。それぞれがレベルを示しているので、100番台、200番台、300番台の順に履修することで、知識と技能が積み上がるように組まれています。
    • DS100番台では、最初に履修してもらいたい入門レベルの授業を用意しています。
      とくにDS101と102は入門者用に新規開設する授業で、ぜひ履修することをお薦めします。この2科目を履修するだけでもデータサイエンスの概要をつかむことができる内容になっています(⽂部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に対応した科目となります)。
    • DS101では、データサイエンスの基礎を学びます。春学期と秋学期に同じ内容の授業が開講されるので、いずれかを履修してください。
    • DS102では、Rを使ってデータを分析する道具としてのデータサイエンスを学びます。
    • その他、DS100番台には、統計学入門、AIの基礎数学などをラインナップしています。
  • DS200番台では、中級の授業を用意しています。
    • とくに、DS201では、Pythonを使ったデータサイエンスのためのプログラミング入門、DS202では、統計学の基本を学ぶ、実践的な授業です。専修専門プログラムでの学習の準備として、関心に応じて履修するとよいでしょう。
  • DS300番台では、上級の実践的な授業科目を用意しています。学部に分かれていますが、関連科目として他学部の学生にも開放しています。いずれも卒業論文・卒業研究に結びつく上級のレベルです。
  • DS400番台では、データサイエンス教育による学修の到達点である卒論演習ゼミのうち、ゼミ履修生以外にも開放されている授業科目を挙げています。開講学部以外の学部の学生も履修は可能ですが、関連科目扱いになります。

TUFSディプロマ・サプリメントへの記載

  • 「リテラシー・レベル」を修了すると、その旨が「TUFSディプロマ・サプリメント」に記載されます。
  • 「TUFSディプロマ・サプリメント」への記載を希望する場合は、学務情報システムトップページの「免許・資格登録」から「取得予定免許の登録」画面で「TUFSデータサイエンス教育プログラム(リテラシー・レベル)」を登録してください。
  • 「リテラシー・レベル」は授業題目「データサイエンス基礎」(【DS101】科目名は「AI・データサイエンス1」または「AI・データサイエンス2」)2単位と授業題目「分析道具としてのデータサイエンス入門」(【DS102】科目名は「AI・データサイエンス1」)2単位の合計4単位を修得することが修了要件です。

履修にあたっての注意

  • DSナンバリングは、たふDSの授業科目のレベルを可視化するための独自の工夫です。履修登録にあたっては、シラバス・時間割に記載されている時間割コードを使ってください。
  • たふDSの授業は必修ではないので履修の順番は自由ですが、体系的に学習してもらうには、DS100番台、200番台、300番台と積み上げていくことが望まれます。また、DS101及び102は最も基礎的なリテラシー・レベルの科目として位置付けています。
  • DS100番台と200番台は世界教養プログラムの授業なので、どの学部の学生も履修することができます(DS211を除く)。
  • DS300番台は専修専門プログラムです。開講学部以外の学部の学生も履修は可能ですが、関連科目扱いになることに注意してください。
  • 一部の授業科目では、履修のための要件として、あらかじめ別の授業科目を履修しておくことが求められています。注意事項をよく読んでおいてください。
  • ここに記載した事項は2023年3月時点での計画です。実際の開講状況は変更になることがあります。履修計画を立てるにあたってはシラバス・時間割の記載を必ず確認してください。

自己点検・評価

お問い合わせ

たふDSの授業についての質問や相談は各授業担当の教員にお問い合わせください。

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