2016年度 活動日誌

3月 活動日誌

2017年3月
GJOコーディネーター 加藤 陽介

10日のピクニックでは、ショートビジットでカイロに滞在していた横浜国立大学の学生、ショートビジットや語学学校留学などで大阪大学、外大から留学に来ている学生が参加してくれ、日本語、アラビア語での交流が図られていました。アズハル公園の後も、シタデル、そしてハーンハリーリにも行き、長い時間をエジプト・日本の学生で一緒に過ごすことができました。これをきっかけに、大阪大学の学生とは、その後も何度か学生同士で遊びに行っているようで、双方にとっていい言語体験になっています。

12日には在エジプト日本国大使館主催の震災追悼合唱大会に参加し、2月から練習していた「それが大事」を、大きな声で日本へ向けて歌いました。学期の真っ最中で勉強が忙しい中、日本へエールを送るために日本語の歌を一生懸命覚え、しっかりと歌えた学生は大変立派でした。カイロ大学の他も、エジプト中の日本語教育機関が参加していて、それぞれ日本を思って選んだ歌を歌っていました。

21日の日本留学フェアでは、午前、午後の部に分けて発表を行い、外大の魅力や留学プログラムについて紹介しました。資料ブースでは、多くの高校生、大学生が留学の機会やその内容についての質問をするために殺到していました。大学紹介の発表の際の通訳、またブースでの質問対応を大学院生のYasmeenさん(2年前にISEP-TUFS参加)が務めてくださり、大変助けられました。

3月は留学の応募書類を記入し、出願するシーズンです。エジプトの経済事情もあって、ほとんどの学生が奨学金なしでは日本で留学することができません。そのため、これまでの成績が留学の可否に響き、自分の成績が学年の中でどの程度なのかということを痛感する、シビアなものです。また、出願することができたとしても、奨学金がもらえるとは限りません。結果が出るまでは予断を許しませんが、一人でも多くの学生の留学が叶うよう、書類準備を手伝いたいと思います。

12月 活動日誌

2016年12月
カイロオフィスコーディネーター 加藤 陽介

12月8日 ジャパン・フェスティバル出展

12月8日に、カイロ大学内で広島大学を中心として、ジャパン・フェスティバルという行事が開かれ、外大も出展しました。このイベントには、広島大学や九州大学といった他の大学のほか、在エジプト日本国大使館や国際交流基金なども出展し、日本の食べ物の提供や、浴衣の展示などがされていました。GJOカイロとしては、ブースにて外大の案内の資料を用意し、来場者への配布をしました。ブース展示では、カイロ大学に留学中のアラビア語専攻の学生2名に手伝っていただきました。このイベントには、カイロ大学の学生を中心に多くの学生が来場しており、ブースには、日本への留学の方法や奨学金の有無などを尋ねるなど、日本への留学を希望する学生からの質問もありました。

また、講堂での大学紹介のスピーチも行い、GJOオフィスや、外大の留学プログラムについて紹介しました。このスピーチの際、2年前にISEP TUFSに参加していた日本語学科の大学院生に、アラビア語への通訳、また自身の留学での体験について話していただき、日本語学習者ではない学生にも、外大についてアピールすることができました。

今月末からは1学期の期末試験が始まりました。1年生の口頭試験では手足が震えるほど緊張する学生もいましたが、試験終了後はほっとして、笑顔で帰る姿が見られました。試験は1月末まで続きますが、これまで学習したことをよく復習して、納得のいく結果を出してほしいと思います。

11月 活動日誌

2016年11月
カイロオフィスコーディネーター 加藤 陽介

11月5日 第24回カイロ大学主催:アラブ世界日本語弁論大会
6日 第1回日本パフォーマンス大会

学科の一大イベントである、弁論大会が開かれました。今年の大会には、国内主要日本語教育機関の日本語学習者の皆さんの他、スーダン、クウェイトからの学生も参加し、アラブ世界大会としての開催になりました。在留邦人の方々も含め、多くの方にお越しいただき、大変盛り上がりました。カイロ大学からの参加者も、それぞれ思いのこもった発表をし、スピーチ中上級の部での特別賞や、プレゼンテーション部門での一、二位を獲得しました(1位の学生は2年前に外大に留学していた学生です)。このイベントに関して記事を書いていただきましたので、よろしければご覧ください。(http://www.asahi.com/articles/ASJC76D1RJC7UHBI03G.html

また、大会の主催者として、日本語日本文学科の教職員、学生が一体となって運営をしていきました。特に、学生たちは会の司会進行のほか、会場係として大いに活躍してくれました。まだ日本語を勉強し始めたばかりの1年生も、先生や助手、先輩の指示を聞きながら、受付や席までのご案内、ドアの開閉など責任をもって務め、ご来場のお客さまからもお褒めの言葉をいただきました。次の日には国内の各教育機関の学習者が日本語の劇や歌、ダンスなどを披露する、パフォーマンス大会が行われました。前日の緊張感を持った弁論大会とは打って変わって、各機関の発表を楽しく見られるものでした。外大に留学してきた学生も、外大で練習した空手の型を披露してくれました。今年度新設されたバンハー大学の日本語日本文学科も参加し、エジプトの日本語教育が更に盛り上がっていくことが感じられる会でした。

また、カイロ大学と東京外国語大学の協定の更新が公式に完了し、正式にGJO Cairo が設置されました。それを受けて、日本語日本文学科教員室にGJOの看板を掲げ、今後更なる協力関係が築かれることと思います。今後とも、外大の皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

10月 活動日誌

2016年10月
カイロオフィスコーディネーター 加藤 陽介

10月になり、全学年の授業が本格的に開始しました。1年生は、先輩から勉強法などの情報をもらいながら、大学での授業に慣れようとしているところです。また、外大から留学してきている学生用に日本語日本文学科内で行われる、アラビア語講座も始まったようです。

今月は、毎年恒例のカイロ日本人会の行事に、学生たちが参加させていただきました。運動会では徒競争、玉入れ、綱引きに参加させていただき、日本の運動会の雰囲気に親しむことができました。また、秋祭りでは焼きそばやお好み焼きのような日本の料理を食べたり、金魚すくい、輪投げなどのゲームをしたり、盆踊りに入ったりと、祭りを楽しませていただきました。このような場でカイロ在住の日本の方と交流できることが学生たちのモチベーションになっています。

27日の留学報告会では、いつもお世話になっている国際交流基金カイロ文化センターからのお客様を招いて、今年の夏まで日本に留学してきた4年生の学生が、その留学体験について話しました。 外大へ留学して来た2名の学生も、その留学中の生活やサークル活動などに関して、苦労や嬉しかったことを語ってくれました。家族のつながりの強いエジプトにおいて、家族と離れて一人で暮らす経験は学生にとっても、大変大きな経験だったようです。

また、学内では、11月に行われる弁論大会、パフォーマンス大会の準備が進んでいます。スピーチ、プレゼンテーションで参加する学生たちはスピーチ原稿を練り、「聞いている人に伝わるように話す」ことができるよう、練習を重ねています。また、主催校として、会場の整備や案内係など、多くの学生がスタッフとして参加します。入学したばかりの1年生も、先輩の話を聞きながら、初めての弁論大会に、期待に胸を膨らませています。

5月 活動日誌

2016年5月
カイロオフィスコーディネーター 加藤 陽介

5月9日 お茶漬け体験

最終授業の日に、本学へ留学に来ている外大生2人と、アスワン大学の先生にも手伝ってもらい、1年生の学生たちにお茶漬けを食べさせました。お茶漬けは名前も知らなかった学生も多く、エジプトではなかなか食べることのできない日本の料理を体験してもらうことができました。なお、お茶漬け海苔は、昨年青山先生に持ってきていただいたものを使わせていただきました。ありがとうございました。

PAGE TOP