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私の所有する辞書に関するメモ

私が集めている辞書のリストを作り、必要なメモを付す。 何百冊もあるので暇な時に増補する。

英和・和英辞典

英語箋(えいごせん)万延2年(1861)石橋正方著・中山武和校正オリジナル(上巻のみ)自啄齋蔵版
英和対訳袖珍辞書(えいわたいやくしゅうちんじしょ)文久2年(1862)堀達之助編複製本
和英語林集成(わえいごりんしゅうせい)慶応3年(1867)J.C.Hepburn複製本
英文熟語集慶応4年(1868)小幡篤次郎・小幡甚三郎纂輯複製本尚古堂
改正増補 和訳英辞書(薩摩辞書)明治2年(1869)高橋新吉・前田献吉・前田正名 編複製本( 桜楓社 高城書房解説/ 参考
大正増補 和訳英辞林明治4年(1871)前田正毅・高橋良昭 [薩摩学生] 編オリジナル(カバー修理)上海・美華書院
英和字典明治5年(1872)Peter Austin Nuttal 原著・吉田腎輔 編オリジナル知新館蔵版
英和対訳辞書(開拓使辞書)明治5年(1872)荒井郁之助編オリジナル解説
和英語林集成(再版)明治5年(1872)James Curtis Hepburn ヘボンオリジナル横浜、上海・美華書院印刷
附音挿図英和字彙 (ふおんそうずえいわじい)明治6年(1873)柴田昌吉・子安峻編オリジナル(下の写真参照)
英和小字典(一名「小学校辞書」)明治6年(1873)編者未詳オリジナル江島嘉兵衛刊
広益英倭字典(こうえきえいわじてん)明治7年(1974)鹿田 等編オリジナル解説
An English-Japanese Dictionary of the Spoken Language明治12年(1879)Ernest Mason Satow and Ishibashi MasakataオリジナルLondon: Trubner.
増補改訂 英和字彙明治15年(1882)柴田昌吉・子安峻 同著オリジナル東京:日就社
英和双解字典明治17年(1884)P A ナットル 原著 棚橋一郎 譯オリジナル(下の写真参照)丸善商社蔵版
英和和英 字彙大全(英和乃部)明治18年(1885)市川義夫 纂訳・島田三郎 校訂・河原英吉 校字オリジナル(下の写真参照)横浜・如雲閣蔵版
英和對譯辞典明治18年(1885)ノア・ウエブストル氏原著・早見純一訳述オリジナル(下の写真参照)大阪・国文社
訂正増補 大全英和辞書明治18年(1885)箱田保顕纂訳・中村正直題辞オリジナル日報社・誠之堂
袖珍英和辞書明治18年(1885)斎藤重治訳・タムソン氏(A.G. Thompson)校閲オリジナル牧野善兵衛・尚書店支店
大正増補 和訳英辞林明治19年(1886)前田正毅・高橋良昭・柏原政次郎 翻刻オリジナル(薩摩辞書再版翻刻)大阪・同志出版社活版部
改正増補 和英英和語林集成明治19年(1886)ゼーシーヘボン(James Curtis Hepburn)オリジナル丸善商社書店
和英対訳 いろは字典明治20年(1887)尾本国太郎・江口虎之輔 共編オリジナル(M18の1冊本)日進堂
英和字海明治20年(1887)棚橋一郎・鈴木重陽 同纂オリジナル(下の写真参照)文学社
和英対訳 いろは字典(増訂2版)明治20年(1887)尾本国太郎・江口虎之輔共編・長谷川辰二郎増訂オリジナル日進堂・新古堂
A Japanese-English and English-Japanese Dictionary (Abridged by the author, 2nd edition)明治20年(1887)James Curtis Hepburnオリジナル丸善商社書店
蝦和英三對辤書明治22年(1889)Rev. John Batchelor復刻版北海道庁蔵版

最近入手した辞書の写真とメモ

明治大正期の小型辞典の書影のコラージュ

  • なかなか最近まで関心がなかったのだが、明治大正期に作られた小型辞典もかなりの種類がある。特に明治中期からの三省堂の一連の辞典群は価値が高い。イーストレイキ(Eastlake)、神田乃武らの仕事が後の『コンサイス』につながっていく。以下は収集した辞書の一部を画像でまとめたもの。

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明治大正期のわりと知られていない辞典群の表紙コラージュ

  • 夏休みに入るので、書庫の辞典群を整理している。早川勇氏の『日本英語辞書年表』(1998) を参考にしながら、自分が購入した辞書をマークして、写真を撮る。特に私は古い辞書の中表紙のタイトルが毛筆書体で書かれている部分が好きだ。完全に活字化してしまうと、何となく味気ない。ちょっと神社を巡って御朱印を集めているような気分(笑)。皆さんはどう思われるだろうか。

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Hornby の ISED が海を渡った結果

  • 現在 OALD として知られている辞書は A.S. Hornby らが日本で太平洋戦争中(1942年)に開拓社から発行した Idiomatic and Syntactic English Dictionary (ISED) という辞書がもとになっていることはよく知られている。Hornby は 1939 年に日本から英国に戻り,その後テヘランで British Council の手伝いで英語教員養成に従事するが,そのかたわら,原稿を持って帰って Oxford から ISED を再出版する。それが 1948年に世界に向けて刊行された A Learner's Dictionary of Current English であった(写真左)。ところがその辞書はすぐに 1952年にまったく同一内容であるが,The Advanced Learner's Dictionary of Current English という書名に変更になって,それが ALD → OALD となって今に至っている。
  • 先日,この A Learner's Dictionary of Current English と ALD を両方,非常によい状態で入手した。この辞書は私は話には聞いていたが,実物を見たのは初めてであった。古書店でもめったに出回らない珍しいモノである。
  • Hornby は英国に戻ってから,BBC で Radio English という英語講座の講師をやり,かたわら,辞書を作り,英語教員向けの学術ジャーナルを編集するなど,多岐にわたる活躍をした。その仕事ぶりが自分の関心ややっていることと非常に似ていて共感する。(2020年3月)
  • ALD(右)とその前身の A Learner's Dictionary of Current English (OUP)(左): ALD.png

A New English Dictionary on Historical Principles (1928)

  • 言わずと知れた OED の初版。1928年版は10 volumes (実際は12冊)と20 volumes の2種類が発刊されたが、これは極めて状態のいい20刊本の個体。各巻に編者の名前が個別に貼られている珍しいバージョン。(2019年5月)
    • NED の写真 NED2.png

Webster's 2nd International English Dictionary (1934)

  • 3版よりも価値があると言われた2版。出会うとついつい買ってしまい、もう7冊目・・・。この個体は1961年刊の3版の直前に出回っていた物で、装丁は3版のデザインが引き継いで使ったもの。極めて珍しいのはカバーの包装がほとんど残っていること。当時の宣伝文句などが読み取れ、普通の古書店ではこの保存状態のものはめったに手に入らない。ちなみに背後に鎮座ましますのは OED の初期型 Murray's Dictionary と言われて売られていた珍品。(2019年3月)
  • Webster 2版 WEBSTER2a.png

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Last-modified: 2020-09-06 (日) 16:49:17 (53d)