2020年度に留学を予定されている学生の皆さんへ

学長メッセージ

2020年6月2日

2020年度に留学を予定されている皆さんへ

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社会全体に大きな影響がでています。今年度、派遣留学に決まっていた皆さん、あるいは、休学留学を予定していた皆さんにとっても、先が見えないつらい時間が続いていると思い、心が痛みます。迷っておられる方も多いと思います。改めて、本学の基本的な考え方をお伝えします。

以前からお伝えしているとおり、本学の留学実施への基本方針は、
(1)外務省による危険情報・感染症危険情報がレベル1以下になること
(2)留学先の協定校が留学生の受け入れを許可すること
の2点を満たせば、可とするというものです。

このうち(1)について、現時点では、世界中がレベル2以上です。そして、いつになればレベルが緩和されるのか、誰にも予測できません。そうした状況の中、大学としては、いずれ来るであろうレベル緩和に期待し、一律に派遣留学・休学留学を中止としておりません。このため、「いつまで待てばいいのか」や、「大学に決めてほしい」という質問も、大学に寄せられます。

しかし、本学は、この判断はご自身で行っていただくべきだと考えています。留学のチャンスは、皆さんの人生のなかで、そうあることではありません。上記の条件が満たされるのをギリギリまで待ちたいと考える人がいるでしょう。その一方で、現在の状況を踏まえ、早めに断念し、次の計画に向かう人もいるでしょう。大学としては、留学のチャンスを最大限に確保しながら、可能な限りの情報を提供して皆さんの決断をサポートします。また、いずれの場合においても、履修上のサポートを行います。しかし、「いつまで待つか」を最終的に決めるのは、皆さん自身です。

ただし、決断の目安となるのは、留学準備にかかる時間です。ビザをとる、航空券をとる、住む場所を決めるなどには、通常、2か月程度は必要です。本学での履修を続けながら、「ぎりぎりまで待つ」という場合でも、最終リミットは、先方大学で来春までに開始される、先方が受入可能なプログラム(多くは、2021年2月頃に開始される学期)開始の1~2か月前でしょう。

なお、先方大学が派遣留学予定者にオンライン教育を提供する場合、本学は、本学の授業と並行しそれを受講すること、それを本学の単位に読み替えることなどを認めます。

実は、秋から本学に留学予定の交換留学予定者の皆さんも、同じ思いで、それぞれの国からの出国許可や日本政府のビザ発給開始を待っています。自分たちの努力ではどうすることもできないことであるだけに歯がゆい思いですが、なにより、感染症の拡大が沈静化し、一刻も早く世界の大学との学生交流が再開することを祈っています。

東京外国語大学長
林 佳世子

派遣留学を予定されている方へ

○ 2020年度派遣留学の取り扱いについて(2020年9月14日)

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