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東京外国語大学国際日本研究センター 対照日本語部門主催 『外国語と日本語との対照言語学的研究』第25 回研究会
  • 2018年7月 7日 14:00
  • 東京外国語大学 419 号室 語学研究所
  • PDFファイル

日時:2018年7月7日(土)14:00 ~ 18:20
場所:研究講義棟 419 号室 語学研究所

<一般公開・参加費無料>

プログラム

14:00~15:00

発表:「くちあたりの音象徴の言語相対性と普遍性:コイサン事例研究」    
中川 裕氏(東京外国語大学:音声学・音韻論、コイサン言語学)

概要:カラハリ狩猟採集民(いわゆるブッシュマン)の食行為動詞では、口腔内触感が言語コード化され、飲食物の「くちあたり」を多数区別する「食べる」が観察される。そこでは、音象徴が関わる表意音(ideophone)が重要な役割を果たす。食物質感の口腔による身体的経験が語彙化されるこの意味領域を取り上げて、音象徴の言語相対性と普遍性の問題に光を当てる。

15:10~16:40

講演:「質感探索に着目した新造語の認知言語学的分析」
宇野 良子氏(東京農工大学 :言語学、認知科学)

概要:本発表では「質感探索」が言葉において果たす役割に焦点をあてる。特に人が言葉の形の質感を探索することで,新しい言葉を作りだすメカニズムについて、仮想テクスチャを表す臨時オノマトペの実験やウェブ上の新動詞の分析を通じて考察する。

16:50~18:20

講演:「言語音が生み出すイメージ:音象徴の身体的基盤」
篠原 和子氏(東京農工大学:言語学、認知科学)

概要:言語音は、イメージ中立的ではない。これは音象徴研究が示唆してきたことだが、では言語音はなぜ特定のイメージと結びつくのか。その原理が身体とかかわっていることを示す一連の実験研究を紹介する。

お問い合わせ : 東京外国語大学 国際日本研究センター
電話 : 042-330-5794 メール : info-icjs@tufs.ac.jp