Project MEIS at TUFS
活動記録 (学部・大学院班)

2009年度(平成21年度)

 
公開講義「新世代のパレスチナ人:その文化とアイデンティティ」を開催しました(09/12/16)

 本プロジェクトが運営するリレー講義「中東を知る基礎講座」では、東京外国語大学「世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業―中東とアジアをつなぐ新たな地域概念・共生関係の模索」との共催で、新進気鋭のアラブ系米国人アーティスト・映画監督であるジャッキー・リーム・サッロームさんの公開講義を実施しました。ジャッキーさんは今回、「映画『スリングショット・ヒップホップ』の監督に聞く―パレスチナ新世代の文化とアイデンティティ」と題した連続トークセッション+上映会のために来日されました。

 公開講義ではおよそ200人の聴衆を前に、アラブ移民の両親から生まれたアメリカ人としての自身の生い立ちや、アラブ系・パレスチナ系としてのアイデンティティの芽生えについてお話があった後、アメリカ社会におけるアラブ人やパレスチナ人のネガティブなステレオタイプに対し、アーティストとしていかに挑戦してきたのかを、実際の作品を紹介しつつお話いただきました。

 後半は最新監督映画である『スリングショット・ヒップホップ』をご紹介いただきました。この映画はパレスチナ各地のラップミュージシャンたちの姿を追ったドキュメンタリーで、彼らの音楽が発する力強いメッセージとともに、抑圧されたパレスチナの歴史と現状を伝える作品です。講義では映画に登場するDAMというラップグループの曲『ミーン・イルハービー(Who is the Terrorist)』に監督自身がつけた映像や、映画の一部も特別に上映していただき、聴衆からは「衝撃を受けた」「ぜひ映画の全編を観たい」といった感想が相次ぎました。

(文責:山本薫)

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シュクリュ・ハーニーオール博士公開講演会を実施しました(09/05/18&26)

中東イスラーム研究教育プロジェクトの一環として、プリンストン大学近東学科主任教授であるM.シュクリュ・ハーニーオール博士をお招きし、下記のとおり公開講演会を実施しました。

 「オスマン帝国の西洋化:近代日本との比較を視野に入れて」
 日時:5月18日(月)14時50分〜16時20分
 場所:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟115教室
 言語:英語(通訳なし)

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 1908年革命と青年トルコ人
 日時:5月26日(火)17時〜19時30分
 場所:東京外国語大学本郷サテライト7階会議室
 言語:トルコ語(通訳なし)

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過去の活動報告
 
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