Project MEIS at TUFS
活動記録 (学部・大学院班)

2007年(平成19年度)

 
08/03/31 「日本語で読む中東メディア」、2007年度は2876本を翻訳!

2007年度、「日本語で読む中東メディア」は、中東三語(アラビア語、ペルシア語、トルコ語)の現地新聞記事を合計2876本翻訳いたしました。 今後も翻訳活動を続けます。どうぞよろしくお願いいたします!

08/01/23 講演会を実施しました

トルコのユルドゥズ工科大学からアイシェギュル・バイカン教授をお招きし、ビュユック・ヴァーリデ・ハンをめぐる都市開発プロジェクトに関する最近の成果をご披露いただきました。
受講生からは多数の質問がよせられ、活発な質疑応答が行われました。

演題:Buyuk Valide Han Istanbul: Last trace of living history in the face of urban renewal

講演者:Prof.Dr. Aysegul Baykan, Yildiz Technical University, アイシェギュル・バイカン 教授、ユルドゥズ工科大学

略歴:1976年、中東工科大学社会学科卒。米国ピッツバーグ大学にて修士(1986年)、博士号(1988年)を取得。専門は社会学、近年では都市社会学に主に取り組んでいる。

2007年度 中東イスラーム関係開講科目 として以下を実施しました
【外国語学部】

総合科目 「国際関係の中の中東 ・イスラーム」
  酒井 啓子 2学期 火曜5限

総合科目 「中東を知る基礎講座」 リレー講義  2学期 水曜3限

  • 10/03 酒井啓子 「ガイダンス、受講上の注意事項など説明」
  • 10/10 飯塚正人 「中東政治−エジプト」
  • 10/17 酒井啓子 「イラクの現状を分析する」
  • 10/24 大塚和夫 「スーダンの民族事情」
  • 10/31 中東から来た留学生と語ろう 
         (コーディネーター 酒井啓子)
  • 11/07 ゲスト講義(ハドラマウト(イエメン)からウラマー4名をおむかえします) 
         (コーディネーター 新井和広)
  • 11/14 新井政美 「現代トルコ政治とイスラム」
  • 11/28 八尾師誠 「歴史の岐路に立つアフガニスタン」
  • 12/05 山下王世 「中東メディア報道からみるトルコ」
  • 12/12 藤田 進  「パレスチナ情勢の現状」
  • 01/16 近藤信彰 「イラン核問題の歴史的背景」 
  • 01/23 山本薫   「中東メディア報道からみるアラブ」
  • 01/31 斎藤正道 「中東メディア報道からみるイラン」
  • 02/06 試験

南・西アジア地域社会論/アジア地域研究III
 「映像にみるパレスチナ」 藤田 進 1学期集中、2学期集中
*前期は2007年8月1、2、3日

南・西アジア地域専門科目(地域・国際コース)
 「ヨーロッパのイスラーム問題」 浪岡 新太郎 2学期集中

南・西アジア地域専門科目(地域・国際コース)
 「ヨーロッパとイスラーム〜衝突か共生か」 内藤 正典 2学期集中
*2007年12月25、26、27日。

南・西アジア地域専門科目(地域・国際コース)
 「少数民族と離散民族の問題を考える」 吉村 貴之 2学期 水曜3限

南・西アジア地域専門科目(言語情報工学特化コース)
 「ウズベク語(1)」 河原 弥生 1学期 火曜3限

南・西アジア地域専門科目(言語情報工学特化コース)
 「ウズベク語(2)」 河原 弥生 2学期 火曜3限

南・西アジア地域専門科目(言語情報コース専修専門科目)
 「アラブ・メディア研究(1)」 山本薫 1学期 水曜2限

南・西アジア地域専門科目(言語情報コース専修専門科目)
 「アラブ・メディア研究(2)」 森晋太郎 2学期 金曜4限

南・西アジア地域専門科目(言語情報コース専修専門科目)
 「ペルシア語記事翻訳」 前田君江 1学期 金曜3限

南・西アジア地域専門科目(言語情報コース専修専門科目)
 「トルコ・メディア研究」 山下王世 1学期 水曜4限

 

【大学院地域文化研究科】

国際協力専修コース・比較政治論研究&地域研究コース・アジア政治経済論V共通科目
  酒井 啓子 

07/12/19・20・22集中講義「映像で見るパレスチナU」を開講

夏に開催して好評だった藤田進本学教授による集中講義「映像で見るパレスチナ」の第二弾を、一般にも公開する形で行いました。今回上映した作品はいずれもパレスチナ難民に焦点をあてたもので、パレスチナ難民問題の経緯と現状という具体的な地点からはじまって、 待機と帰還、抵抗と暴力といった抽象度の高い問題に至るまで、ゲストの方々とともに幅広い議論を展開しました。

三日間の上映作品および各回のゲストは以下の通りです。

12/19『ウェイティング』(ラシード・マシュハラーウィ監督、2005年、フィルム提供:国際交流基金)
ゲスト講師:西谷修(東京外国語大学教授、現代思想)

12/20『ガーダ―パレスチナの詩』(古居みずえ監督、2006年、フィルム提供:バイオタイド)
ゲスト講師:古居みずえ(写真家・ジャーナリスト)

12/22『太陽の男たち』(タウウィーク・サーレフ監督、1972年、フィルム提供:Arab Film Distribution) ゲスト講師:太田昌国(現代企画室、民族問題研究)

07/10-11「やさしく知ろうイスラーム2007」に企画協力しました

目黒区社会教育登録団体「やさしく知ろうイスラーム」主催の講座(全8回)に協力し、以下の講義を行いました。

    2007年10月4日
    いまのアフガニスタンについて(1)
    八尾師 誠 (東京外国語大学 教授)

    2007年10月11日
    いまのアフガニスタンについて(2)
    八尾師 誠 (東京外国語大学 教授)

    2007年10月18日
    アルカーイダの歴史について
    飯塚 正人 
    (東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所 准教授)

    2007年10月25日
    中東イスラーム諸国の政治機構
    飯塚 正人 
    (東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所 准教授)

    2007年11月1日
    トルコの民族問題 −アルメニアを中心に−
    新井 政美 (東京外国語大学 教授)

    2007年11月8日
    トルコの民族問題 −クルド問題を中心に−
    新井 政美 (東京外国語大学 教授)

    2007年11月15日
    イスラーム民衆運動について(1)
    藤田 進 (東京外国語大学 教授)

    2007年11月22日
    イスラーム民衆運動について(2)
    藤田 進 (東京外国語大学 教授)


  • 木曜日6時半〜8時半
  • 於: 目黒本町社会教育館(目黒本町2-1-20)

07/08/01-03集中講義「映像で見るパレスチナ」を開講しました

今年度いっぱいで本学を退官する藤田進教官担当の夏季集中講義「映像で見るパレスチナ」を本プロジェクトが運営しました。 8月1・2・3の三日間、外の酷暑にもかかわらず本学マルチメディアセンターは100人近い受講生で埋まり、 パレスチナ/イスラエルを題材とした映画作品をめぐる藤田教官とゲスト講師との熱のこもった討議に真剣に耳を傾けていました。

三日間の上映作品および各回のゲスト講師は以下の通りです。

8/1『忘却のバグダッド』(サミール監督、2002年 フィルム提供:国際交流基金)
ゲスト講師:酒井啓子本学教授

8/2『アルナの子どもたち』(ジュリアノ・メール・ハミース監督、2004年 フィルム提供:パレスチナ子どものキャンペーン)
ゲスト講師:フリージャーナリスト 小田切拓氏

8/3『ルート181』(ミシェル・クレイフィ監督、エイアル・シヴァン監督、2003年 フィルム提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭)
ゲスト講師:臼杵陽教授(日本女子大学)

07/06/20アル・アハラーム紙の記者2名が来校しました

研修のため日本を訪れているエジプト最大の日刊紙「アル・アハラーム」の若手記者二人が来校し、『日本語で読む中東メディア』でアラビア語翻訳を担当している学生有志との交流会が行われました。

お二人の側からは、なぜアラビア語の勉強を始めたのか、翻訳する上でどのような点に難しさを感じるか、といった質問がありました。 学生の側も積極的に発言し、記者の仕事やエジプトの政治情勢など、多岐にわたる質問をぶつけました。 やりとりはすべてアラビア語で行われ、記者に質問した学生自身がほかの学生たちに返答を通訳する場面もありました。 アフマド記者はアラビア語の学習を通じて中東の今を知ることの意義について熱弁をふるい、ウムニヤ記者は「こうした学生が日本にいることを誇らしく思う」との感想を述べられました。

07/06/06・13パレスチナのドキュメンタリー映画を上映しました

本学リレー講義『映像と現代史』の藤田進教官担当回に本プロジェクトが協力し、 パレスチナを題材にしたドキュメンタリー映画2作品を上映しました。

〜上映作品(フィルム提供:Earth Vision)〜

『レインボー』
アブドッサラーム・シャハーダ監督、2004年

『夢と恐怖のはざまで』
メイ・マスリ監督、2001年
 

07/05/25 Farha アラブ音楽コンサートを実施しました

日本では数少ない本格的アラブ音楽アンサンブルFarha(アラビア語で「喜び」)をお招きしてコンサートを開催しました。

Farhaは、アラブ世界を代表する(そしてオスマン音楽の伝統を正しく受け継いだ)ウード奏者、アリー・スリティー氏(本年4月逝去)に師事した常味裕司さん(ウード)を中心に、カーヌーンの海沼正利さん、ヴァイオリンの平松加奈さんと太田恵資さん、コントラバスの大坪寛彦さん、それにレックの和田啓さんの6名からなるアンサンブルです。

当日は、近代エジプト最大の音楽家のひとり、ムハンマド・アブドゥル・ワッハーブの曲を中心に、息のあった楽しい演奏を聴かせてくださいました。

ウードやカーヌーンといった中東の楽器についても詳しくご説明くださいました。

会場のマルチメディアホールをほぼ満員にした聴衆は、アラブ音楽の美しく独特な旋律に酔い、同時に常味さんの的確かつ軽妙な解説に納得しながら、 音楽と、その音楽の背後に横たわる文化の厚みに触れて、大きな感動を味わうことができました。
聴衆の感動と真摯な態度は舞台の上にも伝わって、Farhaの皆さんも演奏に格別気合いが入ったと、終了後に語り合っていらっしゃいました。
演奏家と聴衆の気持ちが響きあった、大変充実した1時間半でした。

日時:平成19年5月25日(金)終了しました
12時40分開場、13時10分開演
於:研究講義棟1階マルチメディアホール101号室

07/04/19 「やさしく知ろうイスラーム 2007春季」協力しました

「やさしく知ろうイスラーム 2007春季」の実施に協力しました。

  • 特別自主企画 04月19日 「国境とはなにか −イラン市民から見えるもの」
    アレズ ファクレジャハニ(東京外国語大学・非常勤研究員)
  • 於:目黒本町社会教育館(目黒本町2-1-20)
    会場地図はこちらです。
  • 終了しました

07/04/02 本プロジェクト非常勤研究員赴任

本プロジェクト・学部大学院班の非常勤研究員として斎藤正道さんが赴任されました。どうぞよろしくお願いします。

過去の活動報告
 
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