フィリピン Philippines

詳細はフィリピン語専攻のホームページをご覧ください。

●フィリピン語専攻

 大小7,700余りの島々からなるフィリピンは、異なる言語・文化をもつ100以上の民族集団によって構成されています。そうした地域・民族の多様性を越え、7千万の総人口をひとつにまとめる重要な役割を果たしているのが、こくごとされ、実際の共通語となっているフィリピン語です。フィリピン語専攻はこの国語の習得を目指しますが、同時に、フィリピンの文化・社会・政治などに対する正しい理解を深めることも目標にしています。そのために、フィリピン研究の第一線で活躍している先生方に非常勤講師としておいでいただいています。フィリピン語専攻の特色の一つとして、数年前に結成された民族舞踊団の活動をあげることができます。この民族舞踊団は、多様なフィリピン文化を学ぶとともに、さまざまな団体に招かれて講演を行うことにより、日比の親善交流やフィリピン文化の紹介、募金活動への協力といった面で大きく貢献しています。公演は国内に限らず、国立フィリピン大学に2度招かれ、フィリピン各地で合わせて10回以上行っています。なおユーピーと呼ばれる国立フィリピン大学とは交流協定が結ばれており、学部学生の交換留学に加え、本学を卒業後、大学院に留学する学生が何人もいます。日本で抱くフィリピン・イメージは、貧困で問題その他で、ややもすると暗くなりがちかもしれません。しかし、実際には、人々は明るく親切ですし、珊瑚礁の海がとてもきれいな国です。フィリピンの言語や文化に関心のある人は、エネルギーと若さにあふれたフィリピン語専攻にどうぞ!


●教官

山下美知子 助教授 言語・情報コース 東京外国語大学卒。国立フィリピン大学大学院修了。
専攻:フィリピン諸語研究
小川英文 助教授 地域・国際コース 早稲田大学博士後期課程中退。
論文・著書:『ラロ貝塚群の発掘』(共著)、『アジア読本フィリピン』(共著、河出書房新社)、『入門東南アジア研究』(共著、めこん)。
専攻:東南アジア考古学


●外国人教師

シュッツ・リース・カセル 客員助教授 国立フィリピン大学大学院修士課程修了。
「接尾辞-anをもつタガログ語動詞の統辞論と意味論」(1977年)。


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