ラオス Laos

詳細はラオス語専攻のホームページをご覧ください。

●ラオス語専攻

 ラオス語専攻は、本学では最も新しく設立された一学年10名という学生数の少ない専攻語の一つです。大学でラオス語が正規に教えられているのは、全国で本学が唯一であり、世界でも中国など数えるほどしかありません。ラオスに関する図書や辞書は国内外ともに少なく、ラオスへも直行便はありません。厳しいながらも助けあい、自分達で考えて学ぶ雰囲気が好きな方の入学を歓迎いたします。
 ラオスは、ラオス人民民主共和国として社会主義を目指してきましたが、1986年頃から「新思考」政策によって、新たな国作りのために、隣国タイをはじめ自由主義諸国との関係強化に努めてきました。 1997年にはアセアンに加盟し、経済援助、文化交流などを通じて日本とも年々関係が深まっています。受験生の皆さんにとってはなじみのない国かも知れません。地図で確かめて欲しいのですが、ラオスは海のない国です。メコン川と、それ以外は山で囲まれてます。それだけに昔ながらの文化がよく残っています。山間の風光明媚な古都ルアンパバーンの格式ある伝統行事もそうですし、地方に行くといろいろな少数民族が独自の言葉を話しています。言語、文化、社会、歴史など学問的興味の尽きることがありません。
 ラオス語は、音の高低の抑揚がある美しい言葉で、ラオス独自の丸っこい文字を用いて書き表します。語形変化がなく、語順も日本語と異なりますが、地道に学習すれば、おのずとラオス語もラオスもぐっと近くなることでしょう。2001年度よりラオスから客員教授が着任され、生のラオス語に加えて現代ラオス情勢も聞くことができるようになりました。また、本学とラオス国立大学間の交換留学制度によって1999年度より双方の留学が実現しました。ラオス関係の就職は、少ないのですが、卒業生は各々、ラオスを武器に国際舞台で活躍しています。


●教官

鈴木玲子 助教授 言語・情報コース 東京外国語大学卒。同大学院博士前期課程修了。
論文・著書:「現代ラオス語の文末詞について」、「現代ラオス語の名詞述語文について」、「タイ語とラオ語の語彙比較研究」。
専攻:ラオス語学
菊池陽子 講師 総合文化コース 早稲田大学卒。同大学院博士前期課程修了。
「「ラオス」の形成-ラーオ・ニャイ新聞の分析を通して-」、「フランス植民地期ラス語正書法の確定」。
専攻:ラオス史


●外国人教師

シーラタナクン・アルン 客員助教授      


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