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マレーシア Malaysia |
詳細はマレーシア語専攻のホームページをご覧ください。
●マレーシア語専攻
マレーシアは、マハティール首相の掲げる"Malaysia Boleh"(やればできるぞマレーシアの意)というスローガンの下、2020年には先進国の仲間入りを果たすべく、着実に経済成長を続けている、東南アジアで最も注目されている国の一つです。テレビを捻れば、マレーシア語、英語、中国語、タミール語の放送が流れ、この国が多民族国家であることがそのことにも表れていると言えます。これまで多少の民族間のいざこざはあったものの、大きく政権を揺るがすような出来事が無かったのは、マハティール首相の政治的手腕が大きく関わっていることは確かだとしても、やはり一つの奇跡とも言えるものであり、そのこと自体が研究者の興味を引くことであっても不思議はありません。このことも含めて、研究テーマとしたくなる事柄に事欠くことがありません。 |
マレーシア語はアルファベットを使用することもあって二年生の後半には、簡単な新聞記事が読めるようになります。マレーシア語(マレー語とも呼ばれますが)のタブロイド版の新聞には、ランスィールという妖怪を捕まえた人の話や、背中に人間の顔のような文様のある珍しい椿象(カメムシ)を捕まえた人の許に宝籤の番号を予想してもらう為に沢山の人が訪れるといった話が大きく取り上げられたこともあり、超自然的な力に対するマレーシア人(特にマレー人)の考えが、日本人のそれに対する意識とは大分違うということも分かります。マレーシア語を学ぶということは、そういうマレー人の意識の深奥に迫ることだってできるのです。英語の新聞だけを頼りにしていては,見えてこないものが、見えてくるのです。クラスのサイズは、効率的な語学教育ということもあって、10人に押さえられていますが、他大学の大人数の授業とは違った和気藹々とした雰囲気があり、教師も学生の質問に木目細かく対応できるという利点もあります。二年までには、殆どの学生がホームステイを体験し、学習した語学の知識の実際の運用に磨きをかけています。又、留学や、語学研修でマレーシアに行く学生も増えてきています。 |
マレーシア語専攻が本学に誕生したのは1984年と、未だ歴史は浅いと言えますが、2002年5月現在で、160余名の卒業生を世に送り出しています。卒業生達の活躍の分野も、メーカー、金融、サービス部門、ジャーナリズム、公務員、大学院進学など多岐に亙っています。 |
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●教官
正保勇 | 教授 | 言語・情報コース | 東京外国語大学大学院修了。 論文・著書:『カナで引く外国語辞典』(共著、三省堂)、『マレーシア語基本単語2000』(語研)、「マレーシア語の受動構文」、「マレーシア語の変項」、「マレーシア語に於けるI-movement」。 |
専攻:マレーシア語文法 現代言語学 |
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左右田直規 | 講師 | 地域・国際コース | 京都大学大学院博士課程指導認定退学。 論文・著書:"Melayu Raya and Malaysia" 、"The Malay World in Textbooks" 。 |
専攻:現代史・比較政治学 |
●外国人教師
サイフル・バハリ・アフマド | 客員助教授 |
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