カンボジア Cambodia

詳細はカンボジア語専攻のホームページをご覧ください。

●カンボジア語専攻

 カンボジアは、東南アジア大陸の文化の中心地として古くから大いに繁栄し、アンコール・ワットなどの壮大な遺跡群があり、言語も7世紀初頭からの碑文が残っています。また、近年は国際協力分野で日本人が最も活躍している場です。
 カンボジア語専攻は、1992年(平成4年)に設立されました。4年間体系的にカンボジアのことを学ぶことができ、王立プノンペン大学との交流協定によって、交換留学を行っているのは、世界でも本専攻だけです。
 本専攻に入学すると、カンボジア語学習が大きな比重を占めることになりますが、単に知識を蓄えるのではなく、物事を論理的に考える能力を身につけ、表現することを目標にしています。カンボジア語の学習も、日本語の文法とカンボジア語のそれとの対照研究に基づいて綿密に設計された専攻独自の教科書によって進められます。
 卒業研究のテーマとしては、現代文法や古典文学だけでなく、ポップ・ミュージックや女性雑誌なども対象とされています。こういった研究のために必要となる貴重なカンボジア語資料は、すべて本専攻所有のものです。
 また、1学年10名という少人数定員ですので、授業時間以外にもネイティブの先生や留学生、学年を超えた学生が集まり、お茶とお菓子を前に恋愛論から将来の夢にいたるまで、二つの文化の差異をカンボジア語で語り合う会話実践の場もあります。
 カンボジア研究は未開拓の分野がたくさん残されていますので、本学卒業後就職しても、文学の翻訳、寺院の壁画の解釈、なぞなぞの収集などを趣味として一生続けられるような人の入学を期待します。


●教官

上田広美 助教授 言語・情報コース 東京外国語大学卒。同大学大学院博士前期課程修了。
論文・著書:『エクスプレス カンボジア語』、「現代クメール語の前置詞の省略」、「現代クメール語の形容詞の補語」、「クメール語の動詞連続に関する一考察」。
専攻:カンボジア語学
岡田知子 助教授 総合文化コース 聖心女子大学卒。埼玉大学大学院修士課程修了。
論文・著書:『現代カンボジア短編集』(2001年)、「カンボジア文学史概説」、svaen yal ampi khmaer tam raya anak nibandh japon(日本人作家を通して知る「クメール」)、『もっと知りたいカンボジア』。
専攻:カンボジア文学


●外国人教師

カエプ・ソクンティアロアト 客員教員 シムフェロポル大学修士課程修了。
「カンボジア文学研究者のための西洋文学入門」(2000年)。


「東南アジア課程」 に戻る

インドネシア マレーシア フィリピン タイ
ラオス ベトナム カンボジア ビルマ