東京外国語大学の魅力

ショートビジット@スペイン マラガ

¡Hola!(オラ) (こんにちは!)
言語文化学部スペイン語科1年のみはるです。
今回はスペインのマラガにあるマラガ大学での25日間にわたるショートビジットについてお伝えします。

入学当初はスペイン語を始めて1年も経たないこの時期に1人でスペインに渡るなんて想像もしていませんでした。
しかし、「スペインに行きたい!」「スペイン語をもっと話せるようになりたい!」「自分のスペイン語を現地で試してみたい!」と、
こんな気持ちから今回のショートビジットへの参加を決めました。

私が行ったのはスペイン南部のアンダルシア州に位置する港町、マラガです。
とても過ごしやすい気候の町で、年間300日以上は晴天日だと言います。
私が訪れた2月でも日中はコートは必要なく、日によっては少し暑く感じる日もありました。
雲一つなく真っ青で高いアンダルシア特有の空に海がよく映えていました。


「マラガの浜辺」を意味するPlaya la Malagueta


ライトアップされたCalle Marqués de Larios(「マルケス・デ・ラリオス通り」)という商店街


毎日の授業では語学力の向上を手に取るように感じることができました。
各クラスは10人前後と少人数で、アメリカやアイルランド、ギリシャ、中国、韓国など沢山の国からスペイン語を学ぶために生徒が集まって来ていました。
初めは先生の話すスピードや、積極的に話したり質問したりするクラスメイトに圧倒されていましたが、
徐々に質問をしたりトピックに関連したエピソードを話すことができるようになり、毎日の授業が本当に楽しかったです。

スペイン語に限らず当てはまる話ですが、日本の外国語学習では、
ある程度頭の中で考えてから発言しても、皆同じくらいの発言の機会を得られるように感じます。
というのもほとんどの場合クラス内には日本人しかおらず、皆が同じように考えてから発言しようとするからです。

しかし、今回のように他国の学生、特に欧米の学生と一緒に授業を受ける場合、
普段のような授業の受け方では考えている間にクラスメイトが発言し、授業が進んで行ってしまいます。
このことに気付いてからも、考えを瞬時に発言に移すことが出来るようになるまで少し時間はかかりましたが、
単なる言語運用能力の向上に加えて、積極的に発言や質問をせざるを得ない状況で授業を受けることができたという点でも
現地で学んだ意義が大いにあったように感じます。


賑やかなクラスの様子
(初日に出された課題が紙を見ないでの5分間スピーチで、初めはどうなることかと思いました(笑)


授業後にもお店やレストラン、バルでスペイン語を使い、文字通りスペイン語漬けの生活でした。
初めはスペイン語で話しかけても、アジア人であるために英語で返されることが多々ありましたが、
留学が進むにつれスペイン語で返してもらえることが多くなりました。
とても嬉しかったのと同時に、スペイン語の力が着実に伸びていることを感じることができました。



街の中心部のバルでスペイン語科の友達と


週末にはアンダルシアを中心に様々な場所を旅行しました。
スペインで一番美しいと言われる白い村のフリヒリアナ、自然豊かで闘牛が有名なロンダ、
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの宗教が融合し、街全体が世界遺産として登録されている古都トレド...
どこもとても美しく、スペインの魅力にどんどん引き込まれていきました。

特にグラナダはとても印象的でした。
世界史選択だった私にとってアルハンブラ宮殿はまさに資料集の中の世界で、
実際にそこに足を踏み入れているなんてとても信じ難かったです。



アルハンブラ宮殿内のナスル宮殿にあるライオンの中庭
(世界史選択の皆さんなら1度は見てみたいのでは?)


さらに、地元のサッカーチーム「マラガFC」のホームスタジアムで行われた試合の観戦もしました。
やはりスペインといえば、サッカーのイメージがとても強いのではないでしょうか?
そのイメージ通りスペイン人のサッカーへの愛はとても強く、
試合がある日はバルやレストランのテレビでは必ずサッカーが流れていて、みんな声を出して応援していました。
スタジアムで実際に観戦した時は熱狂的な盛り上がりを目の当たりにでき、あっという間の90分間でした。



La Rosaleda(ラ・ロサレダ)というマラガFCのホームスタジアム
(写真はマラガFCが2点目を決めた時のものです!)


また、スペイン滞在の最後に訪れたバルセロナでは思わぬ気付きがありました。
カタルーニャ独立運動の激化はよく知られたことですが、その動きが言語にも現れていることに気が付きました。
大学やスーパマーケットの表記のみならず、有名な観光地であるサグラダ・ファミリアの説明にまでスペイン語ではなくカタルーニャ語が用いられていました。
つまり、国としての公用語であるスペイン語(カスティーリャ語)よりも
州としての公用語であるカタルーニャ語がすすんで用いられていたのです。



第一言語にカタルーニャ語が用いられているバルセロナ国際空港の案内板
(上: カタルーニャ語、中: 英語、下: スペイン語)


この気付きを通して、座学で得た知識を持って、実際の場所に訪れることで
さらなる学びを得ることができるという、間接経験と直接経験を融合させることの可能性や重要性を感じました。
というのも、スペイン語やスペインの言語制度、独立運動などの知識を持ってバルセロナを訪れたからこそ、
言語に現れる社会問題に気付くことができたと思うからです。



アンダルシアの日の祝日に向けて広場に掲げられたスペインの国旗


このように、語学力の向上はもちろんですが、
今後の大学での学びに繋がり得る体験、気付きを沢山得ることができ、とても充実した留学でした。
旅行先としてもスペインはとてもおすすめです。
人は優しく、街は歴史に溢れ、ご飯も美味しい素敵な国、スペインを訪れてみてはいかがでしょうか?

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、みはるがお伝えしました!
¡Muchísimas gracias! (ありがとうございました!)
¡Hasta la próxima! (また次回!)


ページ先頭へ