ウルドゥー語 

ウルドゥー語

パキスタンの国語であり、南アジアのイスラーム教徒の共通語

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ウルドゥー語はイスラームを国家統一理念に掲げるパキスタンの国語であると同時に、インドにも多くの話し手を持っています。ウルドゥー語とインドの連邦公用語であるヒンディー語は同じ文法構造と日常語彙を有する1つの言語の2つのスタイルにすぎず、南アジア全域において実用的な共通語として広く流通しています。これら両言語は、中国語と英語に次ぐ話し手を持つ世界第3位の大言語です。ウルドゥー語を母語として話す人は約6千万ですが、この言語を理解する人は、約4億人に上ります。歴史的に、ウルドゥー語はそれを主たる文学言語として使用してきたイスラーム教徒と密接な関係を持つため、ヒンディー語に比べてイスラームの色彩が濃厚となっています。インド世界と西アジア世界の文化が混交したインド・イスラーム文化の世界を幅広く研究対象としています。
具体的には、周辺で話されている言語のうち、西に広がるペルシア語、トルコ語、アラビア語とは文化的に、イスラームとの関わりからも深いつながりがあります。また、東に広がるヒンディー語やベンガル語は言語系統が同じでいわゆる「インド世界」を構成しています。ウルドゥー語はこうした異なる世界をつなぐ言語として重要な機能を有しているのです。
地域言語Aとして学ぶウルドゥー語では、木目細かな言語学習体制が整えられています。1年次ではウルドゥー語を表記するアラビア文字(ウルドゥー文字)の読み書きに始まり、基礎文法、基本会話を習得します。2年次以降では、習得した文法事項の定着を図ると同時に、現地のニュースを題材として、その背景を理解しながら内容を解釈したり、日本語からウルドゥー語への翻訳の訓練をすることで、日本語とウルドゥー語の違いを学んだりします。さらに、学習の成果発表でもある外語祭での料理店や語劇も重視しています。このように、生きた言語習得、異文化理解、また南アジアとの交流を教育の柱に据えています。

講義紹介(抜粋)

地域言語
- ウルドゥー語文法
 1年次:文字の読み書きを修得したあと、基礎文法を1年間かけて学びます。
 2年次:新聞や文学作品を読むために、また映画を理解するために必要な事項を学びます。
- ウルドゥー語会話
 1、2年次:簡単なあいさつや自己紹介に始まり、ウルドゥー語ならではの表現を、日本語を介さずに習得します。
- ウルドゥー語講読
 2年生後期以降:ニュース素材や、映画、ウルドゥー文学作品を題材として、社会・文化理解を進めます。

担当教員

言語文化担当

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萩田 博
ウルドゥー語学・文学, パンジャービー語学・文学

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萬宮 健策
新期インド・アーリヤ諸語 (ウルドゥー語, スィンディー語など), 社会言語学

特定外国語教員

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ウルドゥー語
ABBAS KHAN, Suhail
(アッバース・ハーン,スハイル)

パキスタンの協定校

パキスタン

- パンジャーブ大学オリエンタルカレッジ


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