この度、MIRAI-4期生の大竹 美由紀さんが、以下のとおり口頭発表を行いました。

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発表日:
 2026年3月29日

区分:
 口頭

発表した場所:
 科研費『中国における社会保障のDX:効率化とアウトリーチが内包する論理とリスク』第8回研究会

題目名:
 カメラを通して親を"見守る"という選択肢ーモニタリング技術は中国の家族介護と孝文化を支えられるのか?ー

概要:
 本報告では、中国において家族が使用する見守り技術が孝道文化に基づいた家族ケアを支えてくれるという期待を批判的に捉え、高齢者の安全を守るという名目で、現場の決定権や監督権を有する「ケアを提供する側」の権利を強化しているのではないかという懸念を共有した。

発表の動機:
 報告者は、家族介護のデジタル化と親孝行意識の相互関係を研究する過程で、デジタル機器が家族ケア現場における権力関係を強化する可能性を感じ取った。これは、高齢者を自律的存在として捉える西洋社会と異なり、親孝行の道徳規範を基盤としてきたことで高齢者を保護対象とする中国社会が必ずぶつかる倫理的課題だと考え、同報告の内容に至った。