11日30日(土)東京外国語大学にて「第19回四大学連合文化講演会〜学術研究の最前線:環境・社会・人間〜」が開催されました。MIRAI3期生の小田千敏が「東京外国語大学でのキャンパスライフ~大学院編~」を担当しました。
学部生の方からもキャンパスライフの紹介があったため、私は大学院生に注目して内容を考えました。学部生と同じキャンパスに通っていながらも院生が何をしているのかはあまり知られておらず、そのために理解が得られないこともあると思います。今回の発表を通して大学院生をもっと身近に感じてもらえたらいいなという思いで発表しました。
発表内容をまとめると以下の2点で、自分の例を交えながら説明しました。
- 大学院とは何をするところなのか
- 大学院生は普段何をしているのか(研究生活、仕事、研究以外の活動)
研究以外の活動としてMIRAIで行ってきたゼミや異分野交流の取り組み、スタディーツアーなどについても紹介しました。大学院生と言っても人それぞれですが、私の例を通して少しでも大学院生活を具体的に想像できる機会になっていたら幸いです。
文化講演会の目玉である各大学の先生の講演も非常に聴きごたえのあるものでした。本学アジア・アフリカ研究所の安達先生からはベトナム語の感動詞について、一橋大学の森口先生が旧制高校の入試制度を例にとって経済史の研究を紹介されていました。新しく東京科学大となった旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学からはそれぞれ宍戸先生が光を利用して分子配列を変える技術の応用を、福井先生がテクノロジーを活用した終末期看護の取り組みについてお話をされました。
言語学を研究する身として安達先生の研究は身近に感じられましたが、他の先生からは普段外大のキャンパスでは触れない貴重な研究内容が聞けて興味深かったです。同時に様々な研究分野と交わるためにもこのような大学連合の重要性を実感し、さらに発展させていく必要性も感じる機会となりました。