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お知らせ

宮本特任研究員が南ア・ケープタウンで開催された国際プロジェクトのイベントに参加しました

2024年2月13日

宮本佳和特任研究員が、南アフリカのケープタウンで開催された国際プロジェクト「Reimagining Heritage, Archives and Museums: Today/Tomorrow」(https://todaytomorrow.iqoqo.org/)のイベントに参加しました。

イベントは、2024年2月13日から15日まで、District-Sixと呼ばれるアパルトヘイト期の強制退去の歴史を伝える地区で開催されました。この地区や隣接する通りには、当時の様子を伝えるさまざまな博物館が立ち並んでいます(写真1)。

pic_district six museum_1.jpg 写真1 District-Six博物館(宮本撮影)

11の博物館群から構成されるIziko博物館で長年CEOを務められたRooksana Omarさんと、2023年度秋学期にセンターの招へい研究者だったShahid Vawda先生(ケープタウン大学)にご招待いただき、2月13日の交流イベントに参加しました(写真2)。研究者、アーティスト、博物館関係者、プロジェクトの主な出資者であるフランス大使館関係者などさまざまな人たちをご紹介いただき、ネットワークを広げる機会となりました。

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写真2 Iziko南アフリカ博物館で開催された交流イベントの様子(宮本撮影)

宮本特任研究員の調査対象であるナミビアのヘレロの人びとは、植民地期に奪われた土地、遺骨、遺物の返還について近年活発に議論しています(参照:第79回ASCセミナー)。そのため、このイベントに参加する人たちとの交流を通して、現在を生きる人びとが前へすすむための議論をどのようにしたらよいのか、ナミビアの状況と比較しながら検討する機会になりました。

イベントの様子は、上記HPに加えて、各種SNS(InstagramXYoutubeFacebook)でもまとめられているため、ご関心のある方はご覧ください。

また、ケープタウン滞在中は、2023年度春学期にセンターの招へい研究者だったHorman Chitonge先生(ケープタウン大学)と、招へい時に来日されたご家族(参照:小学校訪問)ともお会いし、交流を深めました。加えて、宮本特任研究員のメンターであるケープタウン大学のFrancis B Nyamnjoh先生とHenrietta Nyamnjoh先生とも交流し、意見交換しました。