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ASCセミナー

第88回「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『西サハラの自決権:難民キャンプからの民族解放闘争』

2024年2月1日(木)15時00分~16時30分(JST)

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第88回ASCセミナーは、国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター共催で、ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会 を開催します。

TUFS内での対面開催ではありません。ハイブリッド開催ですので遠隔からもご参加いただけます。

東京外国語大学 国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター 共催

「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会/第88回ASCセミナー

◆題目: 「西サハラの自決権:難民キャンプからの民族解放闘争」

◆要旨:1975年以来モロッコの占領下に置かれている西サハラの住民がアルジェリアに作った難民キャンプは、独立派ポリサリオ戦線による解放闘争の拠点として発展してきた。

米国とフランスの後ろ盾を得ているモロッコに対し、独立派は近年「法的闘争」と称して、天然資源に対する恒久主権をテーマにした訴訟を行うことで対抗しており、これは弱小勢力が国際法をどのように味方にして闘うことが可能かを示す事例となっている。

発表では、西サハラにおける難民キャンプの特殊な性格に触れつつ、そこを拠点に展開される解放闘争の現状を考察する。

【報告者】松野 明久 氏(大阪大学 名誉教授)

【コメント】武内 進一 氏(東京外国語大学 教授/ 現代アフリカ地域研究センター センター長)

【司会】片岡 真輝 氏(東京外国語大学 講師)

◆日時:2024年2月1日 木曜日 15時00分~16時30分(90分)

◆場所:ZOOMによるオンライン研究会

◆参加費:無料  ※事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。

登録フォーム https://forms.gle/skHxiwC3pCqAZW626

申し込み〆切:2024年1月29日 (月) 正午

◆使用言語:日本語

【お問い合わせ先】東京外国語大学 国際関係研究所事務局

Email: iir-office[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信ください)

★上記の情報は現時点のものであり、今後、修正等が入る可能性があります。

最新情報はこちらhttp://www.tufs.ac.jp/common/fs/iir/)よりご覧ください。

ご報告

第88回ASCセミナー(東京外国語大学 国際関係研究所との共催)はオンラインで実施し、約50人が参加しました。
西サハラの歴史的な展開と、モロッコとの関係、現在の国際社会の対応、国際法上の係争、日本との関係、隣国在住の西サハラの人々について、ご講演いただきました。
アラブ・イスラエル関係の影響やモロッコ側との認識の違いなどについて質疑応答がなされ、政治的に微妙さをはらんだ西サハラの現状が示されました。