第87回ASCセミナーは、国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター共催で、「
TUFS内での対面開催ではありません。ハイブリッド開催ですので遠隔からもご参加いただけます。
題目『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望』
【報告者プロフィール】<小林 周(こばやし あまね) 氏
(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター 主任研究員)
リビアを中心とした中東・北アフリカ地域の現代政治、国際関係論、エネルギー地政学を専門とする。慶應義塾大学大学院にて修士号・博士号(政策・メディア)取得。米国・戦略国際問題研究所(CSIS)、日本国際問題研究所などを経て、2017年に日本エネルギー経済研究所中東研究センター入所。2021年4月から2023年4月まで在リビア日本大使館にて書記官として勤務。
編著に『アジアからみるコロナと世界』(毎日新聞出版、2022年)、主な共著に『紛争が変える国家』(岩波書店、2020年)、『アフリカ安全保障論入門』(晃洋書房、2019年)など。最近の論考に「変動する国際秩序とアフリカの地域秩序―アフリカは「米中対立」にいかに巻き込まれるのか」『防衛学研究』(2023年3月)、「露ワグネルのアフリカにおける動向:『プリゴジンの反乱』は変化をもたらすか?」」『中東動向分析』22巻4号(2023年7月)など。
北アフリカのリビアでは、2021年12月に予定されていた大統領・議会選挙が延期され、「1つの国に2つの政府、2人の首相」が併存する事態となった。2023年9月に同国を襲った大洪水は、2011年の「アラブの春」以降の政治的苦境を改めて浮き彫りにした。
リビアの不安定化は地中海を越えて欧州を目指す移民・難民の問題、テロ組織や反政府武装勢力の活動、世界のエネルギー市場に与える影響などから、国際社会を揺さぶってきた。本講演では、リビアにおける政治対立・紛争の要因、周辺国や国際社会への影響について分析し、今後の展望を議論したい。
◆日時:2024年1月16日(火) 16:00~17:30 (90分)(日本標準時)
◆場所:オンライン(Zoomミーティング)のみの開催
◆参加費:無料
【事前登録フォーム】事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。
登録フォーム https://forms.gle/tqZJPvbj4dnh9tnV7
※締切 2024年1月15日 (月) 正午
◆使用言語:日本語
◆共催: 東京外国語大学 国際関係研究所、現代アフリカ地域研究センター
【お問い合わせ先】東京外国語大学 国際関係研究所事務局
Email: iir-office[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信ください)
上記の情報は現時点のものであり、今後、修正等が入る可能性があります。
最新情報はこちら(http://www.tufs.ac.jp/common/fs/iir/)よりご覧ください。