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ASCセミナー

第87回 「ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会・『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望』

2024年1月16日(火)16時00分~17時30分(JST)

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第87回ASCセミナーは、国際関係研究所/現代アフリカ地域研究センター共催で、ボーダレスな危機連鎖時代の社会とガバナンス」研究会 を開催します。※本企画は2023年度東京外国語大学研究AO研究プロジェクトの支援を受け、実施されています。

TUFS内での対面開催ではありません。ハイブリッド開催ですので遠隔からもご参加いただけます。

題目『リビア紛争と地域・国際情勢の連動:不安定化の要因と今後の展望

【報告者プロフィール】<小林 周(こばやし あまね) 氏

(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター 主任研究員)人, 座る, ネクタイ, 屋内 が含まれている画像

自動的に生成された説明

リビアを中心とした中東・北アフリカ地域の現代政治、国際関係論、エネルギー地政学を専門とする。慶應義塾大学大学院にて修士号・博士号(政策・メディア)取得。米国・戦略国際問題研究所(CSIS)、日本国際問題研究所などを経て、2017年に日本エネルギー経済研究所中東研究センター入所。2021年4月から2023年4月まで在リビア日本大使館にて書記官として勤務。

 編著に『アジアからみるコロナと世界』(毎日新聞出版、2022年)、主な共著に『紛争が変える国家』(岩波書店、2020年)、『アフリカ安全保障論入門』(晃洋書房、2019年)など。最近の論考に「変動する国際秩序とアフリカの地域秩序―アフリカは「米中対立」にいかに巻き込まれるのか」『防衛学研究』(2023年3月)、「露ワグネルのアフリカにおける動向:『プリゴジンの反乱』は変化をもたらすか?」」『中東動向分析』22巻4号(2023年7月)など。

【討論者】武内進一(東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター センター長)
【講演要旨】

北アフリカのリビアでは、2021年12月に予定されていた大統領・議会選挙が延期され、「1つの国に2つの政府、2人の首相」が併存する事態となった。2023年9月に同国を襲った大洪水は、2011年の「アラブの春」以降の政治的苦境を改めて浮き彫りにした。

リビアの不安定化は地中海を越えて欧州を目指す移民・難民の問題、テロ組織や反政府武装勢力の活動、世界のエネルギー市場に与える影響などから、国際社会を揺さぶってきた。本講演では、リビアにおける政治対立・紛争の要因、周辺国や国際社会への影響について分析し、今後の展望を議論したい。

◆日時:2024年1月16日(火) 16:00~17:30 (90分)(日本標準時)

◆場所:オンライン(Zoomミーティング)のみの開催

◆参加費:無料

【事前登録フォーム】事前登録が必要です。こちらからお申し込みください。

登録フォーム https://forms.gle/tqZJPvbj4dnh9tnV7
※締切 2024年1月15日 (月) 正午

◆使用言語:日本語

◆共催: 東京外国語大学 国際関係研究所、現代アフリカ地域研究センター

【お問い合わせ先】東京外国語大学 国際関係研究所事務局

Email: iir-office[at]tufs.ac.jp([at] を @ に変えて送信ください)

上記の情報は現時点のものであり、今後、修正等が入る可能性があります。
最新情報はこちらhttp://www.tufs.ac.jp/common/fs/iir/よりご覧ください。

【ご報告】

第87回ASCセミナー(東京外国語大学国際関係研究所との共催)はオンラインで実施し、約40人が参加しました。
アラブの春を経て今日に至るまでのリビアの情勢について、小林先生の現地でのご体験を交えながらご講演いただきました。
一国二政府・ニ首相状態が解消される見通しや、「グリーン」と呼ばれるカダフィ派の復権の持つ意義、またリビア情勢が周辺国に与える影響などについて質疑応答がなされ、リビア情勢の地域的・国際的インパクトの大きさに気づかされる会となりました。
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