受験生向けブログ VOICE 2022年度

東京外大二次試験対策 ライティング・論述問題はこわくない!

2023.1.20

Dobrý den!(こんにちは)、言語文化学部チェコ語専攻二年生のかのんです。
まずは、大学入学共通テストを受験された皆さん、お疲れさまでした!
二日間、朝から夕方までたくさん頭を使ったのではないでしょうか。
まず、ここまで進んできた自分をいたわってあげてくださいね。
私は、二日目のテストが終わった日、お気に入りのおやつを食べたり、試験会場の周りを散歩してみたりと、少しだけのびのびと過ごしました。
今は、東京外大の二次試験などに向けて本格的に準備をしている時期だと思います。
大学入学共通テストと東京外大二次試験の大きな違いは、文章を書くタイプの問題ではないでしょうか。
苦手意識がある人もいると思いますが、練習を重ねれば乗り越えることができます!
私も苦手意識がありましたが、最終的には自信を持って書けるようになりました。
この記事で、私の体験談を紹介しますので、参考になったら嬉しいです。

● 体験談1 世界史論述の練習

私が初めて社会(世界史を選択)の論述を解いたのは、高3の10月でした。
制限時間のなかで思いつく限りに書き、ようやく指定字数の半分の量を書けたという状況でした。
その後、模範解答をノートに写し、こういうことを書けばいいのか!と納得しながら、自分の解答との違いを分析しました。
問題を解き「ながら」でなければ、解答解説を読むことは悪いことではなく、効果的な勉強法だと思います。
大学入学共通テスト後の1月・2月には、残りの年度の過去問(4年分)を解き、秋に解いた問題(2年分)も再び解きました。
内容も字数も十分な解答を書くために、次の3点を意識していました。
それは、「キーワードが全て入っていること」「資料の必要部分だけを引用していること」「構成が明確であること」です。
この3つを達成するために、必ず構成メモを書いてから解答を書きました。
メモは、図表や記号を使って整理し、簡潔に書きました。また、資料と解答との対応箇所もメモしていました。
メモを取るコツをつかんだことで、迷いなく解答を書くことができるようになりました。
下に、メモの書き方の例を載せますので、参考にしてみてください!

写真1 2014年度を解いたときのメモです。今見てみると字が汚くて恥ずかしいです(笑)

写真2 架空の問題のメモです。複数の国や時代を整理し、資料との対応も書き込むと良いです。

● 体験談2 英語ライティングの練習

大学入学共通テスト後の1月・2月には、秋に解かなかった年度の過去問(4年分)を解き、秋に解いた問題(2年分)も再び解きました。
過去問以外にも練習したいときは、電子辞書に入っていた英検1級予想問題のライティングも参考にしました。
英語でも、必ず構成メモを書いていました。
また、自分で書くのに飽きた日や疲れた日には、模範解答を写して分析しました。
真似できることは全て自分のものにする!という心持ちで、言い換え、具体例の提示、譲歩などの上手な方法を見つけ、ノートに書き残しました。
英語の最後の大問に、講義などの音声を聞き、要約と自分の意見や経験を書く問題があります。
この問題を解くときには、大学の講義に参加している自分を想像することで乗り越えていました。
実際、講義や論文を要約して、自分の意見や体験を述べるというのは、大学で定番の課題だと思います

● 体験談3 添削してもらったことでついた力

世界史・英語で共通して役に立ったのが、高校の先生に文章を添削してもらったことです。
文章を出すときには、うまく書けているかな…とドキドキしましたが、コメントとともに返ってくるととても嬉しく、やる気や自信に繋がりました。
誰かに頼めない場合には、日数を置いて自分で添削するのも手です。少し時間を空けると、より客観的な視点で読むことができます。

以上が私の体験談とアドバイスです。
メモと添削がカギとなり、記述問題への苦手意識が小さくなり、自信が付きました。
文章を書く練習にはとても労力が要りますが、大学に入ってからも必要な力を身に付けることができます。
受験生の皆さんが、それぞれの方法で試験勉強を乗り越えられるように願っています!
Mnoho štěstí(幸運を祈ります)!

第100回外語祭を振り返って

2022.12.15

Buon giorno(ボンジョルノ)!
こんにちは、言語文化学部イタリア語専攻2年のしおりです。
12月となり大変寒い日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、11月19日から23日の5日間、第100回外語祭が開催されました。
昨年に引き続き対面とオンラインのハイブリッド型での開催となりましたが、今年は昨年とは異なり、料理店が円形広場にずらっと並び多くの方が楽しまれている姿を見て、胸がいっぱいになりました。
今回は私が参加した語劇とスペイン舞踊部・カンテ研究会の外語祭公演について振り返りたいと思います。

① 語劇

今回イタリア語科2年は「Le avventure di Pinocchio(ピノッキオの大冒険)」を上演しました。
ディズニー映画で親しみのあるピノッキオですが、私達はカルロ・コッローディの原作に基づいて、脚本を考えました。
そのため、ピノッキオがコオロギを木づちで殴ったり、道化師がピノッキオを突き落としてサメに飲み込まれてしまったりするなど、少々怖いシーンがあったかもしれません。

上演にあたって苦労した点は数えられないほどあります。
なんといってもピノッキオの鼻が伸びるシーンの演出には試行錯誤しました。
私はお金が欲しいピノッキオから教科書を買った広場のお姉さんを演じたのですが、あまり動きがないシーンを面白く演じるために工夫しました。
また音響に関しては、リハーサルで音源が流れないハプニングがあり、音源を編集しなおさなければならなかったことや、役者の動きと合わせて音源を流すことが大変でした。

しかし多くの困難を乗り越え、当日は無事に上演することが出来ました。
23日は雨が降り寒い日だったのですが、舞台に立ち満員になった客席を見たとき、言葉に表せないほど感動しました。
早くから練習を重ねた甲斐があったと全員が感じました。

お忙しい中脚本や発音の確認をしてくださったネイティブの先生方、授業時間を語劇練習にあててくださった先生方には感謝しきれません。
この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

23日上演の語劇の垂れ幕です。各語科の力作をご覧あれ!!

② スペイン舞踊部・カンテ研究会

私はスペイン舞踊部・カンテ研究会に所属しています。
スペイン舞踊とは皆さんの馴染みのある言葉でいうとフラメンコです。
舞踊団や先生を中心に多くの方のお力添えを頂きながら、本場スペインのタブラオで見ることができるフラメンコを目指して、部員一同練習や会場設営に励んできました。
外語祭期間中は毎日公演を行い、計33公演実施したところ、人数制限があったのにも関わらず多くの方にお越し頂きました。
部としては3年ぶりの対面公演を復活させ、私は今回が初めてだったのですが、お客様の前で踊るフラメンコは本当に楽しかったです!!
拍手やハレオを頂くと、緊張感や疲労は吹き飛びますし、これまで努力してきた甲斐があったなと思いました!
それと同時に、次回公演に向けて踊りをブラッシュアップさせていきたいと、強く実感した機会にもなりました

こちらのブログを読まれている方に、公演に足を運んで頂いた方がいらっしゃいましたら、深く感謝申し上げます。
もし残念ながらご覧頂けなかった方も、次の外語祭公演にお越し頂き、部員のフラメンコに対する情熱を感じて頂けたら嬉しく思います!

改めて振り返ってみると、ドタバタとした5日間でしたが、昨年度よりも充実した外語祭となりました。
きっと多くの外大生にとってもそうだと思います。
ぜひ皆さんも外大生になって、外語祭の楽しさを感じて頂けたら嬉しいです。

ここまでお読み頂きありがとうございました。さようなら(Arrivederci)!

第100回外語祭、語劇本番まであと少し!

2022.11.17

Dobrý den!(こんにちは)、言語文化学部チェコ語専攻二年生のかのんです。
木々の葉が暖かい色に色づき、秋らしくなってきましたね。
この時期になるとやってくるのが、外語祭です!
今年度の外語祭は、11月19日から23日までの5日間、対面とオンラインのハイブリッドで開催されます。
外語祭まで1週間を切った今、準備が大詰めとなり、キャンパス内は慌ただしくも賑やかな雰囲気です。
この記事では、私が今取り組んでいる「語劇」について紹介します。

↑語劇は、この白い建物、アゴラ・グローバル内のホールで行われます。白い建物に紅葉が映える、この景色が気に入っています。

魅力がたくさんの「語劇」

外語祭には、様々な地域の料理を販売している模擬店、サークルや部活動の発表、受験生向け講演会など、様々な企画が目白押しです。
企画の中で私が特におすすめするのは、学部2年生が行う各専攻言語の劇、「語劇」です!劇の台詞はもちろん、上演前のアナウンスにも各専攻語が使われています。
ホールの座席で外国語アナウンスを聞くと、まるで外国の劇場に来たような気分になり、ときめきが止まりません!(笑)
なお、舞台には日本語字幕が表示されるため、上演言語が分からなくても楽しむことができます。

現在2年生の私は、今まさに語劇作りに取り組んでいます。
チェコ語専攻2年生の人数は16人と、多人数ではないため、役者と脚本、役者と大道具など、ひとりが複数の役割を担当しています。
メンバーの長所を生かせるような役割分担をしたり、全員で原作の解釈を丁寧に行ったりなど、良い劇を作るために様々な工夫をしています。
チェコ語の理解度が上がったと実感したときや、メンバーの個性が生かされた仕事ぶりを見たときには、やりがいを感じます。

↑クラスメイトが作ってくれた、今年のチェコ語劇のポスターです。

また語劇を成功させるために、演出家の方によるワークショップ、語劇支援室など、様々なサポートが充実しています。
語劇支援室には、歴代の語劇のDVDやパンフレットが保管されています。
最近、衣装選びなどの参考にするために語劇支援室を訪れたのですが、つい、膨大な量の個性豊かなパンフレットに見入ってしまいました(笑)。
パンフレットを見るだけでわくわくするほど、語劇には魅力があるのです。

語劇の本番まであと少し!
緊張しますが、たくさんのお客さんに見ていただくのを楽しみにしています。
この記事を読んで、「語劇を見に行きたい!」、また、「東京外大で語劇に取り組みたい!」と思ってくださったら嬉しいです。
ちなみに、一部団体の劇は、外語祭期間終了後にオンライン配信されますので、現地に訪れることができない方も是非ご覧ください。

それでは、Na schledanou!(さようなら)

私のTUFSアンバサダー活動記録

2022.11.11

Hu jambo(こんにちは)!!国際社会学部3年アフリカ地域専攻のあすぴーです。

10月から秋学期が始まって、懐かしい忙しさが戻ってきたなぁと実感しています。実は、東京外大の10月は新学期の始まりであると同時に、留学を始める学生が海外に渡航したり、また留学が終わった学生が帰国したりなど、学生の顔ぶれにちょっとした変化がある時期でもあるんです。そこで、今回は「アンバサダー自己紹介」をテーマに、私がTUFSアンバサダーの活動を始めたきっかけや、活動を通じて見つけた「高校生だった時の自分に伝えたいこと」をまとめてみました!

○ TUFSアンバサダーの活動を始めたきっかけ

私がアンバサダーとして活動を始めたのは、1年生のちょうど今頃の時期でした。夏休みにオンラインで開催された専攻地域のオープンキャンパス企画を高校生の皆さんに向けて宣伝したいと思い、このブログが掲載されているVOICEに載せる記事を書かせていただきました。そのときに声をかけていただいたことがきっかけです。私が学部1年生だった2020年は、コロナの感染が拡大し始めた時期でした。なかなか部活やサークルなどに参加するタイミングも掴めないままひたすらオンライン授業を受けていて、何か勉強以外にも始めてみたいなぁと思っていたので、すぐに「参加させてください!」とお返事した記憶があります(笑)。

それ以来、ブログ班に所属してVOICEに掲載されるブログ記事を書いていましたが、今年度からはSNS班と一緒に活動をすることになりました。SNS班では主にTwitterの運営を行なっています。ブログとTwitterをバランスよく活用して、高校生の皆さんに東京外大やTUFSアンバサダーのことを知っていただけるように、また皆さんの悩みや不安を少しでも軽くできるように、頑張っていきたいと思います!

○ 高校生だった時の自分に伝えたいこと

ブログSNS班の活動とは別に、最近は在学生相談会にもスタッフとして参加させていただいています。在学生相談会は1ヶ月に1回のペースでオンライン開催されている、TUFSアンバサダーが高校生の皆さんの相談にオンラインでお答えするイベントです。もしかしたら、今この記事を読んでくださっている方の中にも参加してくださった方がいらっしゃるかもしれませんね。これまでに参加させていただく中で、受験勉強から大学生活についてまで様々な質問をお受けしているのですが、実は、質問にお答えしながら「高校生の時にこんなこと聞けていたらよかったなぁ〜」と、自分の高校時代を振り返って実感することがあります。

私が高校生だった時にも、オープンキャンパスなどのイベントで在学生に相談できる機会はあったのですが、せっかく思いついた質問も、なぜか相談する前に「こんなこと相談していいのかな。」と悩んでしまって、結局質問できずじまいになってしまうことが多かったです。今になって思い返してみれば、悩む時間がもったいなかったなぁと思うのですが、なかなか勇気がいるものですよね…。皆さんはどうでしょうか?東京外大生に相談してみたいと思っていることはありますか? 大学説明会に行ったときは思いつかなかったことや、日々受験勉強を頑張る中でちょっとした息抜きがしたくなる時もきっとあると思います。そんな時は、ぜひ在学生相談会にいらしてください! 数年前の私のように、「こんな質問していいのかな」と悩む必要は全く!全く!全くないので! 気軽に、学校の友達とお話しするくらいの気持ちで参加していただけたら嬉しいです!

(この写真は、10月末にキャンパスに行った時に円形広場の2階から撮影しました!午後の日差しが心地よくて、密かにお気に入りの場所です。最近は木の葉が色づき始め秋の訪れを感じられます。)

これからもTUFSアンバサダーとして、少しでも高校生の皆さんのお力になれるような活動を目指して頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ここまで、国際社会学部3年アフリカ地域専攻のあすぴーがお伝えいたしました。

それでは、またお会いしましょう!Kwaheri(さようなら)!

派遣留学体験記 ウィーン大学での学び

2022.09.28

Grüß Gott(こんにちは)! 国際社会学部ドイツ語専攻のなつみです。
ドイツ語で「こんにちは」はGuten Tag(グーテン ターク)にあたりますが、
Grüß Gott(グリュース ゴット)は同じくドイツ語圏であるオーストリアでの挨拶です。
わたしは1年間オーストリアのウィーン大学へ留学していたので、
なんだかこちらの挨拶のほうが馴染み深く感じます。
コロナ禍ということもあり一時は留学が危ぶまれましたが、
ちょうどこの夏に無事留学を終えることができました。
そこで、今回は派遣留学(長期留学)についてお伝えします!


留学先のウィーン大学メインキャンパス

派遣留学ってなに?

東京外国語大学には、さまざまな留学形態があります。
① 派遣(交換)留学
② 休学しての留学(休学留学・自由留学)
③ 短期留学(ショートビジットプログラム)
④ その他の留学(スタディーツアー、インターンシップなど)
※このうち、短期留学、スタディーツアーに関しては既に記事があるので、
気になる方はチェックしてみてください!
派遣留学は、主に半年~1年間(1学期~2学期分)、
外大と交流協定がある大学で学ぶことができる制度です。
留学先では現地の言葉で、専門的な内容を学ぶことができます!
(もちろん語学コースをとることもできます。)
外大の授業料を払うだけで、留学先に対しては授業料を払う必要がありません。
また、留学先で取得した単位も卒業単位として認められます。
ただ、留学の人数には限りがあるので、学内選考が行われる点には注意が必要です。
ちなみに、わたしの代のドイツ語圏への派遣留学の際には、
先生方から「なぜその大学がいいの?」「どんな勉強がしたいの?」などを
ドイツ語で聞かれ、それに答えるという面接がありました。
これは選考地域によって異なるので、先生や先輩に聞いてみると良いと思います!
さらに知りたい方はこちらの外大公式ホームページの派遣留学の説明をご覧ください!

留学先ではなにを学ぶの?

わたしが留学していたウィーン大学は、かなり規模が大きい大学です。
大学のホームページによれば、ヨーロッパで最古、最大の大学のうちの一つであり、
先生方や職員の方を含めて1万人以上が働いているそうです。
また、常時約9万~10万人の学生が在籍しているというのは驚きですね!

わたしは歴史学部に所属していたのですが、半年間ウィーンに滞在し、
さまざまな美術作品に触れるなかで、美術史の勉強もしたいと思うようになり、
2学期目には美術史の講義も受講しました。
特にこの授業がとても面白かったので、みなさんにお伝えしたいと思います。
ウィーンは音楽のみならず芸術の都としても名高く、美術館・博物館が充実している街です。
そのうち、19世紀末~20世紀初頭のウィーンにおける美術作品が数多く所蔵されている
レオポルト美術館へ実際に赴き、解説を聞いたり話し合ったりするという授業でした。

v_2022092202.jpg
美術館が集まるミュージアム・クオーター 写真左の建物がレオポルト美術館

外大でも美術史の授業はいくつかあるのですが、なかなか実際に見ることは
できなかったので非常に良い体験でした。
オンラインでも絵画を見ることはできますが、筆致やキャンバスのつなぎ目、
大きさを実感できるのは生ならではの経験です。
さらに、ある週はベルヴェデーレ宮殿内で授業がありました。
宮殿で授業を受けることはもう人生でないのではないかなと思います(笑)

v_2022092203.jpg
ベルヴェデーレ宮殿 ハプスブルク家が使用していた時期もありました

v_2022092204.jpg

ちなみに授業で扱われたのはエゴン・シーレのこの作品

この授業では、1回の授業で1人(時には2人)の学生がテーマに沿って
プレゼンや解説を行います。
初回の授業でどのテーマの回を担当したいかを決めたのですが、
いまいちよく分からずぼうっとしていたら、最終回を任されてしまいました。
資料はもちろんドイツ語、よくて英語......。美術史学科のあるキャンパスの図書館で
ひたすらプレゼンのパワーポイントを作成していたのは、今となってはいい思い出です(笑)
ドイツ語での発表には緊張しましたが、外大のドイツ語の授業でも似たようなことを
やっていたので、なんとか乗り切ることができました!

楽しいだけではなく、発表準備や内容理解は大変なことも多かったですが、
やはり普段学ぶことができないことを知れてとても面白かったです!
挑戦することができるのも留学中ならではだな、と思います。

留学中の休暇

ウィーン大学では10月~1月が冬学期、3月~6月が夏学期という区分けになっており、
長期休みが比較的多かったと思います。
たくさん学べるのも長期留学の良さではありますが、たくさん遊べるのも長期留学の良さ!

ということで、国内旅行や国外旅行も何回かすることができました。
外大ではドイツ語圏の歴史を学ぶことが多かったので、この機会にナチス時代の
強制収容所をいくつか訪れました。
ポーランドのクラクフ近くにあるアウシュビッツ強制収容所に、
同じくドイツ語専攻でナチス研究をするゼミに所属している友人と行きました。
外大で学んだことを再度リアルに知ることができ、学びも深まりました。
さらに、クラクフのヤゲウォ大学に留学していたポーランド語専攻の友人に
街を案内してもらいました!
ドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所や、オーストリアのマウトハウゼン強制収容所など、
異なる国の強制収容所を見て回ることで、記憶の継承の仕方の違いを知ることができ、
非常に興味深かったです。
この秋からの外大での授業でも、こうした経験が生かされればいいなと思います。

v_2022092205.jpg
秋のアウシュヴィッツ。


さて、ここまで派遣留学についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
少しくらいは派遣留学の楽しさが伝わっていればいいなと思います!
ほかの方の留学体験について知りたい方は、トビタくん留学日記も覗いてみると
良いかもしれません!
それではみなさん、Tscüß!(ばいばい)

TUFSアンバサダーによるTwitterはこちら!現役学生だからこその視点でお伝えできる情報が満載です!

ショートビジット2022〜私のイタリア滞在期〜

2022.8.31

Hu jambo(こんにちは)!!国際社会学部3年アフリカ地域専攻のあすぴーです。

皆さん夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
私は、外大の「ショートビジット」というプログラムを利用して、イタリアの大学に通う日々を送っています。
今回は、私のリアルタイムな経験をもとにショートビジットについてお伝えしていきます。

○そもそも「ショートビジット」とは?

ショートビジットは、簡単にいうと短期留学プログラムのことです。
外大の夏休みと冬休みにあたる時期に実施され、希望する学生は外大の協定校に2週間~7週間ほど滞在します。
学ぶ内容は選択する大学やプログラムによりますが、言語や文化についての授業があるものが多いという印象です。

授業が開講されるのは海外の大学ですが、外大のプログラムを利用した渡航になるため、日本での事前/事後準備も
欠かせません。留学計画などをまとめて外大に提出する必要があり、全て完了すると外大の単位を取得することができます。
私自身も春学期の授業を受けながら保険加入の手続きを進めたり、学費の振り込みについて調べたり、宿泊先を手配したり、
コロナ関連の規制について調べたりといった準備をしている時が一番忙しかった記憶があります(笑)。

この2年間は新型コロナウイルスの影響でショートビジットもオンライン開催のみでしたが、2022年の夏学期から
少しずつ渡航を伴うプログラムが再開されています。
在学生向けのページになりますが、今年のショートビジットプログラムについて気になる方は、以下のリンクを
参考にしてみてください。外大公式ホームページのショートビジットの説明はこちらをクリック!
 

○私のイタリア滞在記

ここからは、私のショートビジット生活についてです!
私は今、イタリア・ウンブリア州ペルージャ県にある「ペルージャ外国人大学」に1ヶ月間滞在しているところです。
専攻地域でもないのになぜイタリアに行っているのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
親戚がイタリアにいて自分にとって身近な地域だったこと、また3年次からイタリアを専門に研究されている先生に
ゼミでお世話になっているので、今後の勉強に少しでも活かせるものが身についたらいいなと思い、参加を決めました。
あとはイタリアで盛んなバレーボールが好きとか、イタリア料理が好きとか、そんな理由も大きいです(笑)。

v_2022083101.jpg

私が通うペルージャ外国人大学の写真です。
校舎の中にも伝統的な造りが残されていて、大学というよりは博物館で授業を受けている感覚になります。

実は、私は日本で一人暮らしをしたことも、一人で海外に行ったこともなかったので、今回のショートビジットは
個人的に大きな挑戦でした。
イタリア語の勉強も今年の4月から始めたので、日常会話も正直なところおぼつかないレベルです。
実際に、バスの運転手さんの言っていることがわからなかったり、スーパーでの買い物にとんでもなく時間が
かかってしまったり、言語の壁はあるんだなぁと身に染みて感じる日々でした(笑)。
それでも、ペルージャでは先に留学されていた外大の先輩に助けていただいたり、空港やスーパーでは
英語が話せる方に通訳していただいたり、なんとかちゃんと生活できています!

大学の授業は、平日は毎日開講されます。クラスメイトはみんな外国人で、私は一番初級のクラスなので、
イタリア語と英語を混ぜてコミュニケーションをとることが多いです。
先生はイタリア人の方ですが、理解できないことは簡単なイタリア語や英語に置き換えて伝えてくれることもあります。
授業後は、クラスメイトとお昼ご飯を食べにいくことが多いです。
大学によっては午後に校外学習が実施されることもあるそうですが、ペルージャ外国人大学では今年は実施されないので、
週末や祝日を利用して近くの街まで遊びに行って、イタリア文化にたくさん触れるようにしています。

v_2022083102.jpg

この間の連休で遊びに行ったヴェネツィアの写真です。
ペルージャからはバスで片道6時間近くかかりました...。それでも本当に素敵な街だったので、大満足です!

今回のショートビジットは1ヶ月という短いプログラムではありますが、イタリア語やイタリア文化はもちろんのこと、
海外で生活するという経験やそれに向けた準備を自分でやり遂げることなど、さまざまな経験を通じて成長することが
できると感じています。
いきなり長期留学は少し不安だから、まずは短期で海外生活に挑戦してみたい!という方には本当におすすめです!

以上、国際社会学部3年アフリカ地域専攻あすぴーがお伝えしました!Kwaheri(さようなら)!

外大ならではの授業紹介!

2022.08.22

Buongiorno(こんにちは)! 言語文化学部イタリア語専攻2年のしおりです。


突然ですが、皆さんは外大にはどんな授業があるのかご存じですか?
もちろん言語の授業はとても充実していますが、それだけではありません!!

今回は、一外大生の私が印象深かった授業や、面白かった授業をご紹介します。
年度により開講されていない授業があるかもしれませんが、
普段の勉強の息抜きに読んで頂けると嬉しいです。


1つ目は布川あゆみ先生の「異文化間教育」です。

この授業では名前の通り、先生の専門であるドイツを中心に、
カナダやスペイン等の教育制度について学びました。
しかし、個人的に印象深かったのは、日本の学校における多国籍化です。
異文化間教育と聞いて海外での教育しかイメージしていなかった私は、
この授業を通じて想像以上に日本も多国籍であるという事実を思い知りました。

また、先生は授業内に多くのドキュメンタリーを見せて下さりました。
朝鮮学校に通う在日コリアンや、飛行機でドイツに向かう負傷した難民についてなど...。
途中で見ていられないほど痛々しい場面もありましたが、
だからこそ多文化の共存は難しいことや、異文化間教育の大切さをより強く感じました。
教育に関心が無くても、多くの範囲を扱って下さったので、
世界に関心のある外大生にはぜひとも受講してほしい授業の一つです。


2つ目は西畑香里先生の「通訳概論」です。

語学を活かせる仕事である通訳。日々専攻言語に励み、多くの言語に触れるため、
通訳に憧れる外大生は多いのではないでしょうか。
私もその一人で、将来通訳の道に進むかは未定ですが、
仕事内容に興味があったので受講しました。

授業では通訳の歴史や種類、訓練方法を学びました。
また、通訳実践として、有名な教授の卒業式でのスピーチの同時通訳をしたのですが、
想像以上に一筋縄ではいきません。

通訳は事前準備が命なので、教授の生い立ちや卒業式に使われる慣用表現などを入念に調べました。
場の雰囲気や身振り手振りを訳に反映させたり、
準備を行ってもなお、場の雰囲気や身振り手振りを訳に反映させたり、一語一句正確に訳出したりすることは、技術が必要であることを身をもって実感しました。

日本では通訳に対し、ボランティア、帰国子女ならだれでも出来る、
時給が高いなどのイメージがあるかと思います。
しかし、この授業を通じてその固定概念は崩されましたし、
通訳に対する見方が変わりました。

この場をお借りしてもっと通訳の魅力をお伝えしたいのですが、
詳しくは受講してからのお楽しみに...(笑)


いかがでしたでしょうか。外大には語学にとどまらない授業が沢山あります。
皆さんもお気に入りの授業を見つけてみてください!

Arrivederci(さようなら)~!

v_2022082201.jpg

留学先で役立つかもしれないおもしろ授業!

2022.08.01

こんにちは! 国際日本学部2年のなっぴです。

今回は、私が春学期に履修をした授業の中で外大らしい、
留学先や日常生活で役立つかもしれないおもしろ授業を3つ紹介したいと思います。


1つ目は、「おもしろいぞ言語学・日本語諸方言編」(木曜日2限目)です。

この授業では日本の方言の音声、文法、語彙、のもつ特徴に触れながら
言語学の知識を見につけることができます。
日本の諸地域について見つめ直すきっかけを与えてくれる授業でした。
また、方言についての知識は友達との会話に盛り上がりをもたらしてくれるので、
様々な場面で役立ちます!


2つ目は「護身術」(金曜日4限目)です。

この授業は女子を対象とした授業であり、日本での日常生活を含め、
海外での留学時に危険な状況に陥らないための予防策や
危険な状況に陥っても自然と身体が適切な対応をとれるような
スキルを身につけることも目的としています。

最初は動きを身につけることが難しいですが、
春学期が終わる頃には多くの人が俊敏な動きができるようになっていました!


3つ目は「ソーシャル・ダンス」(月曜日3限目)です。

この授業では春学期を通じてブルース、ジルバ、ワルツ、サルサの4つのダンスを学びます。
お手本は競技ダンス部の部員が見せてくれるので、
基礎的な部分からダンスを身につけていくことができました。
社交ダンスへの興味を引き出してくれるとても楽しい授業内容だったので、履修してよかったです!


東京外国語大学には他にも魅力的な授業がたくさんあります。
ぜひ、自分の興味のある授業を探して受講してみてください!

v_2022080101.jpg

知ってください!アフリカ地域専攻の魅力!

2022.06.22

Hu jambo(こんにちは)!国際社会学部3年アフリカ地域専攻のあすぴーです!

外大の春学期も残すところ、あと1ヶ月ほどになりました。
迫り来る期末課題に怯えている今日この頃です...(笑)。

さて、今月のブログテーマは、専攻地域・専攻言語の魅力紹介です。
今回は第2弾として、私が所属するアフリカ地域専攻の魅力を在学生の目線からたっぷりお伝えさせていただきます!

○アフリカ地域専攻ってこんなところ!


2012年に外大の国際社会学部に新設されたアフリカ地域専攻ですが、
学部レベルでアフリカについて学べる環境は、全国的にもとても珍しいそうです。
一学年の人数も、入学年度によりますが15人前後なので、外大の中でも希少な存在と言えるかもしれません。
授業でお会いした方に自己紹介すると、「初めてアフリカ地域専攻の人に会いました!」と言われることも度々あります(笑)。

そんな初対面の方との会話の中で、ほぼほぼ9割の確率で「アフリカ地域専攻って専攻言語は何語なの?」と聞かれることがあります。
受験生の皆さんの中にも気になっている方がいらっしゃるかもしれませんね。
なにせアフリカは大陸の名前ですし、54カ国も独立国があるので、実際にアフリカで話されている言語の数はとても多いです。
一説には母語として話されているものだけで2000言語以上あるとも言われています。

そんなにあったら何語を勉強すればいいの!?となってしまいますが、
私たちアフリカ地域専攻の学生は「英語+フランス語/ポルトガル語/アラビア語から1言語」を専攻言語として学んでいます。
アフリカでは民族内のコミュニケーションで使われる言語の他にも、英語やフランス語などを公用語としている国が多いのです。
もちろん、私が冒頭で使ったスワヒリ語や、アムハラ語、アフリカーンス語など
限られた地域で話されている言語も、専攻言語ではありませんが外大で学ぶことができます。

メインの専攻言語が英語なので、授業内で文法を学ぶという時間はなく、初めから長めのエッセイを書いたり、
プレゼンテーションをしたりといった実践的な授業が展開されて行きます。
また1年生の間は同じ英語専攻であるオセアニア地域専攻の学生と、週5コマの英語の授業のうち4コマは同じ授業を履修します。
((注)こちらの情報は、2020年当時のカリキュラムに基づくものです。今年度は、アフリカ地域専攻とオセアニア地域専攻の合同実施による専攻言語の授業は、週1コマとなっています。)
授業課題や学生発表などを通じて、アフリカだけでなくオセアニアについても学ぶ機会があり、
とても充実した内容だったなぁと思い返しています。

またアフリカ地域専攻の学生が主催しているイベントもあります。
毎年、有志の学生が中心となってアフリカをもっと身近に感じてもらうために、
11月から12月の間の2週間African Weeks(アフリカンウィークス)を開催しています。

v_2022062201.jpg

上の写真は、昨年のアフリカンウィークスで、ガレリアに展示したタイトルとポスターです。
昨年の分も含めて、例年のアフリカンウィークスの様子はアフリカ地域専攻の公式ホームページから報告書を閲覧することができます。
よろしければ、こちらをクリックして覗いてみてください! 
 注)アクセス権がないと表示される時はGoogleアカウントからログアウトしていただくと開くことができます。

○私が感じたアフリカ地域専攻の魅力

アフリカ地域専攻に入学する前の私もそうでしたが、
普段の日本での生活では、なかなかアフリカの情報に触れる機会は多くないと思います。
意識していないと情報が得られなかったり、またせっかくアクセスできた情報も偏った内容のものだったり。
外大に入学した今も日本にいることには変わりないので、日常生活に大きな変化は正直なところないのですが(笑)、
アフリカ地域専攻という場所では、アフリカを研究フィールドにされている先生方や、アフリカに渡航された先輩方、
同じようにアフリカに興味を持っている同期など、多くの人たちに囲まれて、
より密度のある、そして活きているアフリカの情報に触れられると感じています。
また、実際にアフリカがさまざまな分野で成長を遂げている場所だからこそ、
日々自分の「初めて知った!」が更新されていくので、ワクワク、ゾクゾクが続くのもすごく好きな感覚です。

もともとアフリカに興味関心がある方だけではなく、世界をこれまでとは違った視点で見てみたいという方にとっても、
アフリカ地域専攻は素敵な学びの場所を提供してくれると思います。
長々と書いてしまいましたが、少しでも外大アフリカ地域専攻に興味を持っていただくことができましたら、とても嬉しく思います!


ここまで、国際社会学部3年アフリカ地域専攻のあすぴーがお伝えしました。
Kwaheri?(さようなら?)!

チェコ語専攻の学生が伝えたい、チェコの魅力!

2022.06.08

Dobry den!(こんにちは)、言語文化学部チェコ語専攻の、かのんです。

今月のブログのテーマは、専攻地域・専攻言語の紹介です。
受験生の皆さんが専攻地域・言語を選ぶ参考になったら嬉しいです!

チェコにはどのような文化があるの?

みなさんは、チェコと聞いて何を思い浮かべますか?
食べ物であればビール、クラシック音楽の作曲家であればドボルジャークなどを思い浮かべるかもしれません。
ちなみに、ドボルジャーク作曲「新世界より」第二楽章の「家路」は、府中市の夕方のチャイムに使われています。
また、工芸品ではボヘミアガラスが有名です。
しかし、上記のものはチェコの魅力のほんの一部です!
チェコには、他にも興味深い文化がたくさんあります。
この記事では、授業の様子やチェコの面白い慣習を紹介します。

チェコ語専攻の学生は何をしているの?授業や行事について

1・2年生のチェコ語の授業は週に5コマあり、会話と文法の授業を通してコツコツ学習していきます。
ネイティブの先生による会話の授業では、チェコの行事や祝日、
生活習慣などを取り上げることが多く、とても楽しいです。
さらに、留学生が授業に参加してくれることもあります。
一番楽しかった授業は、校内で行ったVano?ni party(クリスマスパーティー)です。
チェコ語専攻の学生と先生方で一緒に食べ物を食べたり、歌を歌ったりしました。
いつか、現地でもお祝いに参加したいものです!

v_2022060801.jpg


上の写真はVano?ni partyの様子です。

また、先生方と一緒に、チェコ関連の建築めぐりをしたこともあります。
チェコで生まれプラハ工科大学で学んだアントニン・レーモンドは、
東京に建築事務所を構え、東京女子大礼拝堂などを設計しました。
チェコと日本の意外なつながりを知ることができ、興味深かったです。

誕生日以外にもお祝いをしてもらえる!? チェコの慣習について

実は、チェコ人は1年に2回、その人のためのお祝いの日があります。
一つは誕生日、もう一つは「名前の日」です!チェコのカレンダーには、
日付や曜日のほかにToma?やMarketaといった人名が載っています。
名前が載っている日がその人の「名前の日」です。
それぞれの日に聖人の名前を付けて祝っていたことがこの習慣の由来です。

v_2022060802.jpg


上の写真は、チェコのカレンダーのコピーです。月ごとのページのほかに、名前の索引があります。

名前の日を持つために、チェコ人は、カレンダーに載っている名前を命名することが多いです。
また、男性名詞と女性名詞の区別もあるため、男の子用の名前と女の子用の名前も別々にあります。
名前ひとつに文化の影響が出ていて、とても興味深いですよね!

ちなみに、私の名前はチェコ風ではないので、名前の日がなくてさみしいです...(笑)。
ですが、チェコの有名な作家、カレルチャペック作の戯曲「R.U.R」を読んだとき、
名前の日を祝う場面を見つけました!
授業で学んだことを活かすことができて嬉しかったです。

この記事を読んで、少しでもチェコに興味を持ってくださったら嬉しいです!
オープンキャンパスのページにも、チェコの紹介動画がありますので、ぜひご覧ください。

それでは、Na shledanou!(さようなら)

英語スピーキング試験について

2022.05.25

こんにちは!国際日本学部国際日本学科一年生のちひろです。

受験生の皆さんは新生活で忙しかった四月もあっという間に過ぎ去り
そろそろ本格的に大学入試を意識し始める頃ではないでしょうか?

というわけで、今回は私が昨年度二月に受験した
東京外国語大学前期二次試験でのスピーキング試験の対策の紹介と
前期二次試験当日のレポをお届けしていきたいと思います。
少しでも参考にしていただければ嬉しいです!

<スピーキング試験対策>

〇勉強を始めた時期:共通テスト後
〇勉強時間:一日30分程度
〇使用した教材など:
東京外大ホームページのスピーキング試験についてのページ、
スマートフォンの録音機能

私はスピーキング試験の対策は共通テスト後から始めました。
スピーキング試験に関しては情報が少なく未知数だったので、
筆記試験と得意科目である日本史で点数を取ることを優先する、という戦略を立てました。
周囲に志望校が同じ友達や志望校に通う先輩などがいなかったので
自分のスピーキング対策が正解なのかとても不安だったのをよく覚えています。

私は一日30分程度、東京外国語大学ホームページの「英語スピーキング試験(BCT-S)徹底解説!」の
サンプル問題を解き自分の声をスマートフォンで録音する、というのを毎日繰り返していました。
問題形式に慣れること、前回と違う答えを考えることで
回答のバリエーションを増やすことの二点を意識していました。
あえて同じ問題を何度も繰り返し練習することで表現や回答の幅を増やせたと思います。

<二次試験当日>

入試科目はスピーキング試験、英語筆記試験、地理歴史の三つでスピーキング試験は一時間目でした。

試験会場の教室に入ると周囲の受験生は英単語帳や英検、TOEICなどの対策問題集を読んでいました。
私は外大ホームページのスピーキング試験に関する部分を印刷していたので時間までそれに目を通していました。
入試の開始時刻になると試験官の先生からタブレットとヘッドセットが配られました。
タブレットはiPadの半分程度の大きさでした。

慣れない試験形式で不安な点や疑問点もあるでしょうが
試験官の先生方は優しく話しかけやすい雰囲気でしたので気軽に質問すれば大丈夫だと思います。
試験はあらかじめ外大のホームページ上で示されていたスケジュール通りに進みました。
試験の説明や待ち時間も含めて1時間程度で終了しました

<まとめ>

スピーキング試験対策は不安なことも多いでしょうが
とにかく自分の言葉で自信を持って喋ることが重要だと思います。
自分の勉強法を信じて頑張ってください!

いまこの記事を読んでくださっている皆さんと
春にキャンパスでお会い出来るのを楽しみにしています!

v_2022052501.jpg

ゴールデンウィークに横浜に薔薇を見に行った時の写真です。
もうしばらく満開が楽しめますので受験勉強の息抜きにぜひ訪れてみてください!

スピーキングテストの乗り越え方

2022.05.11

こんにちは! 国際日本学部2年のなっぴです。

ゴールデンウィークも終わり、受験生の皆さんは勉強により一層真剣に取り組みはじめている頃でないかと思います。
そんな中、東京外国語大学独特の試験であるスピーキングテストに
少し不安を感じている受験生もいるのではないでしょうか?
今回は私が実践したスピーキングテストの対策についてお話ししたいと思います。
皆さんが抱えている不安を少しでも解決することができたら嬉しいです!

私がスピーキングテストの対策を本格的に始めたのは共通テストの受験後からでした。
私が行った対策は、

1、まずはテストについて知るために
外大のホームページでスピーキングテストについての投稿をチェック!

2.自分のGTECやTEAPのスピーキングテストのスコアから合格レベルまでの距離を感じとる。

3.スキマ時間にYou TubeでBRITISH COUNSILや
Oxford Online English が投稿している動画を見て、
自分ならどう話すかを想像して話す練習を1人でしてみる。

4.ALTや英語の先生に実際のテストのようにテストを作ってもらって、
言いたい事がきちんと伝わるかをチェックしてもらう。

私は3と4の練習を共通テスト後から毎日繰り返しするようにしました。
スピーキングテストに不安を感じる方は、対策を早めに行って行けば大丈夫だと思います。

受験当日の感想として覚えていることは、初めて使用する機械に音声を吹きこむことに少し緊張したことです。
また、周りの受験生が一斉に話し始めるため、自身のテストに集中するのが難しかったように思います。

英検やGTECなどのスピーキングテストを経験していれば、恐れることは何もありません!
自分のスピーキング力を信じて、試験当日に臨んでください。
スピーキングテストが不安だからといって外大を進学先の選択肢から外すのはもったいないと思います。
入試を乗り切って、外大で楽しいキャンパスライフを送りましょう!

v_2022051101.jpg

教養外国語って? どんな言語が学べるの?

2022.04.07

Hu Jambo!(こんにちは)国際社会学部2年アフリカ地域専攻のあすぴーです!
いよいよ4/7から春学期がスタートしますね。
私はキャンパスで友達に会えるのが待ち遠しいですが、また課題と闘う日々も戻ってくるのだと思うと、
春休みがずっと続いてほしいなぁと考えてしまったりしています...(笑)

さて、今回の記事のテーマは、新学期らしく「教養外国語」です!
教養外国語は、外大で開講される言語科目の1つで、
他の大学で言うところの第二外国語や第三外国語にあたるのではないでしょうか。
新入生の方々は、どの教養外国語を履修すればいいのか悩むこともあると思います。
(2年前、外大入学ほやほやの私もそうでした...。)
今回は、私がこれまでに履修した教養外国語の授業を振り返る形で、
ここが楽しかった!これが大変だった!ということをお伝えしていこうと思います。
受験生の皆さんも、入学後の生活をイメージしながら、読んでいただければ嬉しいです!

① フランス語

アフリカ地域専攻では、英語に加えてもう1つの専攻言語として、
教養外国語の履修が必須となっていたので、
私は1年生の春学期から2年生の秋学期までの2年間、フランス語を履修しました。
注)教養外国語の履修は、全員必須というわけではありません。
学部によって、また専攻言語や専攻地域によっても異なります。

始めたばかりの頃は、発音が難しかったり、男性名詞や女性名詞といった
英語にはない区別に慣れなかったり、大変だった記憶があります...。
それでも毎回の授業で習ったことをコツコツ復習するようにしていたら、
2年生の終わり頃には、辞書に助けられながらですがフランス語の新聞記事を読めるくらいまでになりました。
それになんと言っても、これまで呪文にしか思えなかった、
大好きなケーキやお菓子の名前が意味を伴って理解できた時の感動は凄まじかったです!(笑)

② スペイン語

スペイン語は2年生から履修し始めました。
なんとなくスペイン語の雰囲気が好きだったので(笑)、授業は毎回とても楽しかったです。
他の言語に比べると、発音ができるようになるまでに時間がかからないので、
外大の教養外国語の中でも人気がある言語だと思います。

ただ、文法は少し複雑で理解しづらい部分もあるので、
どの言語にも共通して言えることですが「コツコツ復習」が欠かせません。
実は、私は2年生の秋学期に復習をサボってしまった時期があり、
期末テスト前にとんでもなく大変な思いをしました... 。
特に2年生の時はフランス語と同時履修していたので、
似ている単語の活用が混ざってしまうこともしばしばあり、
新しい単語が出てくるたびに「もうやめてぇぇ!」と思っていました(笑)。
皆さんはそうならないように!
毎授業後にちょっとでも復習する時間を確保するようにしてくださいね!

③ 朝鮮語

朝鮮語も、スペイン語と同じく2年生から履修した言語です。
高校生の時からK-POPが好きで、韓国のアーティストの曲を聴いたり、韓国ドラマを見たりしていたので、
耳で覚えていた言葉がハングルで書けるようになると、とても嬉しかったです。
授業中に韓国語の曲を流してくださる先生もいて、
「今日はどんな曲が聴けるのかなぁ」という楽しみもありました。
日本でも、K-POPの人気はとても高まっていますし、
習ったことがすぐに生活の中で実践できる言語と言えるかもしれませんね。

私自身も、授業で勉強するようになってからは、韓国文学にも興味を持ち始めて、
朝鮮語に触れる方法の幅が広がったなぁと感じています。
また朝鮮語には日本語に似ている単語も多いので、個人的に、
新しい言葉に出会っても「なんか知ってる!」という感覚が味わえることが魅力の1つかなと思います(笑)。

以上が、これまで私が履修した教養外国語です!
この3つの言語以外にも、ドイツ語やイタリア語、ポルトガル語、中国語、アラビア語など、
他の大学では第二外国語として学習できない言語も開講されています。
専攻語や専攻地域にかかわらず、様々な言語に触れることができるのは、
外大ならではの魅力ではないでしょうか。

2022040701.jpg

こちらの写真は、私が2年生の時に使っていた単語まとめルーズリーフの1ページです。
専攻語の英語に加えて、フランス語、スペイン語、韓国語の授業があったので、
覚える単語を言語別に分けて1つにファイルすることで、
移動中にどの言語の言葉でも覚えられるようにしていました。
付箋を使って色のイメージで覚えることも、個人的には効果的だったと思うので、
よかったら参考にしてみてください!

それでは、新学期も頑張っていきましょう!
ここまで読んでくださりありがとうございました。

Kwaheri?(さようなら)!

PAGE TOP