2018年度 活動日誌

3月 活動日誌

2019年3月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

3月の上旬は雨が多く、肌寒い日が続いていました。下旬でも雨が降れば寒い日がありましたが、比較的暑い日が多かったように思います。

3月2日から3月9日までの1週間、東京外国語大学の学生が実習で淡江大学へと訪れました。私は直接実習のサポートをすることはありませんでしたが、お出迎えや歓送迎会でご一緒させていただきました。

さて、今月も多くの学生がGJOに来室してくれました。普段の活動のように、日本語の授業で分からなった部分の説明であったり、交流やチャットをしました。加えて、今月はいつも違う方面でもサポートを行いました。日本に就職したいという学生がGJOに来室してくれて、履歴書の添削を行いました。履歴書の添削は初めての経験でしたが、文法の訂正に加え、どうすればもう少しわかりやすく相手に伝えることができるかなどのアドバイスをしました。昨年、日本で就職がしたいということで就職活動をし、現在日本にいる淡江大学の卒業生と連絡を取り、来室してくれた学生に紹介もしました。就職活動が上手くいくようできる範囲内でサポートをしたいと思います。

今月は淡江大学で日本への交換留学を希望する学生を対象とした試験がありました。淡江大学では日本語学科で行われる試験と淡江大学の国際センターで行われる試験の二つがあります。日本語学科での試験は筆記試験と面接があり、国際センターでの試験は面接のみです。GJOにも面接練習をしたいという学生が訪れてくれました。二人の学生が来室してくれましたが、一人は日本語学科での試験でもう一人は国際センターでの試験でした。面接官側になるのは初めてで少々戸惑いましたが、適当な質問を考え、練習をしました。二人の学生はどちらも日本語が堪能であり、質問に対して素早く答えることができていました。

淡江大学の留学の時期は国際センターから行くものと日本語学科から行くもので異なっており、国際センターから行くものは3月からになります。GJOによく来室してくれる学生の中にも日本へ留学に行く学生が二人おり、今月が最後ということで記念に写真を撮りました。彼らは日本語が非常に堪能で、来室してくれた際には、様々な話題でチャットをしていました。留学先でも問題ないと思うので、このまま頑張ってほしいと思います。

今月はGJOの宣伝用のチラシを作り、日本語学科のホームページに載せていただきました。前学期のようにたくさんの学生に利用してもらえるように期待し、GJOの活動に励みたいと思います。

2月 活動日誌

2019年2月28日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

2月18日からGJOの活動を再開いたしまた。雨の降っている日が多く、比較的に寒い日が続いています。

2月は二週間ほどの活動となりましたが、その中でも来室者がありました。活動の多くは来室してくれる学生との交流及びチャットになります。内容としては、来室者が疑問に思っていること、最近の出来事など多岐にわたります。その中でも様々な質問がありました。ある学生からは日本の留学に関して質問を受けました。元々留学についてはあまり意識していなかったようですが、日本語学科の先生に相談したところ、夏休みまたは冬休みの短期の語学留学を薦められたということでした。そこで学生が持ってきた資料について補足や説明をしました。特に留学中にかかる費用がどれくらいになるか、宿泊先はホームステイか寮どちらが良いかについて目的に応じたメリットやデメリットを踏まえてアドバイスしました。また、同学生は日本語能力試験のN2を受けたいとのでした。今までに日本語能力試験は受けたことはないようで、ネット上にある練習問題を使用としてN2のレベルがどれくらいなのかを確認しました。

冬休みに日本に旅行した学生から旅行中に疑問に思ったことについて質問を受けました。まず、神社の参拝における作法や、おみくじについて質問を受けました。私も詳しい作法については曖昧だったのでYouTubeで動画を見ながら確認しました。学生は「ちょっと難しい」と言っていました。おみくじについては、持って帰るのがいいか神社で結ぶ方がいいかについて質問を受け、インターネットで確認しました。また、日本と台湾の神社の作法違い、神様などについても話しました。台湾にも菅原道真のように、災いが起こったために祀られた神様がいると聞いて驚きました。次に「日本人はなぜ外国人に対して英語で話しかけるのか」という質問を受けました。その学生はあまり英語が得意ではないようで、日本語で話しかけてくれた方が理解できるということでした。これに関しては私の主観も含まれていますが、日本人は外国人に対しては英語が通じるというイメージを持っているということで説明しました。日本語学習者からすれば日本に行ったからには日本語を使いたいと考えているようでした。

新学期となり、3月は宣伝を再開し、来室者が増えるよう努めたいと思います。

1月 活動日誌

2019年1月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

1月の上旬で12月に比べても暖かい日が続いており、すでに夏日を越えた日がありました。日本ではこれから更に寒くなってくると思いますが、台湾ではすでに冬が終わろうとしているような状況です。

1月12日に淡江大學で「2019年北區校際大專院校碩士班聯合發表大會」と呼ばれる修士課程の学生の発表大会がありました。これは2009年当時、大学院生が校外で発表する機会がほとんどなかったということで、現在の淡江大學日本語文学科の主任によって始められたものです。今年で11年目となり、最後の大会で、私はスタッフとして参加しました。公の場で発表するということで発表者の学生には緊張している様子が見受けられましたが、自分の研究を発表する良い機会であると感じました。

淡江大學では1月7日から期末テストがありました。テストの1週間ほど前から図書館、休憩スペースなど様々な場所でテスト勉強をしている学生を見かけます。GJOでも、日本語学科の学生から期末テストで使用する発表原稿の添削や、テスト範囲の文型について質問を受けました。発表原稿の添削については、日本語が非常に上手な学生だったので、ほとんど直すところはありませんでした。テスト範囲の文型については、日本人にとっても解釈が少し難しいと思われるもので、説明するのに苦労しました。外国人が勉強する日本語と日本人が日本で勉強する日本語は少々違う点があるので、感覚ではなく論理的な説明ができるようにしたいと思います。

来室した学生に高校生の携帯電話の使用について質問を受けました。台湾には日本の高校が修学旅行等で来ますが、携帯電話が使用禁止となっていて、その点に疑問を持ったようです。学校にもよると思いますが日本では携帯電話が基本的には使用禁止で修学旅行も一緒だということを話しました。台湾では修学旅行等でも携帯電話を普通に使用しているので、日本では厳しく制限されていることに驚いていました。

淡江大學は2月から新学期となりますが、引き続き宣伝にも力を入れ、日本語学習者の支援ができるよう努めたいと思います。また、留学に関しても度々質問を受けるので、情報を整理して提供できるようにしたいと思います。

12月 活動日誌

2018年12月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

12月に入り、台湾にも寒気が訪れ寒い日が続いています。しかし、12月であるにもかかわらず夏日を超える日もありました。平均気温は過去最高となったようで、平均で21度を超えているようです。前日との寒暖差が10度以上ある日もあり、服装が日によってだいぶ変わることがあります。また、台湾では旧暦の正月を重視しており、日本のような年末感覚はなく、日本人としては冬を感じづらい部分があります。

今月は「日本人と交流したい」「日本語での会話をしたい」ということで来室してくれた学生がいました。淡江大学には正規入学で留学している日本人学生が50人ほどおり、加えて交換留学で来ている日本人学生がいますが、淡江の学生によると淡江大学では日本人と交流できる機会が少ないということでした。淡江大学の日本語学科にも日本人は複数名いますが、日本語学科の夜間部には日本人はいないようで、夜間部の学生や理系の学生だと日本語を使って日本人と交流する機会が少ないようです。

今月も来室してくれた学生から、「日本語における一人称や二人称の使い分け」「日本の大学院に入学するための条件や資格」「捕鯨に関する問題」など様々な質問を受けました。一人称や二人称の使い分けについては、よく使われるのは何か、どれを使うのが礼儀正しいかという観点から説明をしました。大学院の入学資格については、インターネットを使い学生が検討している大学院の情報を調べました。日本の大学院に関する情報についてはあまり詳しくないので、今後調べた情報をまとめて学生たちと共有できればと考えています。捕鯨に関する問題については、反対意見と賛成意見との二つを示しどういう状況であるかを説明し、台湾ではどのように考えられているかなどを学生と比較しながら話しました。このような時事問題についても聞かれることがあるので、日本の情報をなるべく把握できるよう心掛けたいと思います。

GJOで台湾の学生と交流している際に日本に留学している学生とビデオ通話でやり取りをする機会がありました。どのように生活しているかやどのような授業に出ているかなど留学の状況を伺いました。また、ちょうど留学を控えている学生や留学を希望している学生が来室していたので、何が必要かといった注意点や携帯に関する事情について聞きました。日本留学の事情を聞いていると、あらかじめ予測できる問題以外の問題もあるようで、そういった部分を知ることができ他の学生ともシェアすることができました。

今月は簡単なクリスマスパーティーを行いました。日本人学生、台湾人学生合わせて9人集まり、お菓子などを食べながらチャットをしました。人が予定よりも多く集まり計画していたことができないということもありましたが、会話を楽しんでいたので交流の機会としてはよかったと思います。今後も交流の機会をうまく作れるようにしたいと思います。

写真1.ビデオ通話の様子
写真2.クリスマスパーティーの様子

11月 活動日誌

2018年11月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

日本では雪が降り始めたようですが、台湾も大変寒くなってきました。日本よりも気温は高いですが、11月の台湾は雨の多い時期でもあるので湿度が高く、日本の乾燥した寒さとは違い、体の芯から冷えるような感覚があります。また、淡水は風も強く、より一層寒さを感じさせます。

今月、淡江大学では中間テストがあり、テスト勉強やレポートなどで慌ただしくしている学生の様子が伺えました。テスト前ということもあってGJOでも、来室してくれた学生から日本語に関する質問が多くありました。漢字の読みについての質問があり、それに答えるとともにGJOにある日本語練習のプリントを利用し読みを教えました。日本人はそれとなく漢字の音読みと訓読みを使い分けていますが、日本語学習者にとっては判断が非常に難しいようでテストでも苦労するとのことでした。また、五十音の「か行、が行」「さ行、ざ行」「た行、だ行、ら行」はそれぞれ発音が似ており聞き取りづらく、これもまた苦労する点だということでした。他にも日本語の文法や表現について聞かれ、インターネットを利用しながら説明をしました。中には「中国語の“活動”は日本語だと“イベント”ですか?」という質問がありました。日本語の“イベント”は中国語では“活動”と訳されますが、台湾で“~活動”と表記されているものすべてが日本語で“~イベント”と訳すことができるわけではないので、そのニュアンスの違いなどを学生と話し合いながら確認しました。GJOの教材を借りていく学生もいました。日本の国語のような内容で、解いてきた問題のチェックもしました。

今後も日本語学習のサポートを続けていき、よりわかりやすく教えることができよう努力したいと思います。

今月来室してくれた学生たちと話をしていて、日本と台湾の車の免許の違いが特に印象的でした。日本の場合は免許更新があり、優良ドライバーであればゴールド免許になりますが、台湾の場合は免許更新というものがないようです。また、日本においては飲酒運転をしてしまったら、免許停止または取り消しとなってしまいますが、台湾の場合は罰金だけで免許停止などはないということでした。

今月は留学説明会が予定されていましたが、思うように人が集まらず説明会を開くことができませんでした。改めて来月説明会を行うことになったので、宣伝の方法を変えて尽力したいと思います。また、来月はクリスマスにちなんだ活動を予定しています。

10月 活動日誌

2018年10月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

台湾もだいぶ涼しくなってきました。日本人にとっては寒いというほどの気温ではなく、薄手の上着があれば丁度良いというような天気です。淡江大学のある淡水は、台湾の中でも寒い地域として知られています。そのためか、厚着をしている人が目立つようになりました。また、中にはマフラーを首に巻いている人を見かけるようにもなりました。日本と気温の差はありますが、季節の変わり目は一緒なんだなという感じがします。

9月末の宣伝をきっかけに、10月はGJOにたくさんの来室者がありました。日本語学科の先生も授業などで宣伝してくださったようで、「○○先生が紹介してくれました。」という学生がいました。また、GJOのことを知っている日本人学生や、来室してくれた淡江の学生の口コミなどでも広まっているようでした。10月は日本語学科以外の学生も多くみられ、外交、歴史、公共行政、情報管理、情報工学学科の所属で、日本語で話したい、または練習したいというような学生がいました。

10月は「日本語で会話をしたい」という日本語学科以外の学生が増えました。日本語の能力は中級程度で、難なく会話ができるレベルです。そういった学生とは主に、日本と台湾の違いについて話すことが多いです。中には日本の鉄道に詳しい学生もおり、度々日本の路線や駅が話題に上がります。また、学習意欲の高い学生も来室してくれました。「他動詞、自動詞」、「仮定表現の使い分け」について知りたいということで、一緒にいた淡江の学生のアドバイスを交えながら説明しました。それから、最近日本語の勉強を始めたという学生が来室してくれました。話を伺ったところ、来年日本語学科への転科を考えているようで、現在独学で日本語を勉強しているとのことでした。GJOには会話の練習がしたく、訪れてくれたようです。私は「日本語会話」について教学の経験がほとんどなかったので、どのように学習するかを淡江の学生のアドバイスを交えながら確認しました。今後はGJOにある教材などを活用しながら、使用する語彙に留意し、会話能力が向上するようサポートしたいと思います。

10月は、初めて来室した学生が多く、また、淡江の学生同士でも互いに顔を合わせるのが初めてで、少々緊張している様子が見受けられました。そこで、以前台湾オフィスを担当していた先輩が作った「くじ引きチャット」を用いて、くじを引いてもらい、そこにあるテーマについて話してもらうことにしました。今回のテーマは「小学校の遠足」と「中学校、高校の修学旅行」でした。チャット活動は盛り上がり、緊張もほぐれ、初めて会った学生同士も打ち解けているようでした。

9月 活動日誌

2018年9月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

夏休みをいただき、8月末に台湾に戻ってきました。今年は日本の猛暑の印象が強く、台湾に戻ってきてそれほど熱く感じませんでした。しかし、9月でも夏の様相が続き、日本とは違った多少じめっとした暑さがありました。10月に入れば、台湾も徐々に気温が下がっていくので体調管理には気を付けたいところです。

台湾は9月入学であり、台湾オフィスのある淡江大学でも9月10日から学校が始まりました。新年度及び新学期が始まり、学校の中は活気にあふれていました。新年度が始まって、新入生が少々戸惑い気味で教室を探す様子や、活発に部活の勧誘している学生の様子は日本も台湾も変わらないのだなと感じました。

9月からGJOを再開し、新学期に入ったので開室時間の調整をしました。また、それに併せて宣伝用のポスターを作成し、日本学科にお願いして日本語学科のホームページに掲載させていただきました。すると早速、「ホームページを見て来ました」という学生がいました。話を聞くと情報管理学科の学生で、日本語は独学で勉強したが普段日本語を使う機会がなく練習したいとのことでした。日本語学科の学生はもちろんですが、日本語学科以外にも日本語に興味があり、学習または練習したいという学生がいることを知ることができたので、そういった学生へのサポートにも力を入れたいと思います。

GJOを訪れてくれた学生と日本と台湾の就職活動の違いについて話す機会がありました。日本では大体大学3年生の後半から就職活動を始め、翌年の春から夏にかけて忙しくなり、スーツを着て登校する学生を見かるようになりますが、台湾では基本的には大学を卒業した後に就職活動を始める学生がほとんどのようです。就職活動で悩んでいる学生をほとんど見かけることがありません。また、台湾では兵役があるため大学卒業後に兵役につき、その期間に就職について考える人も少なくないようで、日本との違いを感じました。

新学期が始まったばかりで忙しい様子だったので、9月は特に大きな活動を行いませんでした。10月にはチャット活動等の活動が行えるように呼びかけをしたいと思います。また、留学説明会を予定しているとのことなので、そちらの呼びかけにも力を入れたいと思います。

6月 活動日誌

2018年6月30日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

6月になり、日に日に暑くなってきました。梅雨に入っているようですが、雨の降る日は少なく、日差しの強い日が続いています。気温としては日本の夏と変わりはないですが、日本よりも湿度が高いため、蒸し暑いという感覚が強いです。また、台湾では建物内の冷房が寒いと感じるほどに強くなるため温度差で体を壊さないように気をつけたいところです。

6月は台湾の卒業シーズンです。6月16日に淡江大学でも卒業式が行われました。台湾の卒業式は日本の卒業式と雰囲気が全く違い、日本は厳かな雰囲気があるのに対し、台湾の卒業式は文化祭のように非常に賑やかで、盛り上がっています。学校の敷地内に花などが売っている出店も出ていました。

今月は予定した七夕のイベントを行うことができました。知り合いの先生が宣伝をしてくださり、15名ほどの学生が来てくれました。中には初めてGJOを訪れる学生もいました。また、淡江大学の中国語センターに語学留学で来ている日本人学生、淡江大学の生徒ではないですが日本から交換留学で来ている高校生、ワーキングホリデーを利用して来ている日本人を招待しました。短冊に各々目標や、願い事を書いて貼りました。台湾には日本の七夕のような風習はなく、旧暦の5月5日に端午節というものがあり、粽を食べたり、ドラゴンボートレースなどの催しがあり、そちらを重視しているようです。台湾と日本の風習の違いに始まり、日本と台湾の食の違いなどで話が盛り上がりました。台湾の学生にとっても、日本人にとっても良い交流の機会を作ることができたと思います。また、台湾学生の中には初めて知り合う学生もいたようで、留学に行く学生同士で情報交換なども行っており、そういった点でも良い機会を作ることができたと思います。

現在、GJOを訪れる学生はほとんどが学部の2年生で、3年生になると日本に留学行く学生です。そのため日本での生活に関してよく質問を受けます。特に、食生活と携帯に関して心配なようです。台湾は基本的に外食文化であるため、家でご飯を作るということが少ないようです。そのため留学する学生にとって自炊が心配なようです。また、携帯に関しては契約期間や通信量などが心配なようで、インターネットで調べながら学生たちと話し合いました。

卒業式の学校の様子①

卒業式の学校の様子②

七夕イベントの交流の様子①

七夕イベントの交流の様子②

七夕の飾り

5月 活動日誌

2018年5月31日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

5月になり、やはり気温もだいぶ高くなりました。5月末頃の天気予報で最高気温が38度近くになっていたのを見かけました。また、台湾は大体5月下旬頃から梅雨入りをするらしく中旬頃から湿気を強く感じる日が増えてきましたが、5月に入ってほとんど雨の降った日がなかったので今年は例年に比べても梅雨入りが遅いようです。しかし、天気予報では台風の情報も早々に見られ、日本との違いを感じます。

5月26日、27日に第7回村上春樹国際シンポジウムが開かれ、淡江大学が会場となりました。私もスタッフとして参加させていただきました。村上春樹に関する論文の発表などがなされ、私は村上春樹の作品を読んだことがなかったのですが興味がわきました。

GJOにはよく私のクラスメイトが来てくれて、台湾と日本の違いについて話します。その中で衝撃だったのは台湾では蚕の幼虫を育てる授業があるということです。感覚としては日本で小学生の時に経験するアサガオの観察に近いようです。その蚕の幼虫は文房具店で販売しており、自分で購入して育て、観察するとのことで衝撃を受けました。また、日本語のオノマトペの話をしていた際に学校の中ではどのような音が聞こえてくるかという話題になりました。チャイムやチョークで黒板に字を書く音などは共通でしてが、お辞儀の和音(学校の集会で礼をする際にピアノで弾く和音)はどうやら日本独特なもののようで、クラスメイトも「日本にそのようなものがあるのを初めて知った。」と話していました。

5月の活動として自己紹介を企画していましたが、よく訪れてくれている学生たちは部活の大会等があり忙しいとのことで予定していたように活動を行うことができませんでした。それでも来てくれた学生に対しては、簡単に私の出身地の紹介と東京の季節ごとのイベントについて紹介しました。今回東京のイベントについて調べていて私も初めて知りましたが、東京ラーメンショーについては学生たちも興味津々でした。

来月の活動としては日本の七夕に関連したイベントを企画しており、その準備として学生たちと折り紙で飾りを作りました。

写真①GJOによく来てくれる学部の学生
②七夕の飾り作りの様子

4月 活動日誌

2018年5月1日
台湾オフィスコーディネーター 斎藤 郁哉

4月より担当を引き継ぎました淡江大学日本語文学科修士課程1年の斎藤郁哉と申します。どうぞよろしくお願い致します。

淡江大学のある淡水では4月に入り、上旬はだいぶ天気の不安定な日が続いていました。雨が降れば肌寒い日があり、晴れていれば夏のように暑い日があります。この時期の台湾は春の日があったり夏の日があったりと、体調管理と服装に非常に気を使います。

4月の淡江大学の行事としてはまず3月31日から4月8日の9日間が春休みでした。この期間学生は帰省したり、旅行に行ったり、アルバイトに励んだりと過ごし方は様々です。そして4月末から5月初めにかけて中間テストが行われます。そのため今月はGJOをよく利用している学生とは交流する機会が少なく、大きな活動を企画し行うことができませんでした。交流する機会はあまり多くはありませんでしたが、日本留学について話しをする機会がありました。淡江大学では3月の半ばに日本語学科の2年生を対象に日本留学試験が行われ、台湾オフィスを訪れてくれる学生たちの中には早々に留学先が決まった学生がいました。留学先が決まった学生に日本での注意点や観光地等を聞かれ、台湾オフィスにある日本のガイドブックやインターネットを使って学生たちと一緒に地理や注意点などを確認しました。その中で話題に上がったのは東京の電車の路線でした。東京の路線は台湾のMRTよりも複雑であり、「留学先の大学にはどの駅が近いか」や「観光地まではどの路線を使うのが良いか」などを話しました。また、留学に関して「日本でアルバイトをするならどこが良いのか」なども聞かれ、自分の経験に基づいて色々と話をしました。非常に興味を持って聞いてくれており、日本留学を楽しみにしているのを強く感じました。

5月の予定としては自己紹介を考えています。よく訪れてくれる学生たちに対してまだきちんとした形で自己紹介が済んでいないので自己紹介を含め自分の故郷なども紹介し、より一層現在来てくれている学生との交流を深めていけたらと思います。

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