TUFS Cinemaモンゴル映画『草原に抱かれて』上映
2026.09.17
2026年9月12日(土)、東京外国語大学プロメテウス・ホールにおいて、TUFS Cinema モンゴル映画『草原に抱かれて』の上映会を開催しました。
本上映会では、中国内モンゴル自治区北部のフルンボイルを舞台に、若いミュージシャンのアルスが、アルツハイマーを患う母とともに母の若き日の思い出の場所を探して旅するロードムービー、『草原に抱かれて』を上映しました。母と子の絆と、やがてその絆が断ち切られる切なさが、美しい草原の姿とともに描かれた作品です。
本編上映後、本学アジア・アフリカ言語文化研究所の山越康裕教授より、映画の解説に加え、舞台となったフルンボイルの様子や、内モンゴル自治区におけるモンゴル人の位置づけ、社会状況について、モンゴル国の様子と比較しながら解説がなされました。さらにフルンボイル出身で本学大学院総合国際学研究科博士前期課程在学中のセレンドウリマさんと、モリンホール(馬頭琴)奏者のナレントヤさんによるミニコンサートがおこなわれました。上映会を通じてモンゴル文化・モンゴル音楽への理解が深まる、TUFS Cinemaらしい内容となりました。
当日はプロメテウス・ホール500席の会場がほぼ満席となり、たいへん盛況な会となりました。
参加者のみなさまから寄せられたご感想
当日のアンケートでは、ご来場いただいた多くの方々から温かいご感想やメッセージが寄せられました。その一部をご紹介します。
- 「文化を知れば心をつなぐことができる。心を開いて知る、とてもいいきっかけになる映画でした。」
- 「(上映後の解説では)モンゴルに関する基礎知識や実際のフィールドワーク時の現地の説明をしていただき、興味が深まりました。ますますモンゴルについて知りたいというきっかけになりました。」
- 「内モンゴル出身の2人のコンサートまで聴けるなんて大変有難く思いました。馬頭琴の音色・歌声も素晴らしく貴重な体験となりました。」
関連ポッドキャストのご案内
モンゴルの世界についてさらに深く知りたい方は、本学公式ポッドキャスト『ママタルトの地球ディッシュカバリー ~東京外大の先生と一緒~』をぜひお聴きください。
本番組は、お笑いコンビ・ママタルトのお二人がパーソナリティを務め、本学の教員をゲストに迎えて世界の食文化や料理店をきっかけに地域の言語や社会をひもといています。第10回「モンゴル編」では今回解説を務めた山越教授がゲスト出演し、映画の舞台でもあるフルンボイルに暮らす「ブリヤート」の人々の暮らしや言葉の魅力、長年の現地調査のエピソードについて楽しく分かりやすく語っています。上映会とあわせて、ぜひ音声でもモンゴルの深層に触れてみてください。
参照: