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言語教育学(演習) 2013年度 4 単位

コーパスを用いた言語教材作成演習 通年 木 3


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授業の目標

  • コーパスの定義,種類,検索ソフト,検索技法に関して基礎的理解を深める。
  • 外国語教育におけるコーパス利用に関して
    • コーパス利用によって得られる新しい知見とは何か?
    • それを基にした外国語教材研究はどのような成果を上げているか?
    • さらに新たな教材開発の可能性は?
  • こうした問いに対するディスカッションをしながら,各自がコーパスに触れ,データ処理をしながら,言語教材の研究と開発の基礎的なプロセスを習得し,最終成果物として実際の教材制作を行う。

授業の概要

  • 前期はコーパス言語学の基礎概念をテキストを購読しながら学ぶと同時に,コーパス処理の基礎を覚える。後期は具体的なプロジェクトを設定し,教材のプロトタイプを開発する。
  • テキスト
  • 購入する:
    • Mcenery, T., Xiao, R., & Tono, Y. (2006) Corpus-Based Language Studies. (Routledge)

最初の2章だけ,入手できるまで下記のPDFを利用してください:

  • 参考にする
  • 斉藤俊雄他編(2005)『英語コーパス言語学:基礎と実践』(研究社)
  • 石川慎一郎(2012)『ベーシックコーパス言語学』(ひつじ書房)

授業の計画

後期テキストのレポート&リサーチトピック

10/2後期のスケジューリング
10/9CBLS C1 & C2担当:高橋・石川
10/17C3 & C4担当:小澤・赤塚
10/24C5 & C6担当:新川・郭
10/30Research Proposal (1)半分(一人10分)
11/6Research Proposal (2)残り半分
11/13データ処理の実際(1)
11/27データ処理の実際(2)
12/5データ処理の実際(3)
12/12英国出張のため休講
12/19NZ 学会出張のため休講

前期テキストのレポート

4/25Chapter 1浄泉和博PDFSketch Engine の紹介
5/ 9休講Sketch Engine を各自でいじっておく
5/16Chapter 2佐藤健PDFSketch Engine の簡単操作
Sketch Engine 検索のお題その1?
5/23Chapter 3宮崎光PDFPOS tagging (Go Tagger)
6/6Chapter A5永田岳PDFAnt Conc の基礎
6/13Chapter A7 前半岸本枝里香PDF
6/13Chapter A7後半杉原慶美PDFAnt Conc の基礎(2)
6/20Chapter A10.2-3新川PDF
6/20Chapter A10.4-5,7PDF正規表現の基礎
6/27Chapter A10.6箭内
6/27Chapter A10.8二瓶
6/27Chapter A10.9-10北出
7/11Chapter A10.11-12青木
7/11Chapter A10.13-14安宅

7月の課題関連の情報

検索のための正規表現の基礎

中学英文法のパターン抽出のための正規表現集

  • 担当文法事項をレッスンごとに全員に割り振り、その文法事項を取り出すための正規表現を品詞タグ付けデータに関してかけられるように、検索式を自分で書いて準備する
  • その検索式を別のパートナーに渡し,チェックしてもらう
  • すべての検索式を7月いっぱいに完成させて,提出する。
  • 検索式の集約および調整は、宮崎・冨士・高橋の3名にお願いする。

Mark-up

  • 5/22の課題
    • 以下のサンプル XML書式をテキスト・エディタにコピペして,<head>に自分の情報を入力,<body>に「私の英語学習履歴」に関して英語で書きなさい。長さは自由。
    • 打ち終わったら,CL2013-学生番号.txtでファイル名を作成
    • TAに来週の授業までに送付すること
  • Sample XML text
<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS"?>
<html>
<head>
 <meta name="major" content=""/>
 <meta name="sex" content=""/>
 <meta name="student ID" content=""/>
 <meta name="year" content=""/>
 <meta name="class" content=""/>
 <meta name="name" content=""/>
</head>
<body>
<s></s>
<s></s>
<s></s>
</body>
</html>

Mark-up 済みデータの検索(学習者データ&AntConc?

コーパスの種類(レポート)

  • Written
    • Brown
    • LOB
  • Spoken
    • London Lund Corpus
    • CANCODE
    • Santa Barbara Corpus of American English (SBCAE)
  • Written/Spoken
    • British National Corpus (BNC)
    • American National Corpus (ANC)
    • Corpus of Contemporary American English (COCA)
    • International Corpus of English (ICE)
  • Monitor
    • Bank of English
  • Learner
    • ICLE
    • Longman Learner Corpus
    • Cambridge Learner Corpus
    • JEFLL
    • NICT JLE Corpus

後期:

  • 各自で具体的なプロジェクトを考案。コーパスからデータ抽出した結果を基にして,外国語教育の教材や分析結果を成果物として提出。かつ,その中間報告をメンバー間で何度か発表しあい,感想やディスカッションをもとに,最後に完成版を提出する。

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Last-modified: 2013-10-10 (木) 15:52:03 (3852d)