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5127 言語教育学(演習) 4 単位

コーパスを用いた言語教材作成演習 通年 木 3

  • 投野 由紀夫
  • 教室:509 → 人数によって研究室に変更

授業の目標

  • 外国語教育におけるコーパス利用は世界中で活発に研究され始めている。コーパス利用によって得られる新しい知見とは何か?それを基にした外国語教材研究はどのような成果を上げているか?さらに新たな教材開発の可能性は?
  • こうした問いに対するディスカッションをしながら,各自がコーパスに触れ,データ処理をしながら,言語教材の研究と開発の基礎的なプロセスを習得する。

授業の概要

  • 前期はコーパス言語学の基礎概念をテキストを購読しながら学ぶと同時に,コーパス処理の基礎を覚える。後期は具体的なプロジェクトを設定し,教材のプロトタイプを開発する。

授業の計画

後期:

  • 各自で具体的なプロジェクトを考案。コーパスからデータ抽出した結果を基にして,外国語教育の教材や分析結果を成果物として提出。かつ,その中間報告をメンバー間で何度か発表しあい,感想やディスカッションをもとに,最後に完成版を提出する。

プロジェクト関連のリンク

以下のサイトはプロジェクトに有用と思われるサイトです。使用方法は追って教えます:

  • 教科書コーパス
    • 投野研の教科書コーパスは非公開なので投野まで
  • Song Corpus
    • Sketch Engine に実装する予定
  • Moodle
    • 利用できる環境を調べます。ダメなら私のサーバーで稼働

前期:テキストを中心に以下のような内容をカバーする

1)コーパスの定義と作成法 
2)語彙学習におけるコーパス情報の意義  
3)チャンク・コロケーションとは 
4)イディオム表現 
5)文法と語彙 
6)会話と談話 
7)ESP コーパス 
8)教室内談話コーパス 
9)コーパス検索の基礎技法(コンコーダンス,語彙表作成・分析,コロケーション,文法プロファイリング,n-gram 分析) 

成績の評価

  • 出席20%,発表・レポート30%,最終成果物としての教材提出50%
  • 受講上の注意
    • テキストは英語なので最低限の英語力が必要である。
    • プログラミングの知識は不要だが,コンピューターを多用するので馴れが必要。
    • 時間外の作業が多少なりともあるので,準備をきちんとすること。
    • 対象となる外国語は問わないが,モデルは英語で提示する。

テキスト・教材

  • O'Keeffe,A., McCarthy?,M. & Carter,R. (2007) From Corpus to Classroom. Cambridge University Press.
    • 各自で注文のこと

具体的なスケジュール

後期

  • 10/6
    • Chap 5の残り (金高)
  • 10/13
    • 6.1〜6.5 (浅野)
    • 6.6〜6.8 (合田)
  • 10/20
    • 11.1〜11.3 (山崎)
    • 11.4〜11.5 (金高)
  • 10/27
    • 11.6〜11.7 (米山)

前期

  • 4/21
    • Chap 1
    • Tool の基礎:antconc による実習(1)コンコーダンサーの機能をざっと見せます
  • 4/28
    • Chap 2
    • Tool の基礎2:antconc による実習(2)
  • 5/12
  • 5/19
  • 5/26
  • 6/2
  • 6/9
  • 6/16
  • 6/23
  • 6/30
  • 7/7
  • 7/14

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Last-modified: 2011-12-01 (木) 22:20:55 (4761d)