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英語教育学概論B (2015年度) †
- 講義題目:言語コーパスの教育利用
- 火曜三限
- 教室:206(326から変更)
目的 †
- コーパスを言語教育に活用するためのベーシックな知識と実際の活用スキルを身につける
授業概要 †
- コーパスを使うと授業のどういう点が変わるのか?この講義ではコーパスの活用と言語教育の接点に関して考えてみる。
使用テキスト †
- 赤野一郎・堀正弘・投野由紀夫(編著)(2014) 『英語教師のためのコーパス活用ガイド』(大修館書店)※授業でまとめて購入します
授業の進め方 †
- 授業は使用テキストの内容にほぼ沿って行われ,重要なセクションは担当を決めて内容を30分程度にまとめてレポートしてもらい,質疑応答,必要に応じて投野が補足説明をする
- 実習部分に関してはレポーターが中心にソフトを一緒に操作してみる
- アクティブラーニング部分は自分で期日までにタスクをこなして提出する
- 昨年度作成した COCA, JEFLL のマニュアルが利用可能
- 今年度は AntConc?, AntWordProfiler? のマニュアル作成もやってみたい
スケジュール †
講義 | 内容 | 担当など | PDF | 第1回 | ガイダンス & コーパス活用のための基礎知識 | 投野(講義) | | 第2回 | ネィティブの英語の使い方を調べる:汎用コーパス概説 ※以降のレポーターを決める | 第3章レポーター(及川ほのか) | PDF | 第3回 | 汎用コーパス・ツールの使用感レポート&アメリカ英語の汎用コーパス COCA の使用法 | 第4章レポーター(大熊桃子) | PDF | 第4回 | アクティブ・ラーニング(1):COCA を使った英語授業用の例文作成 | 課題提出 | | 第5回 | イギリス英語の汎用コーパス BNC の使用法 | 第6章レポーター(森千紗) | PDF | 第6回 | 学習者コーパスとは何か? | 投野(講義)第7章 | PDF | 第7回 | 日本人英語学習者1万人の英作文コーパス JEFLL Corpus の使用法 | 第8章レポーター(尾崎ちひろ) | PDF | 第8回 | 学習者コーパスの応用例:チャンク指導タスクを作る | 課題提出(第9章参照) | | 第9回 | 学習者コーパスを用いた第二言語習得の事例研究 | 第10章レポーター(山崎加奈) | PDF | 第10回 | 自分でコーパスを作ってみる | 第11章レポーター(佐藤一樹) | PDF | 第11回 | アクティブ・ラーニング(2):自作コーパスの作成とデモ | 課題提出 | | 第12回 | AntConc? による自作コーパスの分析 | 第12章レポーター(原田いずみ) | PDF | 第13回 | AntWordProfiler? による教材作成 | 第13章レポーター(池田安奈) | PDF | 第14回 | Sketch Engine を利用した大規模 web コーパスの検索 | 投野(実習) | | 第15回 | Google n-gram, Google books などを用いた検索 | 第14章レポーター(所博男) | PDF |
練習用データ †
講義で紹介する有用なリンク †
第3章 †
- British National Corpus(1億語の代表的イギリス英語均衡コーパス)
- WordBanksOnline? (COBUILD の編纂に用いられたデータ)
- COCA(現在最大級の米語コーパス)第4章で詳しく扱う
タスク †
アクティブラーニング †
- 以下の課題を7月10日(金)までに提出してください。
- 自分で調べてみたいテキストを集めて自作コーパスを作成する
- タグなしのプレーンバージョンと品詞タグ付きバージョンと2つ作成する
- 自分が調べてみたいと思ったポイントに関して考察する
- さらに自作コーパスの基本データを出してみる:
- 単語の頻度リストを作る
- すべての動詞のコンコーダンス・ラインを ABC 順にしたもの
- そのテキストの特徴語(Keyword)の抽出 *Keyword の参照コーパスは Brown Corpus
- テキスト・データ
- 分析した iv の保存データ
- iii に関する短いレポート(A4 1、2枚でいい)
- このレポートに収集したテキストの内容も記述してください
- を電子データで TAの川本さんまで提出してください。
第9章(5/19の宿題) †
- 第9章を読み、自分が指導上重要だと思う英語のチャンクをひとつ決める(ただしできるだけ中高レベルで扱うものに限定しよう)
- COCA を使ってどのようなチャンクをネイティブが使うか観察
- JEFLL を使ってどのようなチャンクを使うか・使えないか、観察
- それをもとにしたチャンク学習の簡単な teaching plan を書いてみよう
第4章(4/21) †
- タスク1:Active Learning
- COCA を使って,英語授業用の例文を作ってみよう
- 教科書に載っていないもの
- 検索のパターンが簡単なもの&少しこったもの,の両方をトライしてみること
- タスク2:Sketch Engine の基礎的な使い方を学ぼう
- Brown Corpus, BNC, enTenTen? など超大規模コーパスを使うなら Sketch Engine がもっとも便利。このツールの使いこなしを毎回少しずつ身につけていく。
- 今回は Brown Corpus をもとに基礎的な検索方法を紹介していく。
第3章(4/14) †
- タスク1:COCA以外のツールの内容紹介:
- 第4章では COCA の使い方を学ぶが,それ以外のツール(*のついているもの)の簡単な紹介を担当を決めて次回までにやってこよう。
- 自分で5分程度のツール紹介を行おう。
- そのために分担をされたツールを使ってみる時間を本日持ってみます(自習)。
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